saecotta's blog

折々の感動、思いをスケッチと作文で

処暑の朝

2012年08月23日 09時29分45秒 | インポート
今日は二十四節気の処暑。暑さが止み新涼が近い日といわれています。
朝から温度計は28度を指し、名古屋の最高温度は34度との予報。
まだまだ猛暑は続きそう。でも、このごろ雲の姿が秋めいてきた気がします。

庭の茂みでは朝から鈴虫の声。
毎年鈴虫を飼っているお隣の方が、100匹ほど庭に放って下さったのです。
鈴虫のために雑草抜きを控えています (これは口実 ^^ )

スケッチは、長男家族と北海道旅行に行った時、訪れた北海道大学構内のエルム(楡・ハルニレ)の林。
子どもたち(高1・中2)の目的は、「動物のお医者さん」 佐々木倫子著の舞台とおぼしき北大獣医学科と動物病院を訪れること。
正門から、楡の大木の林の中の道を歩いて、文化遺産の旧札幌農学校校舎を通り抜け、構内端の学部周辺に行きました。夏休み中のためひっそりしていましたが、物語の場面を思い浮かべてきました。

北大博物館では「藻類が未来を作る」と言うテーマの展示が催されていました。
二階まで届く長い昆布、わかめ、青さなどおなじみの海藻や、石油を作り出す海藻などいろいろ。
化石から復元された恐竜やマンモスの標本、金鉱石・岩石の標本など見ごたえたっぷりの博物館で、ゆっくり夕方まで過ごしました。


17日、ピースあいち開館5周年企画 「丸木位里・俊 原爆の図展」 を見てきました。

間近で見る180×720cmの画面からは、故なくして命を奪われた人々の悲しみが伝わってきます。

館内で上映されていたNHKアーカイブ 「あの人に会いたい・丸木俊」 のなかで 「どんな残酷な、残忍な情景であっても、やられる側の人の姿は美しく描きたい」という俊さんの言葉が印象的でした。
このNHK映像ファイル、ぜひ再放映してほしいです。

23日の中日新聞には原発依存度をめぐる専門家会合の様子が載っています。
原発依存度をめぐり公募したパブリックコメントでは原発ゼロが89.6%、意見聴取会アンケートでは35%。
この意見をどう評価するかについて、早大田中教授は「意見公募は強い意見を持つ人が出すので比率が偏る」、上智大小畑教授は「意見公募は誰でも意見を出せる国民参加が保障されている」との見解。

私もパブリックコメント公募を知り、原発ゼロの意見を送りました。

未来の世代の安全を考えて出した人の意見が多いから比率が偏るというのは、いいことではありませんか。