遠藤征志さん
このまえココで紹介した成宮洋さんのバンドにいたピアニストの遠藤征志くんが、私の通っていた玉川大学の後輩くんだと発覚したのは、ヴォーカルの先生といった六本木のジャズバーで再会したときのこと。うわーん、ぐうぜんすぎる。わたしほとんど外出しないのに、たまの外出の立川と六本木でビンゴするなんてー、ともりあがっただけでなく、感動したのは、そのピアノの腕がとてもすばらしかったからなのですね。わたしとは13歳違ってお仲間の皆さんもだいたい二十代中盤から後半なのですが、とっても大人でれいぎただしくて。なんだかとてもうれしくなさってしまいました。くたびれたお姉さんにやさしくしてくださり、みなさんありがとうございます。
で、「今度気の会う仲間と演奏するので一度」といってもらったので都内某所にいってきました。
ビルの二階にあるそこはとっても落ち着いた空間、そこにぴったりのセンスのいい演奏をボーイズに繰り広げられるとお姉さまとしてはなかなかたまりません。ベーシストは長谷川泰弘さん、ドラムは中屋啓介さん、皆すごくきさくで、音楽にすごく真剣な感じが二重丸。
さらにボーカルで参加した千葉はなちゃんがまた控えめでノスタルジックなやわらかい歌声を披露してくださり、今の日本の若いジャズメンたちのセンスと技術ってスバラしいんではないかとほんとうにかんどうしきりたつたのでした。
はなちゃんは富山出身でミスチューリップだったことがあるそう。いいですねー。遠藤くんは新潟出身、ジャズメンとしてはちょつと変わった経歴で、小さいときからピアノはやつていたんだけど、10さいから野球に夢中になり、ピアノを再開したのは大学時代なんだそう。
体育の教員の資格も取ったけど結局ジャズの道にはいって、去年はいきなりニューヨークに単身わたり、一年間しっかり勉強てきたそうです。回り道したけどどうしてもジャズメンになりたかったんだつて。えらい!!同時に私は実はその経歴が「えーん、大学四年から急に漫画かきはじめて家出して。無理やり漫画家になったものの離婚することになって、60万円だけで東京に出てきたあたしに少し似てるー」と自分の過去に少しだけ重ねてしまったのでした。私もかなり無茶だったがあんたも無茶だ(笑)。でもやりたいことができたら、もう道を踏み外してでもやりたいんだよね。そんな風にして漫画家になつたなあ。、がんばらないとなあ。て゛もって、そういう後輩に出会う季節に私も突入したんだなとしみじみ思ったり。ええ、中年だわって話なんですけど(泣)。
。でもでも、なんかこうして一歩一歩夢をかなえている後輩君にあえて、私はとても元気をもらつたのでした。おねえさまとしてはそれをパワーに人生の第二幕はもっと素敵にしたいよね。
40歳過ぎてまだ夢追い人生をやつているわたしは、すごく幸福なのだけど、ときどき電池切れになりそうなこともあって。そんなときに充電させてくれるのはやっぱりこういう表現に真剣な友達なのですね。仕事があったのでワンステージしかみれなかったけど、また伺いたいとおもいました。皆さんもご興味あればぜひ!!これから新潟のツアーがあるみたい。新潟方面のかたはすばらしいピアノに触れるチャンスですよー。
なおこちらが彼の新作CD MY Mind
十曲めのオリジナル曲「ハーレムの夜」が秀逸です。ほしいかたは株式会社RCC電話0338224170にお問い合わせくださいね。
なんて宣伝しちゃって、私ってなんていい先輩なんでしよう。みんな買ってねー。私の漫画と本もかってねー。