高速道路と子供の話

つい先日、ダーの仕事が予想外に早く終わり、
午後１時には帰ってきた。

もう１０日も過ぎてしまったけど、
気になってた友人の命日…お墓参り…

とりあえずＭの仕事の用事が街中であったので、
ダーがアッシーしてくれて一緒に出かけた。
仕事を終わらせ、車の中で「また暫く仕事が忙しくなるから、
今日を逃したらいつ行けるかわからないね」と話していると、
そのまま真っ直ぐ平取まで行こう！　と、いきなり決定。

札幌の街中は突然の豪雨。大粒の雨がまっすぐ叩きつけるように降ってた。
でも、高速に乗って千歳を過ぎるとアラ不思議…
とても気持ちの良い秋晴れ。

すっかりドライブモード。
初秋の北海道を快適ドライブ
途中、ソフト食べたいね～だなんて、甘いものをあまり食べないダーが
珍しく言うのでパーキングに立ち寄った。

……しかし、
￥３００…だとさ。
小さい割りに高いし…
おじさんが「何味にしますか？」と聞くと、ダーはすかさず
「バニラがいいな。」と。
で、またおじさんが「バニラひとつでよろしいですか？」と私に聞くから
「バニラ大盛りでもうひとつ…」なんて言ったくらいにして。
受け取るとダーより山が少し高かった
言ってみるもんだねぇ……

その後、夕張方面へ進んでいくと途中から高速道路は無料になる。
…と…
気軽にどんどん車が入ってくる。
皆さん、地元の人なんだろうなぁ…ものすごいマイペース。
のんびり走ってる。
無料になると制限速度が７０キロになるんだけど、
地元のお爺ちゃんやおばあちゃんは５０キロで走るし…。

ずっと良い調子で走ってきたので、非常にストレス…
何もＭんちの車の前に入ってくることないじゃん…
てか、無料の高速道路…てか、中速道路は一車線なもんで
追い越し車線になるまではジッと我慢のコ。

そんなストレスを抱えながら、やっと友人のお墓に到着。
お花を供え、ご無沙汰を詫び…
やっと来られたことにホッとしたってカンジ。
ま……自己満足なんですけどね。

その後、来たときと同じルートで帰ることに。

帰りもやっぱり無料一車線の中速道路は混んでいて、
トロトロと亀の歩みで前に進み、
有料になる手前で降りる車が多かったかな。

ホラ…こうなるとＭは憂鬱になるのよね。
今後、いつもこんな調子なわけ？？　って。
カンベンして欲しいなぁ……
だから、高速道路の無料化は反対。

そして札幌南に着いた時には５時をまわっていて、
娘が習い事で９時まで帰ってこないってことで、
ダーと二人で食事をして帰ることに。

なぜか平取から帰ると必ず寄る焼肉やさんがあって、
今日もそこで食べて帰ろうか？　と、意見が一致。
落ち着いた雰囲気のお店で、スタッフも気がきいていて
味が上品なので、ダーもＭもお気に入り。

お店に着いて席に案内された時、Ｍは一抹の不安が…
ダーに席を変えてもらわない？　と言ったんだけど
店側の都合もあるんじゃないの？　とダーが言うんで
まぁ…いっか…と一応納得したんだけど、
Ｍの不安が的中。

Ｍ達の席からひとつあけたところに４～５歳の女の子が見えたので、
なんか…イヤだなぁ…と思ったら
大きな声で話し出して、すごく耳障りだった…。
まだ開店して３０分くらいだったので、
客はＭ達を入れて２組しかいなかった。

囲ってあるのでどんな人がいるのかは見えないけど
声だけ聞いていると、お母さんと、多分小学校５年生くらいの男の子と、
その４歳くらいの女の子だと思う…

Ｍの子供達が小さいころは、どこかで外食をするとき
他のお客さんに対して非常に気を使っていたので、
子供が調子にのって大きな声で話すと叱ったし、
ぐずったりすると、すぐ外に出たりして、
とにかく他人に迷惑をかけないように気をつけていたので、
あの当時は食事をしていても美味しく食べた記憶がない…

今でも、よその子が騒ぐと、いたたまれない気持ちになって
胃が痛くなる…

今の親ってわが子を注意しないのね…

ダーと顔を見合わせて苦笑しながら、
Ｍはビール、ダーはノンアルコールビールをオーダーし、
何を食べようか選んでいたとき、
その女の子が素足でペタペタと走り始めた。

……あぁ、やっぱり…

１周まわってお母さんの所に帰り、またすぐ２週目、３週目。
４週目でＭが「危ないからお店の中で走ったらダメだよ」と、
そのコの顔をしっかり見て言うと、そのコもＭを見るんだけど、
無視してそのまま走っていき、お母さんのところへ行くと
お母さんにはそのやりとりが聞こえていたのか「もう座りなさい」とか言ってた。
でもまたペタペタと走ってきて、Ｍからちょっと離れて走り去って行く。

イマドキのコって、知らないオバちゃんに注意されても「へ」でもないわけ？
鈍感なのかなぁ？
Ｍが子どもの頃は、知らないオバちゃんから叱られたらコワかったけど…。

てか、
もうそこでご飯を食べる気持ちはゼロ。
ダーも呆れちゃって「食欲なくなったな…帰るか？」と言うので
Ｍはすかさず「うん。」と。

そこにマネージャーを名乗る男性がオーダーをとりにきたので
ダーは「今日は食事するつもりできたけど、もう帰ります。申し訳ない。」というと
マネージャーは「こちらこそ大変失礼いたしました」と…。
一部始終見ていたからマネージャーが直々に来たのね。

「あちらのお席でよければご案内させていただきたいのですが…」なんて言うけど
もう気分が滅入っちゃって、何を食べても美味しくないと思った。
その間も女の子はペタペタと素足で店内を暴走してるし…。

お店の人はヘタに注意できないってのもわかるので、
Ｍ達は何も言わなかったけど、
マネージャーはわざわざ名刺を出して
何度も「申しわけありません」と頭を下げるし…。

でも、食事するつもりで先に頼んだビールとノンアルコールビールのお金は
きっちりとられた…
まぁ…腹立ち紛れに飲んじゃったけどさ、
不愉快な思いをさせられて、食事もできなかったんだから、
少しくらいマケテくれたっていいじゃん…とか思ったセコイＭであった…

ソレより何より、
あのコのお母さんは母親失格。

疲れてなかったら母親に文句言ってたかも。
「子供はきちんとしつけてから公共の場に出しなさいよ」って。
Ｍが疲れていたから助かったのよお母さん。

他の客が迷惑してるのに、子供を注意することもしないで、
自分はしっかり焼肉を食べてるというその神経…
Ｍには信じられない

てゆ～～か
子供を躾けることもできないあんな親に、子供手当てなんか必要ないし。
人に迷惑かけておいて知らん振りはないでしょうに。

だから言ってるのよ。
子供手当てはやめて…って。
出すなら、きちんと子供を躾ける事のできる親にだけにして。
あの親がホイホイもらって喜ぶ顔なんか見たくないわ。
…って、見ることもないけど……さ…

高速道路無料化と子供手当てバラマキってのは、
マジで反対だったけど、
こうやって現実に一日のうちにその二つがＭの目の前で
不愉快な事実としてあったという事は、
やっぱり大反対って、余計に頑なに大反対になっちゃった。

大大大反対だぁ～～～っっ
マジでそんなの不愉快だわ。　ぷんぷん