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柳緑花紅、今まさにこの季節ですね。
この言葉、季節の美しさの表現として使われているとともに、もう一つ、それぞれが自分の色で良し、と言う意味にも使われています。
私は、後者の解釈が好きです。
大なり小なり、新たな出会い、発見に日々感動して過ごしていますが、ぜひ喋りたいマイビッグニュース!
先月末、ひょんなご縁で、奄美の高校生ロックバンド「寸止海峡」4人に一夜の宿を呈しました。
名古屋でのライブハウスでは、飛んだり跳ねたりの大熱演、客席は満員、総立ち。
私も一緒に音楽と雰囲気を楽しみました。
そして、家に来た子たちは、ホントに礼儀正しい、純真な若者でした。
ギターのフーガ君のご実家、奄美の「西平酒造」さんから「黒糖焼酎・加那」を頂きましたこれがまた!おいしいのなんのって!芳醇ふく郁!ストレート、ロック、お湯割りはもちろん、カクテルもデザートにもグー。
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「我逢人」 禅語の一つですが、出逢いこそ命 と意訳するらしいです。
これも、最近、とある出会いから禅語・万葉に関心を抱き、半世紀前の記憶を呼び戻しています。
心はロマンで一杯ですが、いっぽう世の中の動きは心の痛むことばかり。
福島第一原発は今も核反応が止まらず汚染水を排出し、海の幸を取ることもかなわない。数十年も人が住めない土地が日本の中に出来ています。この原因も判らず、責任も取れないのに、原発再稼働を推し進める動きが強められています。政府の中では良識派と信頼していた枝野氏は「電力不足が弱者に信仰な事態をもたらすことを痛感した」などと言って再稼働促進を表明、がっかり。電力不足が脅し文句となっています。脱原発で真に豊かで美しい日本を子孫に残したいです。
少し古いですが18日「中日春秋」、同感したので書き写しました。
4月18日中日新聞「中日春秋」
落語には多くの粗忽者が登場するが「近日息子」に出てくる息子も相当なもの/父親は息子の愚かさにあきれ「お前といると身体の調子が悪くなる」と言っただけなのに医者を呼び、医者は父親を診て何処も悪くないので首をひねっただけなのに、もういけないと葬儀社に走り、表に忌中の札まで・・・この息子とダブるのが、停止中原発の再稼動をめぐる政府の動きである/大飯原発3、4号機について、政府が再稼動の方針を決めたのは13日。ところが昨日になって、電力各社の今夏の需給見通しを、専門家ら第三者が検証する委員会を設けると発表した/電機は本当に足りないのか。足りないとしても節電などで対応でぬほど足りないのか。そうした点を精査すべきなのは当然だが、需給見通し逼迫も理由に再稼働を決めた後で、需給見通し検証とは、まるで順序があべこべである/滋賀県と京都府の知事は昨日、共同提言で政府に「脱原発依存」への工程表を示すように求めたが、本来はそれが第一にすべきこと。次に短期需給見通しの精査、それから再稼働の判断という順でなくてはおかしい/それを「まず再稼働」とは、父親は存命、病気でさえないのに、まず「忌中」の札を出すようなもの。まったく、こんな政府を持つと体の調子が悪くなる。落語じゃないのだから怖い話だ。
P.S: 5月21日朝の金環日食。前夜新大阪発の夜行バスに乗って南紀海岸に観に行きます。JTB西日本企画旅物語。まだ残席あるかも。