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4月初旬から咲き始めたウノハナ満開。毎年忘れず咲いてくれる花に感謝して、今年もスケッチしました。あちこち芽生えている青シソの芽を踏まないように気をつけながら座り込んで描いていると何処からかアオスジアゲハが飛んできて目の前で花の蜜を吸いはじめました。私の存在は全く警戒していないみたい。
おだやかな春の一日ですが、おだやかでないニュースが次々に耳に入ってきます。
今朝のラジオの解説でも取り上げられていましたが、ジュネーブで開催されたNPT(核拡散防止条約)準備委員会で南アフリカ提案「核兵器、いかなる状況下でも使わず」の共同声明に70カ国以上が賛同しましたが、日本は賛同国に加わりませんでした。
被爆国である日本こそ、人類の生存のためにいかなる状況下でも再び使用せずと提案すべきなのに。
世界に誇る非核三原則、作らず、持たず、使わず、を堅持してほしいです。
今朝の朝刊を見ると、政府の「主権回復・国際社会復帰を記念する式典」が天皇・皇后両陛下も出席され開かれましたが、両陛下ご退場時、安倍首相ら三権の長が「天皇陛下万歳」を繰り返したとのこと。
私は、国民の象徴としての天皇ご一家に好感を持っています。4月12日のチャリティ舞踏会での両陛下のダンスの写真・動画に親近感を抱いています。でも、自民党の憲法改正案第一条「天皇を日本国の元首とする」は反対。天皇がファシズムに利用されないことを願っています。
29日付コラム中日春秋記載、安倍首相は自分や閣僚の靖国神社参拝への中韓両国の抗議を「侵略の定義は国際的にも定まっていない」と突っぱね、過去の侵略戦争や殖民地政策を正当化する発言を繰り返しています。
東京高田の馬場界隈では嫌中・嫌韓の街宣カーが「追い出せ、殺せ」とわめき、それを政治家があおっていると言われています。
ワシントンポストやニューヨークタイムズの社説は日本を「歴史を直視していない」「敵対心を無謀にあおっている」と批判しています。
それでも、山口県参院補欠選挙では、自民圧勝。景気回復の一時の幻想に惑わさているのかもしれませんが、このままでは96条が変えられ、9条も危くなるのでは・・・
世界に通用する、誇りうる日本が大切と思っている、日本大好きの私には穏やかでない春の日です。