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明日は二十四節気の一つ、寒露。
旧暦との差はあるとしても、実感と遠い感じ。
今夜のTVは台風18号の接近に備える各地からの報道続々。各地に被害が出ませんように。
このところ、不本意なことが続いて落ち込んでいる私に、友人がロザリオという名の葡萄を一房届けてくれた。淡い緑色、Tear Drop型の葡萄。スケッチをして友人に送った。
・・・これはフィクション、願望。
実は自分で買ってきました。
絵を描いている時間は対象との対話の世界に没頭。あなたの美しさをどうしたら表現できるのかしら、うまく描けなくてごめん、でも楽しい時間だったよ、ありがとう。 気分一新!!
さて、
ただ今わが家はルリタテハブーム。
お隣から里子に来た5匹と、うちのホトトギスに生まれた5匹。元気に成長、3匹蛹化中。
昨年、突如私の視野に現れたルリタテハ、知れば知るほど魅力いっぱい。
まずはその幼虫のインパクト(上欄のアルバム、見てください、虫嫌いの人は要注意)。こんなにケバケバしいのに、毒は無く手の上を這わせても平気、ちょっとこそばゆいだけ。
ルリタテハを呼びたくて、幼虫の食草サルトリイバラ(山帰来)を植えたのに、そこには来なくてホトトギスに産卵、幼虫はホトトギスの蕾を食荒らし、園芸家から憎き害虫と踏み潰されることしばしば。
成虫の翅の上側は黒地にルリ色の「ノ」の字くっきり鮮やか。外側は、樹の幹・枯葉そっくりの擬態、翅を閉じていたら絶対見分けられない。
この蝶は花の蜜よりも樹液を好み、縄張り意識が強いらしい。蝶の中では一番気の強い蝶と言われ、縄張りに侵入したスズメバチをも追い払うと言う。
飛翔のスピードもすごく速いらしい。アゲハがひらひら舞っている姿を見ることは多いが、ルリタテハの姿を近辺で見たことは無い。この蝶は成虫のまま冬を越すことができるので、いつ羽化しても安心。(アゲハの場合、花の無い時期に羽化しないよう、蛹を越冬させる苦労がある)。
幼虫は気持ちわるーいという人も多いけど、うちの子となれば可愛い。派手なからだを伸縮させ、もぐもぐと葉っぱを食べている姿を眺めていると心が休まる。そして、蛹から蝶へ、メタモルフォーゼの驚異。素晴しい!羨ましい!!
ナミアゲハ、アオスジアゲハ、ツマグロヒョウモン、元気に旅立って行った。これからしばらくはルリタテハの旅立ちを楽しみに過そう。