saecotta's blog

折々の感動、思いをスケッチと作文で

トンボとガマとアオスジアゲハ

2010年06月27日 15時29分02秒 | スケッチ

スケッチは、お隣のwakaさんから頂いた東北旅行のお土産、山形のさくらんぼ。
大急ぎで描いて、そのあと、おいしく食べました。

一昨夜から降り続いていた雨が上がって薄日が射してきました。
庭に出てみると、今年初めてのトンボが生まれて、垂直の枝に摑まって羽を乾かしていました。
透き通った羽がキラキラ光っています。
シオカラトンボの雌、ムギワラトンボでしょうか。
今年は何匹ヤゴが居るのかなぁ。親トンボの姿を見かけなかったけれど、いつ卵を産んだのでしょう?
シオカラトンボのヤゴが羽化するまでの期間、ご存知でしたら教えてください。

あらまぁ、出しっ放しにしてあったガラス瓶の中にガマさんが入り込み、困っている様子。
瓶を横向きにしたら、悠然と歩いて草むらの中に入って行きました。
たぶん、一昨年生まれた子だと思うけど・・・草むらの中に何匹いるのかなぁ。
たまに出会うのは嬉しいけど、あまり沢山居たらちょっとコワイかも。

昨日、羽化したアオスジアゲハ。風雨が激しかったので1日雨宿り。網戸に摑まって外を眺めていました。
雨が止んだので窓を開けると、一直線に空に向かって飛んでいきました。そのスピードの速いことったら!!

虫取り網を抱えて走りまわっていた子供の頃、アオスジアゲハは素早くて捕まえることが出来ず、憧れの蝶でした。

無心に楠の葉っぱを食んで日ごとにふっくらしていく幼虫も可愛いし、楠の葉そっくりの擬態の蛹も美しい。
緑色の蛹から、黒地に青いライン、夜会服のようにおしゃれな蝶が現れるメタモルフォーゼの感動。

当分、アオスジアゲハ・ホリックが続きそうです。   (写真は上欄タイトルをクリックしてください)

My FavoriteThings

2010年06月17日 00時37分51秒 | スケッチ


絵は、名古屋市内を流れる堀川の納屋橋河畔のセンダンの花、昨年スケッチしたものです。
今年は6月始め、もう花の時期は過ぎたかしら?と訪れたところ、薄紫色の名残の花が堀川の川風に揺れていました。
花の写真は上欄 My Favorite Things に。 クリックして頂ければ幸いです。

いつの季節も、Nice to meet you と Nice to see you !!


今年1月 「stage あうん」さんで内モンゴルのミュージシャン、デリヘイさんに出会って以来、彼、彼の音楽の虜になっています。
うちでのホームコンサート、下北沢の水城雄さんとの初コラボ、再び「あうん」さんでのライヴ、そしてメーテレさんの野外コンサート、まさに追っかけを実行中。

デリヘイさんの卓越した伝統音楽の技法と現代感覚に、水城さんの感性がマッチして、さらなる大きな感動の世界を創成。
水城さん作詞作曲の「祈る人」、デリヘイさん作詞作曲の「ボーエ」に思わず涙が滲みました。

この出会いの仕掛け人、素敵な女性 Iri さんと知り合えたことに感謝。

さて、
もう一つ夢中になっていることは、例年のことながらアオスジアゲハの飼育。

なんと!庭の実生のクスノキの若木にアオスジアゲハのお母さんが10数粒、卵を産み付けていったのです!! 
彼女、去年巣立ったふるさとに戻って産卵してくれたのかしらん?

小粒の真珠のように美しい卵。 小鳥に食べられないように、孵化してから寄生蜂に刺されないように、部屋の中に移して飼育中。
毎日、クスノキの葉っぱを無心に食べ、糞の粒が日ごとに大きくなっていくのを見て、心を和ませています。

ただいま3匹、翡翠のように美しい蛹になりました。 

アオちゃんレポート(1) UPしました。上覧のタイトルをクリックして見て下さると嬉しいです。

ユリノキニチューリップノ花咲ク

2010年06月03日 00時42分21秒 | スケッチ

5月下旬、地下鉄「市役所駅」7番出口から名古屋城内堀に沿って能楽堂まで、ユリノキの並木に花が咲く。

ユリノキの名の由来、学名Liriodendron tulipfera、英名Turip tree は花の形から。
和名ハンテンボクは、葉っぱの形が和服の袢纏に似ているということらしいが、いまどき袢纏を知っている人は少ないかも。
葉っぱの形なら、Tシャツの木といったほうがぴったりの気がする。

花はチューリップのような形で薄黄緑色、花びらの下のほうは鮮やかなオレンジ色。
かなり個性的な美しさの花が無数に咲いているのだが、意外に気づかれていないようだ。

15メートル以上、4階建てのビルほどの高さの樹だから、意識的に上を見上げなければ目に入らないし、見上げても生い茂る葉に隠れてなかなか見えない。

私のおすすめビューポイントは、伏見通りKKRホテル前から能楽堂方向に渡る歩道橋の上、
ここからなら、樹の下のほうの枝に咲いている花を間近に見ることができる。(本当は秘密にしておきたい所)
スケッチをしている間、下校途中の高校生が数人通り過ぎたが、人通りはまばら。


ユリノキの花が終わり、クスノキの花も散ると、いよいよアオスジアゲハの季節。
小鳥の落し物から芽生えたクスノキの若木に、アオスジアゲハのお母さんが産み付けていった卵から黒い幼虫が孵り、ただいま翡翠色に変身中。12~3匹は居る模様。
鳥や寄生蜂にやられぬよう、これからは室内に移して飼育、蛹から蝶になったら空に放すまで、アオちゃんとの暮らしが楽しみ。