最近、国の行く末が見えるようでとても嫌なカンジ。
国会議員やら地方議員の言動を聞く限り、
明るい未来は全く見えない。
日本って結局のところ国民が考えなくなった国なのだと思った。
考えなくなった……というか、
意図的に貧しくされて、働くだけで精いっぱいといったカンジ。
毎日働いて疲れて、休日だけが自分の時間。
全体を考える暇が無い。
目先のことをこなしていくのが精いっぱい。
環境的に恵まれた人は成功して余裕がある。
ここも面白いなと思ったのが、
ある程度成功した人が、働いてクタクタになるだけの国民に、
「努力しないからいつまでも下層にいるんだ」みたいなことを言う。
……いやいや、そういうアナタだっていつどうなるかなんて分からないデショ。
一寸先は闇だもの。
だからあまり人を貶めるようなことは言わないほうが良い。
「自助努力が足りない」とか言い出す始末。
自分と他人を比べてマウントとるのは品が無い。
自分は誰よりも一生懸命働いたから今の地位があると思ってるヒト。
それはそれで尊いことだけど、万人がそうなれるとは限らない。
どんなに一生懸命働いても、報われない人はいる。
ものすごく薄い紙にも表と裏があるように、
物事は表裏一体。
儲かる人がいれば、儲からない人がいるワケで。
結局は運じゃないのかなって思う。
日本は幼い頃から集団生活で規律を守るように育てられる。
幼稚園、小学校、中学校、高校で集団というものを叩き込まれ、
個人はあまり重要ではなく、
あくまでも団体の中のひとつ。
指導者は統率しやすいけれど、生徒は個性が全くなくなり、
個人の意見も言いにくい環境になる。
みんなと同じ。
これが重要みたい。
だから思ってもいないのに、声の大きな人に同調する。
同調圧力っていうのは日本人特有な気がスル。
こんな個人が沢山出来上がって今が有る。
すっかり教育されちゃいましたね。
そして現実を見て見ぬふりして、『今』を全く知らずに生活している。
例えば「日本はこの先大変なことになる」と言うと、
「大げさなこと言ってる」と言われる。
少子化に対して政府はやっと重い腰を上げたけど、
財源のことから何から何まで政策があやふや。
少子化だって今始まった話ではなくて、
今が限界だというところから始めようとして、まだ始まらない。
政治家が自分の地位を利用して、自分と自分に都合のいい仲間で考えたことは、
国民には全くお門違いな政策として立法化されて施行されてしまう。
これに対して国民は何も知らされず、肝心のメディアは忖度して口を塞ぐから、
知らないうちに首が締まっているという事実に気づいたときはもう遅い。
10月から始まるインボイス制度がまさにそれ。
今だって原発の束ね法案は危険極まりないし、
軍事費に関することも全くわからないし、
また外国人の労働力を入れようとしているくせに、
片手間のように入管法改正案とかいって、難民には厳しいことをしようとする。
結局……このままでいくと、
日本は厳しいだけの国に突っ走ると思った。
国民はハゲタカにいいように喰われて、骨の髄までしゃぶり尽くされる。
国民は現実を知ることを恐れているのかもしれない。
今がサイコーと思って生きるしかないから、
どんなに崖っぷちにいても、そこがお花畑であると思うしかない。
現状維持さえできればそれでいいと思って。
でも、今の政治の在り方に無関心でいると、
現状は刻々と変化する。維持なんかしない。
現実に目を向けない限り絶対改善などはしない。
ジワジワとそれは近づいているのに、
いつまで見ないふりをするつもりなんだろう……。
大人なら少しは現実を知るべき。
……って、選挙の投票に行かない大人に何を言ってもダメか……。
現実逃避しかしないのなら、
日本の明るい未来はもう二度とこない。
ミサイルをばんばん日本海に向けて発射する「例の国」と同じくらい
劣化してるこの国。
後進国に成り下がり劣化させた日本の政治家に対して、
ため息さえも出ない4月最後の日。