saecotta's blog

折々の感動、思いをスケッチと作文で

ちょこっとキューバ 3

2018年01月27日 11時50分09秒 | 日記

(続き)

ハバナ市街地から7km程離れた小さな漁村コヒマルに行きました。

村の人はハリケーンの影響で倒れた木の始末や側溝に修理をしていました。私たちのほか観光客の姿は見えませんでした。                                           

ヘミングウェイは此所に滞在し、釣りをしたり村の人と交わって暮らす中で1951年「老人と海」を書き上げました。  

ヘミングウェイが亡くなったあと、村の人たちが錨などの金属を出し合って作ったという胸像がありました。

レストラン・ラ・テレサには彼がいつも座っていた海の見える席が今もそのまま保存され一般客は座れません。ここでフローズン・ダイキリを飲みました。   

ダイキリは昨日のモヒートと同じくラム酒をベースとしたカクテルですが氷と一緒にミキサーにかけシャーベット状にしたものです。

ここにもギター、コンガ、マラカスの3人組のミュージシャンが現れ陽気に演奏を始めました。

私もコンガを叩かせてもらい、サルサらしいステップで踊りました。チップは5キューバペソ(CUC)500円位かなぁ。

市内に戻りサンホセ民芸品市場をぶらぶら歩き。手作りの民芸品やゲバラの顔をプリントしたTシャツを売るお店がずらりと並んでいます。

市場の片側は地元作家による絵画がいっぱい、無造作に並べて売っていました。油絵から水彩、印象派的な絵からアブストラクトまで。素敵な作品もありました。

国営アイスクリーム店コッペリアは家族連れで賑わっていました。確かにおいしかったです。

無骨なおじさんがアイスクリームを詰めて無言で渡し、客が切れると仲間同士のおしゃべりに興じていました。

 

キューバは教育費は無償、医療費の公費負担94.7%、識字率もラテンアメリカの差OK峰水準に達しているとかで治安も特に問題はないということでした。

ガイドをしてくれたカルロさんはキューバ大学工学部大学院生、アルバイトにガイドをしているとのこと。日本に行ったことはないそうですが日本語堪能、ジョークも交えていました。観光業は収入が多いので若い人たちに人気があると言っていました。

たった2日の観光ではほんの一部しか分かりません。機会があったらもう一度訪れてみたいと思っています。   絵は船の上から見た対岸のゲバラの家とモロの要塞です。

 

 

 

 

 

 

 


ちょこっとキューバ 2

2018年01月17日 16時21分41秒 | 日記

(続き)

ゲバラ第一邸宅すぐ近くに白い大きなキリスト像が立っています。いつの時代に建てられたものかとネットで調べてみましたが分かりませんでした。どなたか教えてください。

市内に戻り、キューバ名物クラシックカーで革命広場へ。ピカピカに磨き上げられた1950年代のアメリカ車がタクシーとして大人気、   

1960年以後新しい車が輸入されなくなったため大切に使っていた物が今や観光資源になりました。もちろん排気ガス規制はないので黒煙もうもう。         

 

翌日はヘミングウェイゆかりの地へ。                                                         

スペイン植民地時代のコロニアル様式、バロック様式の建造の並ぶ旧市街地は世界遺産に登録されています。

ヘミングウェイが定宿としていたホテル・アンボス・ムンドスは今も人気のあるホテルとして営業、彼が「誰のために鐘は鳴る」を執筆した511号室は当時そのままに保存され博物室として公開されています。檻のようなレトロなエレベーターで上がります。

ホテルの並びに有名なモヒートの店ラ・ボデギータがありますが人でいっぱいで中には入れません。手渡しでモヒートを受け取り路上で立ち飲みしました。

バーの上には「 My mojito in La Bodeguita, My daiquiri in El Froridida」 ヘミングウェイの走り書きが貼ってありました。   

街角ではラテン音楽を奏でるミュージシャン、レストランにもミュージシャン、音楽に合わせサルサのステップで踊ることもできます。     (続く)                                                                                                                                                                    

 

 

 

 

 

 

 

 

 


おくればせながら、新年おめでとうございます。

2018年01月14日 17時58分21秒 | 日記

お正月が過ぎてもう15日、一月も半分過ぎました。

朝4時55分、目覚ましを止め、暖かい布団の中で5時からの「聞き語りforyou」を聞いてから起床、着替え。

6時、階下の室温は9℃、戸外の水槽の水が凍っています。

東の空には細い三日月と明けの明星。

ラジオ基礎英語1・2・3を聞き流しながら、台所の窓から東の空の下方がオレンジ色に染まり夜明けの闇と溶け合って次第に明るくなって行くのを見ています。

その色合いも一旦消えた後、鮮やかな朝焼け雲が現れます。スマホで今朝の空を撮影し、新聞を取って今日一日が始まります。            

 

だいぶ遅くなりましたが昨秋のキューバ旅行の思い出を載せていきたいと思いますのでよろしく。 

 

ちょこっとキューバ  (1)

数年前、映画「モーターサイクルダイアリー』を見て以来ゲバラに憧れ、いつかキューバに行ってみたいと思っていました。

キューバは1961年社会主義国家成立後アメリカと国交断絶、経済封鎖のよってアメリカからの渡航は出来なくなっていました。

2015年オバマ政権になって国交回復。今回の旅もフロリダ州マイアミからの出航でした。(しかし最近トランプ大統領は国交回復を打ち切ると言いだしアメリカからの渡航はまた難しくなったとか)

翌朝首都ハバナに入港、クルーズ船ターミナルからバスに乗り市街地を抜け海底トンネルをくぐって小高い丘の上にあるゲバラの第一邸宅に行きました。

白い壁の二階建て、中に入るとゲバラの肖像がこちらを見つめています。

写真が好きだったというゲバラが撮影した数々の写真のそばに日本製のマミヤ写真機が展示されていました。               続く