(続き)
ハバナ市街地から7km程離れた小さな漁村コヒマルに行きました。
村の人はハリケーンの影響で倒れた木の始末や側溝に修理をしていました。私たちのほか観光客の姿は見えませんでした。
ヘミングウェイは此所に滞在し、釣りをしたり村の人と交わって暮らす中で1951年「老人と海」を書き上げました。
ヘミングウェイが亡くなったあと、村の人たちが錨などの金属を出し合って作ったという胸像がありました。
レストラン・ラ・テレサには彼がいつも座っていた海の見える席が今もそのまま保存され一般客は座れません。ここでフローズン・ダイキリを飲みました。
ダイキリは昨日のモヒートと同じくラム酒をベースとしたカクテルですが氷と一緒にミキサーにかけシャーベット状にしたものです。
ここにもギター、コンガ、マラカスの3人組のミュージシャンが現れ陽気に演奏を始めました。
私もコンガを叩かせてもらい、サルサらしいステップで踊りました。チップは5キューバペソ(CUC)500円位かなぁ。
市内に戻りサンホセ民芸品市場をぶらぶら歩き。手作りの民芸品やゲバラの顔をプリントしたTシャツを売るお店がずらりと並んでいます。
市場の片側は地元作家による絵画がいっぱい、無造作に並べて売っていました。油絵から水彩、印象派的な絵からアブストラクトまで。素敵な作品もありました。
国営アイスクリーム店コッペリアは家族連れで賑わっていました。確かにおいしかったです。
無骨なおじさんがアイスクリームを詰めて無言で渡し、客が切れると仲間同士のおしゃべりに興じていました。
キューバは教育費は無償、医療費の公費負担94.7%、識字率もラテンアメリカの差OK峰水準に達しているとかで治安も特に問題はないということでした。
ガイドをしてくれたカルロさんはキューバ大学工学部大学院生、アルバイトにガイドをしているとのこと。日本に行ったことはないそうですが日本語堪能、ジョークも交えていました。観光業は収入が多いので若い人たちに人気があると言っていました。
たった2日の観光ではほんの一部しか分かりません。機会があったらもう一度訪れてみたいと思っています。 絵は船の上から見た対岸のゲバラの家とモロの要塞です。