シボレーベガ
これは とても印象深い車です
だから再登場
過去の日記と重複する箇所多数ですけど
かまわず続けます
そこらじゅう錆びて穴だらけのポンコツ
”故郷に帰ります もういらないから ここに置いてっていいですか?”
そんな事言って私の家に置いてっちゃった人が居ました
まだ動くし 暫く遊んでみてもいいか
と 一年位は乗ってました
この車の事は噂に聞いて うすうすどんなもんかって
知らされてはいましたけど
まさかの オチャメな車
エンジンはアルミブロックで ピストンシリンダースリーブ アルミのまま
即ち すぐにスカスカになっちゃう
オイルは噴き上げたり 燃やされて排気と一緒に 吹き出す
真っ白な排気ガス
2サイクルエンジンみたい
いくらスロットルペダル踏んでも ノロノロと動き
坂道は 当然いつも登坂車線
(当時のダットサンB210 サニー も同じ位ノロかった)
ボディーは 軽量化の為にブリキみたいに薄く
防錆処理がいい加減
もれなく 全ての車が1~2年で ボディーが錆びたり
穴が空いたりしてたらしいです
私のは この写真の様なGTモデルじゃなく
一番安いの しかも 錆だらけ 穴だらけ
でも スタイルは どこまでも ミニチュアカマロ
穴だらけのラットな車
結構止まる事無く どこまでも走ったもんです
ギリギリの処で動いてる
いろんな友達が 面白がって 乗り込んで来ました
”噂に聞くカワイイの ちょっと乗っけて”
”凄いね 本当にヒドイ”
で その友達が友達を呼んで ”乗っけてあげて”
お姉ちゃんが持ってたのとおんなじだ やっぱり凄い
何だか複雑ですけど こっちも面白い
過去所有した車で あれほどモテたのも珍しいですね
ボコボコになった57年ビートルに乗ってた時以来でしょうか
過去ずいぶんと 廃車置場行き程度 に乗ってましたが
全てが どんないい車より 面白いんです
そんなのに限って 結構手間暇かけて 磨きこんだりするもんです
で このヴェガですが 危うくGMを潰す処だった
その位問題児だったそうです
設計も 造りも悪い のに輪をかけて
当時の工員のサボタージュで
更に品質を落としたらしく
当然悪評も多かったんですけど
不思議と売れてた
このスタイル カッコイイんです
レモンカー(欠陥車の意味で)って この車にこそピッタリの称号
本当に レモンみたいに 見た目がいいけど食えない
あんまりヒドく造られたから 却って可愛くて憎めない
不出来なモノほどカワイイ
ヴェガ好きのマニア 当然まだ居ます
よりによって コレ
だからいいんですって
診察
二度目の複合ワクチン注射の為に かかりつけの獣医の処に来ました
’ちょっと熱っぽいかもしれないから 診て下さい’
”はい どれどれ 息を吸ってみてくださいー”
検温
”ハイお熱を測りまーす”
(え”ッッ)
お尻の穴に 体温計 入りました
私達は この事知ってましたけど
茶太郎としては 聞いてなかった
ネコの目って これほど大きくなるもんですね
そして このまま 約一分
茶太郎にとって 釈然としない時間が過ぎます
ちょっと熱高めだけど 子供だし
暴れたりしてるからでしょう
よく食べてれば 問題無し
メデタシ
注射
”カメラはこっちからがいいでしょう”
の センセからの指示
あ はいはい そうだねー
茶太郎を除く全員が楽しんじゃってます
本人 別に痛くなさそうだけど
不安でニーニー言ってます
まあ一瞬ですねこれは
こんなの 普段取っ組み合いしてるのに比べれば
何ともない筈
それにしても こんなに毛深い首に
狙ったように針を挿せるもんです
私が行ってる病院の看護婦
たまにヘタクソで 採血の時
血管外して 腕中腫れ上がる思いを
しょっちゅうさせられます
あれ 実習生ですね きっと
ここは院長自らだから頼もしい
でも ここは保険が効かないから
私は来ません
そういえば予防接種証明書 貰うの忘れました