
最近、一緒にACMギャラリーを訪ねてくれたKurosさんが、知的障害を抱えたかたへの正直な思いを記事にしてくれました。また、先日のわたしたちのコンサートをみて、「みんなキャラが濃く、普通でないけど仲良くやっていて、楽しくみれた」「自分も発達障害なので、未明さんの活動で「生きていていいんだ」となみだが出ました」などと、みに余るお言葉や、私自身が勇気をいただく長いメールをたくさん直接いただきました。限定リンクのコンサート動画も再生をたくさんしていただいて、ほとんどの皆さんがみてくださり、また、繰り返しみてくださるかたもいると感じ、それだけで「やってよかった」と、思っています。皆さん、みてくださり、応援メッセージ、ありがとうございます‼️
主人は「人生はくじだ」といいます。ガンでも助かる人、なくなる人、健康に生まれる人、障害を持つ人。誰かが残念なことに死や障害のくじに当たるのだから、みんなで助けなくては」と、わたしのことも助けてくれます。これは10年前「家事も何もできない私をなぜ助けて、結婚までしてくれるの?」と聞いたわたしに主人がくれた言葉です。
「育児は育自」と瀬戸内寂聴さんの言葉だそうですが、名言ですね。最近出生前診断をかなりのかたがします。わたしは子供を、恐ろしくて(家庭によい思い出がなく、繰り返すのが怖かった)うめなかった人間ですから、何かいう資格はありませんが、出生前診断から多くの堕胎があることは悲しいです。でも、苦渋の末にその決断をせざるを得ないかたの気持ちも、いたいほどわかります。だから辛いです。
人生の不条理と向き合い、戦うことにたぶん意味がありますが、私たちは現代的な方法(避妊技術、知識、科学的進歩)でそれを避けることができる。もちろん、経済的余裕のないお母さんが沢山の出産や子育てでぼろぼろになってほしくありません、既に人口超過でいろんな問題が起きています。
だから不当な苦痛や無駄なリスクは回避してよいと思います。けれど、人生に影や不条理がまったくなくても不健康だと思います。いまのコロナ対策に違和感を覚えるのは、人間はそもそもいろんな最近やウィルスと共存してきたわけで、それさえよくないとみんな消毒してしまう過剰さです。
もちろん、いくらでもいまは研究室レベルで恐ろしい殺傷力ある細菌やウィルスもあるでしょうから、予行演習と思えば我慢もできます。ただ、いまの経済対策で、廃業や自殺や鬱に追い込まれている人がどれだけいることか。なぜ報道はそちらを一切無視して、感染者の数ばかり報道するのでしょう。ワクチン接種に追い込んでいるように見えて不安に感じます、でも主人は医師なので、患者さんに必要な医療を提供するため、既に二回の接種を済ませています。わたしは複雑な思いで世界を見つめています
実際、どんなにクリーンな社会にも不条理や不合理は残り、だからこそそれと折り合いをつけるために神や宗教があると思います。宗教はしばしば不合理ですが、だからと宗教を否定できるかたは、よほど強いか、耐えがたい悲しみをご存じないかも知れない。また知的、科学的に解析したら、宗教ほど整合性にかけるものはありません、でも古来から人間は宗教を軸に「どういきて行動するか」を判断して決めてきました。その叡知を全否定するのもまた悲しいことです。そして、多くの世界的科学者が「科学で説明できない神秘」に出会い、神について語っています。
日本政府も各国政府も精一杯はやっていると思います。私だっていざ「コロナ政策を何とかせよ」と言われても、うまくはやれません、でも、ドイツのメルケルのぶれなさ。信念ある政策には共感してきました。正直、菅首相やマクロン大統領にはそれを感じません。リーダーや科学者こそ、倫理や宗教を深く学ぱなくては大衆は更なる混沌に落とされるしかありません。しかしメルケルには宗教ベースがあるようです。だからぶれない政策ができて、回りもついてくるのでしょう。また、最近瀬戸内寂聴さんの新刊も読みましたが素晴らしいので、是非皆さん、この二冊は手に取ってみてください。
言葉

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