まだ↓で「Down by the Mainstreet」を語りきれていない皆様、
大変申しわけありません。
ホント、期限はありませんので、お好きなときに思う存分語ってください。
そう言いながら、次のアルバムへ突入…しちゃいます。
ここからソロ○○枚目というタイトルはやめました。
「J・BOY」というアルバムは、ヒットチャートのナンバーワンに輝いたものなので
もう今更ソロ活動○○枚目というカンジではないっすよね…。
…てことで、中身を見てみようかな…。
SIDE1
【A NEW STYLE WAR】
“地下から地下へ運ばれた爆発物 国家に養われたテロリスト
成層圏に軍事衛星 It’s A NEW STYLE WAR”
この歌詞は衝撃的でした。
あの「Promised Land」以来、オブラートに包んだような歌詞のまま、
曇りガラスを通して全体を見ていた気分でしたが
この歌詞と曲はガラスクリーナーの役目をしてくれたようで、
一気にクリアになりました。
浜田省吾が何を歌っているのか、これは分り易かったから。
そして“ひび割れた原子力 雨に溶け 風に乗って”……のくだり
チェルノブイリ原発事故は悲惨でした。
日々の生活に紛れて、自分の半径数メートルのことしか目に入らなくなるけど、
チェルノブイリの現状は20年経った今でも放射能汚染は続いているという…。
逃げ出す場所も、隠れる場所も無い…。
この歌って、現実的な意味がありすぎて、
何も出来ない自分がいつまでもそこにいるの。
で、どうすればいい?? と悩みながら自分の生活で手一杯…というのも現状。
伊坂さんの本のセリフじゃないけど、
思いついて終りの思考停止状態とでもいいましょうか。
でもそれがまた人間……
…てことで許してくだせぇ……。と自分を甘やかす…。
【BIG BOY BLUES】
ドラマで使われていましたね。
…単独でヒットしなかったけどさっ
SWEET LITTLE DARLIN’も挿入歌になっていました。
こんないい歌なのになんでヒットしなかったんだろうなぁ…。
ドラマが地味だったから? そっか…ドラマのせいなんだ…
…といいますか、今この歌詞を見て発見! 20年目の大発見ですっ!
眠れるか 冷たい夢にうなされて
まぁ…これって、いつ自分の人気が翳るか…という恐怖感ですよね?
で、そのあと…
彼女も誰かのベッドの中でないてら の漢字!皆さん気づいてました??
彼女も誰かのベッドの中で哭いてら と書いてあるのを。
この場合…え…っと……どういう意味ぃ??
BIGになった彼とは、心も身体も離れてしまったので、
ヤケになって他の男に慰められながら、わんわん泣いてるとばかりMは思ってた…。
もしかしたら、もしかして…ニュアンスが違うのかなぁ??
喜んでたりしてるとか??
【AMERICA】
この曲に「J・BOY」が出てきますね。
異国に行って自分が日本人だと意識した歌詞。
こういうゆったりした曲調って好き。
【想い出のファイヤー・ストーム】
アメリカの青春映画とか、短編小説みたい…と思った歌詞です。
【悲しみの岸辺】
おれには どこか心に欠けたところがあるのか ふれるすべてを壊しちまう……
なんとなく…そう思うときって…ない?
まるで氷のような心ですべてのドア閉ざして
このフレーズ好き。
SIDE2
【勝利への道】
スーツ・ケース 愛だけ詰めて待っててくれ …って歌ってるから待ってたのに
迎えに来なかったじゃん!
来るか……。
【晩夏の鐘】
この曲いいですね。
どちらかというとMは歌詞が入っているほうが好きですが…。
はい、ラッパとピアノの好きな方は出番ですよ~。
…といいますか、レコードしかないので聴けないのですが
これってサックスとピアノだけでした
【A RICH MAN’S GIRL】
モデルとなった実在の人物はいるのかしらん。
なぁ~~んて、考えちゃいました。
【LONELY―愛という約束事】
この歌は浜りました。
まだMちゃん若い頃だったから
“ホテルの窓に映ってる 二人はもう若くない” という歌詞には違和感ありましたが、
昔を思い出す一曲です。
これは大人の都合のいい逢瀬…といったカンジでしょうか?
…にしても、いきなり
「これは愛なのと おれに尋ねるのはやめてくれ」と切り出されたら
どんなリアクションとりましょう
【もうひとつの土曜日】
これ聴いて泣きましたね~
ちょうどMの人生においての最大のターニングポイントで、
いろいろあった時期だったので、すごく沁みました。
でもその反面、こんな人、本当にいるんだろうか?
小説とか漫画みたい……って思ったのも事実です。
でも、本当にいるので、諦めないことが肝心ですね。
諦めない……というか、近くにいるのに気付かないだけかもしれない。
振り向いて 探して
SIDE3【19のままさ】
20歳になったとき、ずっと19歳でいたいと思ってたので
この19のままさを聴いた時、みんなそう思ってたのかなぁ…と…。
じゅーく という響きがいいんですよね。
でも今、もし戻れるとしたら24歳くらいがいいかな。
なぜか分らないけど……
【遠くへ―――1973年・春・20才】
この曲は赤いヘルメットがすごく印象的。
歌詞もいろんな意味で印象的。
こんな風に僕は 打ちのめされる為に 生きてきた訳じゃない
「星がひとつ空から降りてきて あなたの道を照らすのよ」
「きっとそうだね いつまでたっても石ころじゃないさ」
僕は泣いてる 君のために
【路地裏の少年】
このアルバムになくてはならない…というか、
19のままさ~遠くへ…に続けて入れた意味、ありそうですね。
SIDE4
【八月の歌】
八月になるたびに 八月になるたびに…と、この歌を口ずさみます。
(ややこしい)
これも奥が深い…
当時この歌を聴いたときに、
ヒロシマの名のもとに平和を唱えるこの国 アジアに何を償ってきたと歌われたとき
「あぁ…そういえばそうだなぁ…浜田省吾ってすごいこと歌うなぁ…」と、
たいそう感心していましたが、
最近は「アジアに何を償ってきた?」 の意味がわからなくなってきたMです。
あまりにも「謝れ! 謝れ!」と、謝罪ばかり求められると……さ…
TVじゃ この国 景気回復だと
楽天視してるだけどMの暮らしは何も変わらない~~~
今日もHard rain is fallin’
意味もなく年老いてゆく~~~…だわ。
【こんな夜は I miss you.】
アカペラでキレイにハモって、いい曲ですよね。
お決まりのエンディングおれが観たいのは その後のストーリー
う~ん、その後の修羅場なんかは見たくない
ず~っとハッピィ~なままだと刺激が無いし…
やっぱ、お決まりのエンディングが、無難なのかなぁ…って考えた。
詩は すべて おれに戻って来る
ちょっと気になる一節でした。
ごめんね、おちょくってばかりで……
【SWEET LITTLE DARLIN’】
歌詞の最後にカッコ書きでDedicated to sweet little J.Girls.
と書いてあります。
昔はMも、J・GIRLだったのになぁ。
おばさんになっても、たまに少女扱いされると嬉しかったりしませんか??
ま、そういう扱いをしてくれる人は、たいてい30くらい年上の男性か
市場のお兄ちゃんですが……。
「おっと、そこのオジョーサン、今日は活きのいい魚あるよっ」
【J・BOY】
果てしなく続く生存競争 走り疲れ家庭も仕事も投げ出し 逝った友人
今も20年前もそんなに変わらないと思った。
…てことは、これから30年後も?
30年後のON THE ROADは
皆が生きている限り
Show me your way! J・BOY!! って叫ぶ。
左手に杖、右手にマイク
吹き飛ばせ その空虚ってやつを
【滑走路 ―――夕景】
この曲も不思議ですね。
…というか、曲じゃなくて書いてある詩が… すごく不思議な詩。
濃紺の絹のシーツのような
海面が持ち上がり
コンピュータ・グラフィックのように
点滅する 光の中に (ここまでは何とか分かります)
舞い降りた神の子は
空港のロビーで
記憶喪失になる …
…う~~…わかりましぇん
神の領域で書かれた詩は解読不可能なり……
J・BOYのレコードジャケットの見開きには
有刺鉄線を乗り越えようとしている省吾さんが…
… それ以上入っちゃダメ~ 撃たれるぅ~
ん? 待てよ??
カメラがこっちから撮ってるってことは、既に入っていて出ようとしてるとか??
出ようとしている人に「ダメ~」と、通せんぼしちゃだめよね。
「早く出てきてっ!」
何ごとも見る角度が違えば、対応も180度違ってくるわけで…
多方面から物事を見る習慣をつけるってことは大切ですなぁ…
…と、この写真は物語っているのであります。
うそだろ………
はい、Mはラッパは吹けないけど、ホラはいくらでも吹けます。