saecotta's blog

折々の感動、思いをスケッチと作文で

9月22日、116年ぶりの秋分の日

2012年09月23日 00時17分56秒 | インポート

今日は116年振りの秋分の日らしいですよと、tommy先生からお聞きしてびっくり。
秋分の日は毎年23日とばかり思っていました。

ちょっと調べてみると、

秋分の日とは

国民祝日、内閣府が国立天文台の計算を基にその年の秋分の日を決めます、 (今年は土曜日だったため有難味、薄かったですね)
天文的には太陽が秋分点を通過する日、 (秋分点とは、太陽が年周運動によって天の赤道を北側から南側に横切る点とのこと)
昼と夜の長さが同じ、 (実際は昼の方が長いらしいです)
秋のお彼岸、 (お墓参りしました、今日お参りして来てよかったです、ほっ)
暑さ、寒さも彼岸まで、 (これは実感!ホント過ごしやすくなりました)


絵は、かこう会9月例会で訪れた奥三河、額田(ぬかた)のいなか村、千万町(ぜまんじょう)町。
茅葺き屋敷の裏の段々畑です。
茅葺き屋敷では、囲炉裏の傍で自分のうった蕎麦を食べたり、炊き立てご飯で作った五平もちを食べることができます。

稲穂の実りは、刈り穫りにはもう少しといったところ。
稲の緑と稲穂の黄金色の縞模様がとてもきれいでした。

稲田の美しさは、桜・紅葉に勝るとも劣らず!大好きです。

この美しい日本の自然をいつまでも残していきたいです。

福島産のお米が全量検査を経て、出荷されるようになったことがニュースになりましたが、なぜ、そんなお金のかかる手間をかけないと安心できなくなったのですか?
近隣国との領土問題で緊張していますが、日本国土の中に生じた人が暮らせない領域はどうなるのですか?

娘婿の実家、福島会津から毎年、名産「みしらず柿」を送ってもらっていますが、原発事故以来「福島の柿を送ってもいいですか」と遠慮がちに尋ねられ辛いです。
福島の人がどうして引け目を感じなくてはならないのでしょう?

原発ゼロの閣議決定にほっとしたのもつかの間、核燃料サイクル・建設中原発継続政策に不安は募ります。
いくら安全対策を講じていると言っても、核のゴミは処分方法の無いまま溜まり続けます。一刻も早く脱原発政策に切り替えてほしいです。

時の政権は、目先の利益、強国の圧力に屈せざるを得ないのでしょうか?
そんな時こそ、国民一人一人が、日本の国、自分の家族の未来を考えていかねばならないと思います。

もう一つ、心痛むニュース。
16日、名古屋・大須で企画されていた「大須コリアンダンスフェスティバル」、竹島問題に絡み「やめろ」などの電話が相次ぎ、「出演する子どもたちの安全を考え」中止したとのこと。
政治がギクシャクしている時こそ、民間の交流が必要と思われるのに、心無い電話、書き込みが残念です。




















白露を待ちつつ

2012年09月05日 00時30分43秒 | インポート
白露は二十四節気の一つ、秋分前の15日、この頃から秋気がようやく加わってくると言われています。今年の白露は9月7日です。
今日の気象情報では、名古屋の最高気温34℃のきびしい残暑ということでしたが、気のせいか過ごしやすい一日でした。

スケッチは、ご近所の方の実家の鹿児島からの葡萄と、埼玉県本庄市から送って頂いた幸水梨です。
爽やかな秋の味覚に季節感先取り、残暑なんて、なんのその!!

身近な出来事にささやかな楽しみを見出している毎日ですが、気がかりなのは原発事故被災地のこと。
放射能が検出されなかったお米が出荷され、サンマも水揚げされるようになったと聞き地元のためにほっとしていますが、食肉として出荷できなくなった牛に餌を与え続けている酪農家の姿に涙が出ます。

9月4日の中日新聞には、核のゴミ・使用済み核燃料プールが数年で満杯になると報じています。
核廃棄物の放射能半減期は数万年から数十億年、いわば永遠に核汚染の危険があるのです。これ以上マイナスの遺産を未来に残したくありません。

原発を止めると停電になるとおどされましたが、電力に余裕が有ると判ったあとは電気料金値上げが当然のように言われています。
この日の社説 「全ての費用を計算した場合、原子力の発電コストが最も高くなると、自然エネルギー財団が指摘。国民の過半が原発ゼロを望む重い覚悟を受け止めるべき。政府が方針を決めれば、民間や国民は知恵を絞り、工夫を重ねよう。それが日本の国民性である。」 に同感です。

ここで一人ぶつぶつ言っているだけの自分の無力さが情けないですね。

この季節、ふと口ずさむ言葉、
♪ 秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる (藤原敏行) ♪
♪ 風立ちぬ いざ 生きめやも  (堀辰雄) ♪

さぁ明日からまた元気に! かんしょ踊りではないけれど、ダンスのレッスンを楽しみに!