週刊 最乗寺だより

小田原のほうではなく、横浜市都筑区にある浄土真宗本願寺派のお寺です。

勝田山 最乗寺
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親鸞聖人750回大遠忌法要修了

2012-01-16 01:06:29 | 行事のご案内

本日16日は、親鸞聖人のご命日にあたります。
そして、これまで営まれ続けてきた親鸞聖人750回大遠忌法要の最後の日でもあります。

振り返れば、私の大遠忌法要は4年前から始まっていました。

一番最初は、本山で営まれる大遠忌法要に先立ち営まれる、神奈川組の大遠忌お待ち受け法要の準備会議への出席から。
それから間もなく妊娠・出産・育児と慌しい日々が続き、法要自体に関われない歯がゆさもありましたが、心は常に大遠忌という尊いご縁へと傾き続けていました。

そして、一昨年のお待ち受け法要が無事修行されると、翌年に控えた本山での大遠忌法要へと心が飛びました。

昨年の6月には、最乗寺を含む神奈川組の団体参拝が本山へと出立し、留守を預かりながらも行程表を確認しながら、みなさんと一緒に団参の旅を楽しみました。

12月には、法要中ではありませんでしたが、実際に本山の様子を拝見する機会を得ることができ、目の当たりにした無数の座席が並ぶ光景に、改めて親鸞聖人のご遺徳を偲ばせていただきました。

加えて今回の大遠忌法要は、ネットで生中継されるという有り難い配慮がなされており、参拝の予定を立てるたびに何がしかのアクシデントにより潰れてしまった無念さを、多少なりとも癒していただきました。

そんな750回大遠忌法要も、今日で一つの区切りがつきます。
しかし、これで終わりになるのではありません。

次の大法要は800回忌になりますが、親鸞聖人の御正忌は751回、752回と続いてゆきます。
その1年1年の積み重ねが大法要へと繋がっていくのであり、たとえ次回の大法要の参拝が叶わないとしても、その1年1年、その1日1日を私がどのように過ごしていくかが大切なんだと思うのです。

親鸞聖人のご生涯は、そのすべてが私たちをお念仏の道へと導き、差別することなく、決して見捨てず、必ず救うという阿弥陀さまの願いが、全ての人に掛けられているというみ教えを、私たちの元へと伝えるために歩まれたものでした。

その恩に報いるということが法要の第一義であることを忘れず、長い長い法要の修行期間の中で、私たちが触れた多くのご縁に耳を傾け、心を傾けながら、新たな始まりの一歩を踏み出していきたい・・・そう思っています。



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