毎度のことながら、大きな事件、事故、災害が起きると、
各局同じ映像のオンパレード。
今は広島の災害が各局メインになっている。
いつもの生活が一変して、住民は大変な思いをされているはず。
そこにＴＶが入り込んで、ヘタなレポーターの安っぽい同情の言葉。
見ていてイライラするんで、チャンネルをかえると、
他のチャンネルでもまた同じことをやってるし……。
イライラするのはＭだけ？？
自衛隊や消防が救出活動している鼻先で、
取材しているって、ものすごい違和感なんだけど。
社会貢献のつもりなん？
ヘリコを飛ばして上空からの映像を映すけど、
あのうるさいヘリコの音は、住民にしてみれば迷惑だと思うけど……。
で、スタジオに呼んでいる解説者（？）
モト気象庁にいただの、地域なんたらのよくわからない仕事だの、
防災専門だのっていう、元のお役所仕事をしてきたオジサン達を集めて、
要点の定まらない話でイライラさせてくれるし、
使い終わったオジサンを呼んだところで何の解決にもならんって。
しょせん他人事。と顔に書いてあるし。
数年前から、ゲリラ豪雨だのなんだのって、
とにかく今までの日本じゃ考えられないような気象状況になってきていて、
この先、もっと被害が大きくなってくるってのは、
専門家じゃなくたってＭでも考えられること。
山、川、海、自然豊かな場所を開発して、住宅地になっていれば、
のほほ～～んと住んでいられなくなってるって、もう数年前から分かっていた話。
覚悟して住むっきゃない。
気象の変化とか、小さな自然の変化に敏感にならなければならない時代。
避難勧告が遅かったと、メディアは非難するけれど、
そんな次元の話で終わってしまうのがメディア。
本当に肝心なことは伝えないのよね。
避難生活を余儀なくされている人が、今、何を必要としているか。
そこを伝えてほしいのに。
今すぐ必要としているものは、今だけの事。
時間の経過とともに、必要なものは変わっていくんだよ。
そこもお忘れなく。
その辺を細かく伝えることは、映像をタイムリーに流せるＴＶとして必要じゃないの？？
変化に疎いＴＶ局の姿勢がしっかりと見えるのが、こんな緊急事態の時。
ホント……
いちばん変化することを恐れ、
いちばん危機意識に乏しい。
そして今はしつこいくらいに被災した土地の映像オンリーなのに、
もう明日あたりから放送時間が極端に短くなるんだろね。
飽きるんでしょ？
だからどうでもいいＡＫＢとか、芸能ニュースで埋めるんだよね？
あんなに同情したふりしても、結局は他人事でしょ？ って思う。
あとは犠牲になった人の人生を掘り起こして
お涙ちょうだいテキなドラマを作って、１週間ほどもたせるってカンジかな。
だいたい想像した通りなんで、
毎度のことながら呆れるデありますよ。
ＴＶでは本当の大変さなんて、ちっとも感じない。
ただ薄っぺらい同情だけしてあとは忘れる。
これが今の日本なのよね。
で、
こんな意識ってなかなか変わらないんだ……
あれだけ大きな東北の震災だって、もう喉元過ぎれば……だものね。
大きな変化があっても、経験の度合いによっては忘れ去ることができる。
本当に辛い思いをしても、体の傷同様に心の傷も薄くなる。
それが無くなることはないけれど、当時のショック以上にはならない。
だから人は生きていけるんだろうけど、
強いから生きていけるわけじゃ、決してない。
時間の経過とともに人も変化している……のかな。
