梶山俊夫さんが亡くなられて(2015年6月16日没)から、来年2025年で10年になります。
我が家の毎朝の食卓には、梶山さんがゾウ、キリン、ワニがテニスをする姿を描いたお皿が並びます。このお皿を使い始めたのは、梶山さんと一緒にテニスをしていた頃ですから、かれこれ20年近くになります。
今日の本。
特装本・限定本という、発行部数が少なく、装幀に趣向を凝らした趣味の本の値崩れは目を覆いたくなりますが、出版当時は手が出なかったものが、最近では入手しやすくなりました。この本もそのうちの一冊です。
『梶山俊夫絵本帖』特装本限定150部 あすか書房 1981年11月10日刊
梶山さんの陶画がはめ込まれた紙帙に、上下巻2冊が収められています。
紙帙
窓に嵌め込まれた陶画
(左)下巻 (右)上巻
表紙:麻布藍型染
見返し:西ノ内菊池五介紙(梶山さんが好んで使っていた、茨城県奥久慈の西ノ内の菊池五介氏が漉いた和紙)
上巻の署名
奥付部分 限定150部のうちの最終番号。上巻、下巻の両方に奥付があり、これは上巻の奥付
下巻の署名
別添の肉筆画(一葉)
上巻に掲載されている絵の明細
下巻に掲載されている絵の明細
ページをめくると、梶山さんとの思い出がよみがえってきます。