saecotta's blog

折々の感動、思いをスケッチと作文で

寒露、ルリタテハ、恵那山のふもと

2015年10月07日 15時01分05秒 | 日記

明日は二十四節季の「寒露」、草木に宿る朝露も冷たく感じられる頃、秋も深まってきました。

庭のホトトギスも咲きそろいました。

例年同様、ホトトギスに蕾が出始める頃、ホトトギスを食草とするルリタテハの幼虫が現れました。

蕾から食べ始め、ほっておくと蕾を全部食べ尽くしてしまいますので、数本のホトトギスを根元から切って花瓶に活け、そこに移動してもらいました。

もくもく葉っぱを食べて大きくなった幼虫は10日程で枝にぶらさがって蛹になり、それから2週間ほどで中から美しい蝶が出てきます。

                

今シーズンは7羽、蝶になって飛び立ちました。現在蛹が6、幼虫が3匹生育中。

(幼虫と蛹の写真は虫嫌いの人には要注意なので、次の文のあとにUP。)

 

先月末、お絵描き女子3人、馬籠方面にスケッチ小旅行。

馬篭街道は観光客で賑わっていましたがちょっと離れると静かな田園風景。

午前中、恵那山山頂は雲に隠れていましたが、稲田は黄金色に輝いていました。

周りでは刈り取り機での収穫も始まっています。

このすばらしい景色の感動をどうしたら表現出来るかと四苦八苦しているうちに正午を知らせる村のチャイムが聞こえ、まずは腹ごしらえと街道内の食堂へ。

ゆっくり食事をして戻ってみると、なんと!稲田はすっかり刈り取られていました。

 

少し場所を移動してもう一枚スケッチ。

雲は消え恵那山のゆったりした山容が視野いっぱいに広がっていて感動しました。

 

海外旅行大好きの私ですが、いつも戻ってくるたび日本の風景の美しさを再認識します。

桜、紅葉はもちろん、一番美しいと思うのは稲田です。

田植え前の水を張った田、田植えの後の早苗田、勢いのある青田、そしてたわわに稔る稲穂の黄金田。

稲は私たちの大切な主食であるとともに、水田は治水効果に大きな役割を果たしています。

過剰米対策としての休耕田は無惨です。

なのになぜ?

TPPで米の関税維持としながらも特別枠で米輸入緩和なの?

日本の農業、自然、稲田の景観を守るため、

まず、私がパンよりもごはん、ワインよりも日本酒にしなくっちゃ^^^

 

虫の画像