あれからもうすぐ、丸っと2年を迎えてしまいます・・・
2013年の夏、約2週間のイギリス旅。
満を持して、おもむろに再開します。
前回の「6日目・その1」はこちら >> ☆☆☆
(要約:コッツウォルズ地方を離れ、高速道路をぶっ飛ばして、途中ランカスターに立ち寄りつつ、湖水地方へ。)
* * *
7月25日(水)
「もう、ここ、大好き!」
足を踏み入れるなり、たちまち愛が爆発した湖水地方。
ついに来ました、湖水地方。
夕方17時。
グラスミア湖(Glasmere)近くのユースホステルに到着。今日の宿です。
森の向こうに、ちら見えする、ユース。
やだちょっと、もう何か、やばい。
入口。やばい(高鳴)。
アプローチ、そして見えるは、超ド級にウルトラシックな色の石積みの外観。
やばい(激震)。
ネットで外観を見て選んだから判っていたとはいえ、
実物、やばい。
格好良い・・!!
「まだ明るいから、散歩できるな」と踏んだので、
取り急ぎチェックインを済ませ、荷物を下ろし、
ダッ!と外に駆け出しました。
目指すは当然、
湖です。
ここは、グラスミア湖。
湖に触れたい!と駆けつけたかったのですが、
石積みが邪魔をします。
ふんわり苔むした、美しい古い石積み・・・。
でも邪魔・・・。
どこか近づけるポイントがきっとあるはず。と願って、
湖の周囲を、付かず離れず巡っているっぽい道を、てくてく散歩。
こんな感じの道幅です。
*
一向に近づけない模様の湖。
その反対側は、
こんな感じで、
別荘みたいな家が点々と現れたり、
放牧地+小さな集落だったり。
とりあえず手前はずーっと石垣で、
で、その向こうは、森や、小さな山に囲まれており。。。
とにかくとにかく、美しい!牧歌的風景。
道の両側には、なんとも美しいグレーの石積みが、
とにかく延々続く。
紅っぽい、紫っぽい、碧っぽい、青っぽい、そんな色が混ざった、グレーの美石です。
ハチミツ色が特色のコッツウォルズ地方では見なかった色。
これはかなり大好きな美色。
乱雑な天端(てんば)並べがまた、ワイルドネスでクールネス。
ほんとに ずーーーっと、この石垣が続くのです(荒鼻息)。
しかも、
途切れること無き、美しい緑と共に!
*
湖畔ゆえ、しっとりとしたモイスチャーな甘い空気。
空気中の水のつぶが見えるような気さえする、キラキラした湿度。
ゆえに緑もしっとり、キラキラ。
場所によっては、
これですよ、これ。
苔マニアを悶絶卒倒窒息死させるほどの、美苔。
当然、
さわります。
ふわ〜んって、沈みます。
で、もにゅ〜んって、またふくらみます。
ファーファです、ファーファ!
めちゃめちゃ柔軟剤使ってる感じです!
たまりません。もふもふです。
*
ちびっこが居ました。
こちらを見つけると、
「Save the Frog! (カエルを救って!)」って、カエルの絵を見せながら。
なんだろ?学校の課題か何かかな?
とりあえず可愛くて、ふふっと。微笑まざるを得ないじゃないの。
それにしても、大豪邸じゃなかろうか。
*
近づけそうで、あと少し、近づけず。
く〜〜〜う。
半周あたりで、町に行き着いたので
湖タッチは明日に賭けることにして、
小さな町にも入ってみることに。
まずは
毎町恒例、教会へ。
風格。
St.Oswold Church
木造の梁がやさしい、内陣。
白い漆喰の壁。
旅の無事を祈る。
*
やさしい光の降る、墓地。
墓地の苑路。敷石の一枚一枚に、名前が刻まれています。
*
続いて、
家が居並ぶ界隈へ。
どの家も、やっぱり同じ、この渋い、美しい石。
ぜったい金持ちの家。
モダーン!
ギャラリーっぽいけど、個人邸っぽい。
かわいい小学校。紅い石が多めね。
古いのはもちろん、
新築も、ちゃんと同じ石。
ちょうど、鋭意石積み制作中の現場がありました。
新品でもこの素敵っぷり。石ならでは。
こんなアンティークショップもありました。
石積み壁じゃない場合は、こういう白塗りが主流。
屋根は苔むし。スレート葺かな?
願いを叶える井戸。らしい。
とにかく町全体、
統一した地場の自然素材や特定の色によって、完璧に整えられているわけです。
そりゃあ、美しいわけです。
今回 何回「美しい」って言ってるか、もう数える気にもなりません。
バッグ屋さん。店内はこんな感じで さすがにカラフルなのもあるけど、
それでも品良く洗練されていて、見せる色も揃えられている感じ。
ごちゃごちゃ感は、無い。
*
そうそう、
さっきから写真の空の色が、白かったり青かったり、
ころころ変わっているの、お気づきでしょうか?
そして、路面や緑に、モイスチャーっぷりがあまりにも滔々と溢れているので 気づかれたかもしれませんが、
このしっとりモイスチャー度の高さは、湖の御蔭のみならず。
この日、実は、けっこう雨が。
いきなり降ったり、パッと止んだり、の繰り返しだったのでした。
晴れてたのにいきなり劇しい雨が!(逆もまたしかり)という感じなので、
みんなあらあらって感じで、雨宿りしたり、しなかったり。
で、
バンッ!て、ひっくり返したように晴れたり。
庭の世界では、「石は濡れると、美しさがより際立つ。」といわれます。
雨に濡れたおかげで、石で出来たこの町の美しさが、より鮮明に。
そして、結局ちゃんと、綺麗に晴れてくれて。
濡れた町が、青い光を浴びて、より輝く。
緑もまた、同様に。
これは、
ものすごいラッキーな、、、
ものすごいベストなタイミングを与えてもらった気がして、
「オー、サンキュー・ゴッド!ありがとう神様!」
っていう気持ちが湧いて来ました。
ホームセンター付属の小さな庭。
日本っぽい立石。
これも。
ふふ。絶対意識してるよな〜。
なんか微笑ましい。
あと、
アーティスティック噴水とか。
リスに注意!(スピード落とせ!)の標識とか。
そんなこんなで、
夕方なのに、
こんな空。
夏のヨーロッパに来て、
一番 (日本と違っていて)びっくりして、
一番 「素敵!」って思ったのが、
(日本じゃ)「夜」のはずの時間でも まだ、ずいぶんしばらく明るい、っていうこと。でした。
「夕方」の感覚が、全然違うんです。
17時、18時、19時になっても、
「今日はもう終わりか・・」としんみりすることなく、
「まだいける!まだ遊べる!」っていうウキウキした熱い感じに、じんわり浸っていられるのです。
まあ今日は、とりあえず、宿に戻ります。
あ、羊。
ハッ!
>>続く。>>
2013年の夏、約2週間のイギリス旅。
満を持して、おもむろに再開します。
前回の「6日目・その1」はこちら >> ☆☆☆
(要約:コッツウォルズ地方を離れ、高速道路をぶっ飛ばして、途中ランカスターに立ち寄りつつ、湖水地方へ。)
* * *
7月25日(水)
「もう、ここ、大好き!」
足を踏み入れるなり、たちまち愛が爆発した湖水地方。
ついに来ました、湖水地方。
夕方17時。
グラスミア湖(Glasmere)近くのユースホステルに到着。今日の宿です。
森の向こうに、ちら見えする、ユース。
やだちょっと、もう何か、やばい。
入口。やばい(高鳴)。
アプローチ、そして見えるは、超ド級にウルトラシックな色の石積みの外観。
やばい(激震)。
ネットで外観を見て選んだから判っていたとはいえ、
実物、やばい。
格好良い・・!!
「まだ明るいから、散歩できるな」と踏んだので、
取り急ぎチェックインを済ませ、荷物を下ろし、
ダッ!と外に駆け出しました。
目指すは当然、
湖です。
ここは、グラスミア湖。
湖に触れたい!と駆けつけたかったのですが、
石積みが邪魔をします。
ふんわり苔むした、美しい古い石積み・・・。
でも邪魔・・・。
どこか近づけるポイントがきっとあるはず。と願って、
湖の周囲を、付かず離れず巡っているっぽい道を、てくてく散歩。
こんな感じの道幅です。
*
一向に近づけない模様の湖。
その反対側は、
こんな感じで、
別荘みたいな家が点々と現れたり、
放牧地+小さな集落だったり。
とりあえず手前はずーっと石垣で、
で、その向こうは、森や、小さな山に囲まれており。。。
とにかくとにかく、美しい!牧歌的風景。
道の両側には、なんとも美しいグレーの石積みが、
とにかく延々続く。
紅っぽい、紫っぽい、碧っぽい、青っぽい、そんな色が混ざった、グレーの美石です。
ハチミツ色が特色のコッツウォルズ地方では見なかった色。
これはかなり大好きな美色。
乱雑な天端(てんば)並べがまた、ワイルドネスでクールネス。
ほんとに ずーーーっと、この石垣が続くのです(荒鼻息)。
しかも、
途切れること無き、美しい緑と共に!
*
湖畔ゆえ、しっとりとしたモイスチャーな甘い空気。
空気中の水のつぶが見えるような気さえする、キラキラした湿度。
ゆえに緑もしっとり、キラキラ。
場所によっては、
これですよ、これ。
苔マニアを悶絶卒倒窒息死させるほどの、美苔。
当然、
さわります。
ふわ〜んって、沈みます。
で、もにゅ〜んって、またふくらみます。
ファーファです、ファーファ!
めちゃめちゃ柔軟剤使ってる感じです!
たまりません。もふもふです。
*
ちびっこが居ました。
こちらを見つけると、
「Save the Frog! (カエルを救って!)」って、カエルの絵を見せながら。
なんだろ?学校の課題か何かかな?
とりあえず可愛くて、ふふっと。微笑まざるを得ないじゃないの。
それにしても、大豪邸じゃなかろうか。
*
近づけそうで、あと少し、近づけず。
く〜〜〜う。
半周あたりで、町に行き着いたので
湖タッチは明日に賭けることにして、
小さな町にも入ってみることに。
まずは
毎町恒例、教会へ。
風格。
St.Oswold Church
木造の梁がやさしい、内陣。
白い漆喰の壁。
旅の無事を祈る。
*
やさしい光の降る、墓地。
墓地の苑路。敷石の一枚一枚に、名前が刻まれています。
*
続いて、
家が居並ぶ界隈へ。
どの家も、やっぱり同じ、この渋い、美しい石。
ぜったい金持ちの家。
モダーン!
ギャラリーっぽいけど、個人邸っぽい。
かわいい小学校。紅い石が多めね。
古いのはもちろん、
新築も、ちゃんと同じ石。
ちょうど、鋭意石積み制作中の現場がありました。
新品でもこの素敵っぷり。石ならでは。
こんなアンティークショップもありました。
石積み壁じゃない場合は、こういう白塗りが主流。
屋根は苔むし。スレート葺かな?
願いを叶える井戸。らしい。
とにかく町全体、
統一した地場の自然素材や特定の色によって、完璧に整えられているわけです。
そりゃあ、美しいわけです。
今回 何回「美しい」って言ってるか、もう数える気にもなりません。
バッグ屋さん。店内はこんな感じで さすがにカラフルなのもあるけど、
それでも品良く洗練されていて、見せる色も揃えられている感じ。
ごちゃごちゃ感は、無い。
*
そうそう、
さっきから写真の空の色が、白かったり青かったり、
ころころ変わっているの、お気づきでしょうか?
そして、路面や緑に、モイスチャーっぷりがあまりにも滔々と溢れているので 気づかれたかもしれませんが、
このしっとりモイスチャー度の高さは、湖の御蔭のみならず。
この日、実は、けっこう雨が。
いきなり降ったり、パッと止んだり、の繰り返しだったのでした。
晴れてたのにいきなり劇しい雨が!(逆もまたしかり)という感じなので、
みんなあらあらって感じで、雨宿りしたり、しなかったり。
で、
バンッ!て、ひっくり返したように晴れたり。
庭の世界では、「石は濡れると、美しさがより際立つ。」といわれます。
雨に濡れたおかげで、石で出来たこの町の美しさが、より鮮明に。
そして、結局ちゃんと、綺麗に晴れてくれて。
濡れた町が、青い光を浴びて、より輝く。
緑もまた、同様に。
これは、
ものすごいラッキーな、、、
ものすごいベストなタイミングを与えてもらった気がして、
「オー、サンキュー・ゴッド!ありがとう神様!」
っていう気持ちが湧いて来ました。
ホームセンター付属の小さな庭。
日本っぽい立石。
これも。
ふふ。絶対意識してるよな〜。
なんか微笑ましい。
あと、
アーティスティック噴水とか。
リスに注意!(スピード落とせ!)の標識とか。
そんなこんなで、
夕方なのに、
こんな空。
夏のヨーロッパに来て、
一番 (日本と違っていて)びっくりして、
一番 「素敵!」って思ったのが、
(日本じゃ)「夜」のはずの時間でも まだ、ずいぶんしばらく明るい、っていうこと。でした。
「夕方」の感覚が、全然違うんです。
17時、18時、19時になっても、
「今日はもう終わりか・・」としんみりすることなく、
「まだいける!まだ遊べる!」っていうウキウキした熱い感じに、じんわり浸っていられるのです。
まあ今日は、とりあえず、宿に戻ります。
あ、羊。
ハッ!
>>続く。>>