昨日は今年最初のお経の会がありました。
自分が法話の当番だったことを前日に思い出し、直前まで七転八倒。
何とかギリギリ間に合い、無事(?)にお話しすることができました。
さて、現在京都の西本願寺にて御正忌報恩講法要がお勤めされています。
(ライブ配信http://broadcast.hongwanji.or.jp/html/live.html)
期間中、懇志を納めると書院内の国宝・鴻の間(こうのま)で精進料理のお斎(とき)が振る舞われます。
汁物は京都特有の甘めの白味噌です。
私も僧侶になるための修礼の最終日、同じ場所で一汁五菜の朝餉をいただきました。
初めていただく白味噌のお味噌汁が想像以上の甘さで、とっても驚いたことを思い出します。
関東では馴染みのない白味噌。
私は得度のときの1回のみのご縁でしたが、京都大阪にいた期間の長い若住職は「お雑煮は白味噌が美味しい」とのこと。
お正月は関東風のおすましのお雑煮だったので、この機会に白味噌のお雑煮を作ってみることにしました。
人参と大根は飾り切りして、お餅も丸餅の水煮で徹底しました。
正直なところ、何度味見をしても正解が分からず苦戦したのですが、若住職が「美味しい」と言っていたので、多分オッケーということで(笑)
ちなみ、上記のお斎の写真が載っている朝日のデジタル新聞の記事はコチラになりますので、合わせてご覧ください。
(http://www.asahi.com/articles/ASH1Q5VZZH1QPLZB01P.html)
明日の9日(土)午後2時より、最乗寺本堂にてお経の会があります。
皆さんと一緒に「正信偈」をお勤めする会です。
定例法話会も兼ねております。
事前の申し込みは無用ですので、どなたさまもご自由にお立ち寄りください。
ちなみに、明日の法話はわたくし若坊守がさせていただきます。
何をお話しするかは……私にも分かりません。
実は明日が自分の番だということをすっかり忘れていまして…(汗)
とりあえず、これから頑張ります!
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そして、明日9日から16日まで、京都のご本山・西本願寺では御正忌報恩講法要が営まれます。
行事日程はコチラです。
(http://www.hongwanji.or.jp/project/news/n001478.html)
9日の13時30分から法要の模様をライブ配信するようなので、リンク先の本山HPからご覧いただくことも可能です。
(http://www.hongwanji.or.jp/)
ぜひネットでご参拝くださいませ。
冬休みが終わり、今日から小学校が始まりました。
私はだらしない性質なので、学校がある方が規則正しく生活できると改めて実感しました。
今日は7日だったので、スーパーに行くと七草のセットが山積みに。
献立を考えるのが面倒だったこともあり、一つ買い物カゴに入れてお買い上げです。
というわけで、今日の夜ご飯はこちら。
七草粥です。
本当は朝に食べるらしいのですが、特に縁起を担いでいるわけではないので、そこは気にしません。
土鍋で一から作ったのではなく、まずは炊飯器でご飯を炊きました。
1:2の割合でもち米を入れて炊いたので、土鍋に移してお水を足して煮ると、もち米が溶けて時間をかけずにお粥っぽい仕上がりになります。
ちなみに七草粥については4年前に書いていたので、詳しくはそちらをご覧ください。
(過去記事「春の七草」)
いろいろ調べてみると、地域によってお粥に入れるものが異なるようなので、ためしに鹿児島出身の若住職に聞いてみると「覚えてない」の一言。
基本的に鹿児島の食に関することは何を聞いても「覚えてない」です。
鹿児島と神奈川。
遠く離れていて、せっかく異文化交流ができるのに、いつもいつもいっつも残念です。
樹々から葉が落ちた冬の境内に立って上を見ると。
空が青く高く広いこと。
そんな当たり前のことを改めて感じます。
当たり前のことなのに、春夏秋に同じ場所に立って上を見ても、感じることは違います。
違いはしますが、春には春に当たり前のことを感じ、夏には夏で当たり前のこと、秋には秋の当たり前を感じます。
「当たり前」の反対は「有り難い」。
「有り難い」は「ただ有ることさえも難しい」ということです。
だから本当は、当たり前のことなど一つもなくて、なのに当たり前のように感じさせてくれる自然の力が何より有り難いということ。
でもなかなかそうは思えませんし、気づきません。
それでも時々気づかされるようなことがあると、なんだかちょっと嬉しい気持ちになります。
今年も残すところ後364日。
こう考えて、今年はうるう年だったことを思い出しました。
今日はお年賀のご挨拶においでくださったご年配のご夫婦に、
「一人でお留守番ができるようになって、立派になりましたねぇ」
とのお声をいただきました(笑)
不惑も間近な年齢になって、このようなお言葉をかけられるとは思いませんでしたが、とっても優しい口調だったので、なんだかくすぐったい気持ちになりました。
何より、小さい頃から長いこと見守っていてくださっていたんだなぁと、心が温かくなる出来事でした。
さて、今年もおせちを用意しました。
きちんとしたおせちは別にあるので、自分が食べたいものだけを作って、時間の合間合間につまむという私のためにおせちです。
例年は栗きんとん・黒豆・伊達巻の三種でしたが、今年は素敵な重箱が手に入ったので、もう少し頑張ってみました。
妖怪ウォッチの「コマさん」というキャラクターの重箱です。
現在コンビニで販売中の一番くじのB賞で、若住職と龍くんが当ててくれました。
(http://www.bpnavi.jp/kuji/item/1371/8858)
不惑も間近ですが、コマさんが大好きな私。
いくつになっても可愛いものに惑わされっぱなしです。