12月4日に守谷市議、大木市議が12月議会で一般質問を行いました。
「九条俳句」掲載してさいたま市議会守谷氏が求める
大宮区の三橋公民館は2014年、同館俳句サークル会員の女性が詠んだ「梅雨空に『九条守れ』の女性掃議デモ」の旬を、公民館だよりに掲載することを拒否。現在、女性と市は裁判で争っています。一審、二審とも「俳句不掲載は違法」の判決が出され、市と女性が上告しています。
守谷氏は、埼玉弁護士会が市に対し俳句の掲載を求める勧告を出し、社会教育学会など公民館に関わる4団体が違法状態を解消するよう求める声明を出したことを指摘。「市民は、早期に解決することを願っている。和解など、早期の解決を進める意思はないのか」
と迫りました。
久保田章副教育長は、弁護士会の勧告や4団体の声明は「重く受け止める」としたものの、「裁判の進展を見守りたい」と繰り返しました。
守谷氏は「違法状態を解消するために俳句を掲載し、話し合いで和解することは公民館を利用する市民の願いだ」と重ねて問題解決を求めました。清水勇人市長は答弁に立たず、細田眞由美教育長は「話し合いには対応したい」と述べました。
水道料金引き下げをさいたま市議会大木氏が要求
大木氏は、市の水道事業会計は毎年50億円以上の純利益を出し、水道管の耐震化も目標より早く進められるなど、財政的に安定しているにもかかわらず、水道料金は近隣の川口市や戸田市と比べても高く、20政令市の中でも3番目の高さだと指摘。
12月議会に、市民から水道料金の引き下げを求める請願とあわせて1万7950人分の署名が提出されたとして「市民の暮らしは年々悪化している。水道料金は引き下げるべきだ」と迫りました。
八木澤修水道局長は、近隣市やほかの政令市と比べて水道料金が高いことは認めたものの、「施設の更新や耐震化対策などにかかる経費を水道料金として負担していただいており、料金は適正なものだ。引き下げは考えていない」と述べました。
大木氏は「水道管や関連施設の整備は計画通りに進められている。水道事業で積み上げられた利益は、料金引き下げの形で還元すべきだ」と重ねて求めました。