Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

百円硬貨の変遷

2023-07-12 23:16:43 | コイン
最近、非常に状態の良い昭和32年と昭和41年の百円硬貨を入手しましたので
ちょっとだけネタにしたいと思います。
(未使用ということで、コインホルダーに入ったままで撮影しています)
日本で百円硬貨が初めて発行されたのは昭和32年で、それが「鳳凰百円銀貨」です
表面(硬貨の表面は年号の入っていない面だそうで・・・)

裏面

この「鳳凰百円銀貨」はどのような理由かは不明ですが、昭和32年と33年の二年間しか製造されていません
そんなこともあって、ワタシはこの百円銀貨は一度も使ったことがありません
とは言え、この鳳凰のデザインにはずっと憧れを抱いており、ようやっと入手したことになります。
昭和32年当時、大卒の初任給が1万円そこらだったことを思うと、百円はかなりの価値があったんでありましょうか。
続いては昭和34年~41年に製造された「稲百円銀貨」です

ワタシが生まれて初めて手にしたのはこの百円銀貨でした
とは言え、小学校低学年の頃ですので、滅多に手にできないものではありました。
裏面

ちなみに、昭和57年に500円硬貨が発行されるまで、日本の硬貨の最高額はずっと百円だったことになります(記念硬貨を除く)
上記の二種類の百円硬貨は、「銀貨」と名乗っているように品位としては銀600、銅300,亜鉛100で、重量は4.8グラムです。

あえて画像は出しませんが、昭和42年以降は現在使用されている百円硬貨がずっと発行されています。
面白いことに、現行百円(桜百円白銅貨)も上記二種類の百円銀貨と同様に
材質こそ違えど、直径22.6mm、重量4.8gという点では共通しています。
蛇足ですが、あくまでも現行貨幣ですので、通貨としての価値は「百円」です。