【1日目・その2】
ロンドン中心部から少し郊外。
「Kew Gardens(キュー・ガーデン)」に向かいました。
世界遺産にも指定されている、世界最大の王立植物園です。
1759年に出来たそうな。
*
駅からの道すがら。
早速、花屋さんとか。
レストランとか。
スタバとか。
なんてことない住宅街なんだろうけども、新鮮。
同じような姿かたちの家が立ち並ぶ。
道はそんなに広くないし、路駐当たり前。
でも、日本よりも優雅さを感じるのは何故かしら。
庭先にブッドレアがもっさり。っていう光景も、よく目にしました。
自分が日本で作った庭にも、ブッドレアがあります。あっという間にどでかくなって。
↑
こんな。これイギリスじゃなくて、イギリス風アパートin JAPAN です。
イギリスに行ったことも無かった、2010年当時。初めて植栽計画(&施工)をやった現場。
なんでブッドレアを選んだのか思い出せないけど、、、今回イギリスの庭先のあちこちにこの花を認めて、
「ああ、自分、間違ってなかったんだ。」って、
じんわり、嬉しくなりました。
*
さて、話を戻しまして。
Kew Gardensのエントランス。
いざエンター。ついに来たのね、本場のイングリッシュガーデンに・・・!という興奮。
覆いかぶさっている木は、黄金アカシア・フリーシアではないかしらん?
先日訪れた蓼科のバラクラガーデン入口にも どどーんと立っていた、あの木。
(バラクラが、このフリーシアを日本に初めて紹介したんだとか。)
※バラクラに訪れた時(6月末)の記事はこちら→☆☆☆
*
まずは
広大な芝生の中に、
エディブル(食べられる)ガーデン。これはフェンネルですね。
農園っぽくなく、しっかり「花壇」になってます。
パーティーでもあるのかな?
と思ってよくよく見ると、
キッチンガーデンの展示でした。一番手前はマスタード。
林檎の木も生えています。
テーブルや食器に、食卓でおなじみのハーブや食材などが。
あと、マリーゴールドとか。
ポタージュガーデン(野菜を、草花や木と混ぜて植えた農園的庭)では、害虫対策などに有益なコンパニオン・プランツとしてよく植えられます。
「SMELL ME!」=嗅いで!って言ってます。
*
それから、一番古い温室。「Palm House」。ヤシの木が生えてる。
南国ゾーン。
へんな色づけがされた石がところどころに。
たぶん何かのしるし。
そして、
螺旋階段。
上る。
どでかいヤシなどを、上から望める。
どでかい。
降ります。
この歴史的な温室、肝心の建築外観をすっかり撮り忘れ。建築学科出身とは思えぬ失態。そんなことも気づかず、
なにしろすんごい広いこの植物園(132ヘクタール)
とにかく「先を急がねば!」と、広くて長~~~く伸びる道へ。
いろんな木が、どでかい状態で、あちこちに。
ちゃんと手入れされてる。でもちゃんと大きくて、自然体。
これはいちいち勉強になるな~と感心しながら、
けど、早足で。
*
Folly(フォリー)という、装飾的な建物。あずまや的なもの。よく見る。
17~18世紀によく作られたようです。
ジャパニーズ「Minka」。
こういうのもありました。
*
木がでかくて、良い。
太くて逞しい。
あれもこれも、美しい。
花も
もっさりしてて、良い。
サントリナ。コットンラベンダーとも呼ばれます。ふわっふわしてて超可愛い。
アジサイが盛りでした。
それに、
ひまわりも咲いていて、
バラも(まあまあ)咲いていて。
夏の初め。
暑いようで暑くないような、寒いような涼しいような、
ベストシーズンでした。
バラのパーゴラ・アーチ。
*
周遊は続きます。ロングロング。
池。人に動じない水鳥。カモ。
悠々としています。
かっこいい橋。
なにがかっこいいかと言うと、、
笠木が無い!
ルーバー列柱式の手すり。
いや、「手すり」部分が無いから、手すりとは呼ばないや。柵、ですね。
格好良い。
*
見えてきたのは、
背の高い鉄柱。
上れます。
そして、
樹冠を目の高さで周回できるという、「Treetop Walkway」。
上ったはいいものの、
私、高所恐怖症なので、恐ろしくって恐ろしくって景色なんて見てられるわけもなく、豪速でまっすぐ歩き抜いて
直ちに下りました。何のために上ったんだか。
*
なにしろ広いので、あちこちに色々、仕込んであります。
仮設のパビリオン。
写真の展示をしてました。
*
ロックガーデン。
荒野の渓谷的。
なるほどな植栽。
かっこいいわー。勉強になるわー。
うわ~~~。
いいわーー。
ひたすら、そんな感じの感嘆ばかり。
格好良い。
チルドレンは、とにかく可愛い。
*
温室内のロックガーデン。
サボテン。可愛い。
グラスガーデン。大好き。興奮。萌え上がる。
静寂の風景。
どんな場所も美しい。
*
なんだかぐっときた風景。
Peaceful.平穏。平和。
こういうのがある生活こそが、一番の贅沢だなあと思います。
そして
野良クジャク!
さすがに、動じない。
改めてみても、奇跡としか思えない、不可思議な羽根模様。
今まで生きてきた中で一番、クジャクに近づいた。
*
一番ぐっときた木は
この大木でした。
一番古い木でした。
*
全部は巡りきれない!
しかし、歩き疲れました!
ということで、
レストランで、遅めのランチ!
「Orangery Restaurant」。
修道院っぽい雰囲気のホール。
うめー~~
うめー~~~
いちごになんちゃらクリームチーズをのせて食べるの。
ビバレッジ。要するにドリンク。だけどあえてビバレッジと言いたい雰囲気。
さわやかなひととき♪
あっという間に食べて
食後のアンニュイ。
*
誘惑の お土産物屋さん。
鉢コーナー。
友人は、
これに決めました。格好良い。
そんな感じで、午後の日中をまるまるたっぷり、満喫。
*
帰路。再びロンドン中心部へ。
*
夜、今回の旅に踏み切るきっかけをくれた知人:花咲園芸のTさんと落ち合い、
Pubにて、夕食をご一緒させて頂きました。
Grocester Road(グロスター・ロード)のPub。
何頼んだか忘れちゃったけど(チキンだかのミートパイだったか)、美味しかった。グッド・ボリューム・マッシュポゥティトゥ。
これからどこ行くか、とか、このとき旅程はまだ漠然と(押さえた宿は半分)しか決まってなかったので、色々お話を聞く。
で、車で巡ろうとしてたルートがちょっと無謀(範囲広すぎ)だということも教わりました。
「とりあえずイギリスぐるっと周回しちゃえ」、と、軽く思ってたのです。
とんでもない、広い広い。でかい庭園一個見てたら半日終わるし。
おすすめのガーデンは?と訊ねて、
「Chelsea Physic Garden」という穴場を教わりました。
毎年開かれるChelsea Garden Showの会場から程近いところにある、薬草園というか、実用的菜園だそうな。
とりあえず、翌日まではロンドン滞在予定日。早速明日、そこに行くことに決めました。
そして、
‘事件’は起こったのです・・・。
>>続く。>>
ロンドン中心部から少し郊外。
「Kew Gardens(キュー・ガーデン)」に向かいました。
世界遺産にも指定されている、世界最大の王立植物園です。
1759年に出来たそうな。
*
駅からの道すがら。
早速、花屋さんとか。
レストランとか。
スタバとか。
なんてことない住宅街なんだろうけども、新鮮。
同じような姿かたちの家が立ち並ぶ。
道はそんなに広くないし、路駐当たり前。
でも、日本よりも優雅さを感じるのは何故かしら。
庭先にブッドレアがもっさり。っていう光景も、よく目にしました。
自分が日本で作った庭にも、ブッドレアがあります。あっという間にどでかくなって。
↑
こんな。これイギリスじゃなくて、イギリス風アパートin JAPAN です。
イギリスに行ったことも無かった、2010年当時。初めて植栽計画(&施工)をやった現場。
なんでブッドレアを選んだのか思い出せないけど、、、今回イギリスの庭先のあちこちにこの花を認めて、
「ああ、自分、間違ってなかったんだ。」って、
じんわり、嬉しくなりました。
*
さて、話を戻しまして。
Kew Gardensのエントランス。
いざエンター。ついに来たのね、本場のイングリッシュガーデンに・・・!という興奮。
覆いかぶさっている木は、黄金アカシア・フリーシアではないかしらん?
先日訪れた蓼科のバラクラガーデン入口にも どどーんと立っていた、あの木。
(バラクラが、このフリーシアを日本に初めて紹介したんだとか。)
※バラクラに訪れた時(6月末)の記事はこちら→☆☆☆
*
まずは
広大な芝生の中に、
エディブル(食べられる)ガーデン。これはフェンネルですね。
農園っぽくなく、しっかり「花壇」になってます。
パーティーでもあるのかな?
と思ってよくよく見ると、
キッチンガーデンの展示でした。一番手前はマスタード。
林檎の木も生えています。
テーブルや食器に、食卓でおなじみのハーブや食材などが。
あと、マリーゴールドとか。
ポタージュガーデン(野菜を、草花や木と混ぜて植えた農園的庭)では、害虫対策などに有益なコンパニオン・プランツとしてよく植えられます。
「SMELL ME!」=嗅いで!って言ってます。
*
それから、一番古い温室。「Palm House」。ヤシの木が生えてる。
南国ゾーン。
へんな色づけがされた石がところどころに。
たぶん何かのしるし。
そして、
螺旋階段。
上る。
どでかいヤシなどを、上から望める。
どでかい。
降ります。
この歴史的な温室、肝心の建築外観をすっかり撮り忘れ。建築学科出身とは思えぬ失態。そんなことも気づかず、
なにしろすんごい広いこの植物園(132ヘクタール)
とにかく「先を急がねば!」と、広くて長~~~く伸びる道へ。
いろんな木が、どでかい状態で、あちこちに。
ちゃんと手入れされてる。でもちゃんと大きくて、自然体。
これはいちいち勉強になるな~と感心しながら、
けど、早足で。
*
Folly(フォリー)という、装飾的な建物。あずまや的なもの。よく見る。
17~18世紀によく作られたようです。
ジャパニーズ「Minka」。
こういうのもありました。
*
木がでかくて、良い。
太くて逞しい。
あれもこれも、美しい。
花も
もっさりしてて、良い。
サントリナ。コットンラベンダーとも呼ばれます。ふわっふわしてて超可愛い。
アジサイが盛りでした。
それに、
ひまわりも咲いていて、
バラも(まあまあ)咲いていて。
夏の初め。
暑いようで暑くないような、寒いような涼しいような、
ベストシーズンでした。
バラのパーゴラ・アーチ。
*
周遊は続きます。ロングロング。
池。人に動じない水鳥。カモ。
悠々としています。
かっこいい橋。
なにがかっこいいかと言うと、、
笠木が無い!
ルーバー列柱式の手すり。
いや、「手すり」部分が無いから、手すりとは呼ばないや。柵、ですね。
格好良い。
*
見えてきたのは、
背の高い鉄柱。
上れます。
そして、
樹冠を目の高さで周回できるという、「Treetop Walkway」。
上ったはいいものの、
私、高所恐怖症なので、恐ろしくって恐ろしくって景色なんて見てられるわけもなく、豪速でまっすぐ歩き抜いて
直ちに下りました。何のために上ったんだか。
*
なにしろ広いので、あちこちに色々、仕込んであります。
仮設のパビリオン。
写真の展示をしてました。
*
ロックガーデン。
荒野の渓谷的。
なるほどな植栽。
かっこいいわー。勉強になるわー。
うわ~~~。
いいわーー。
ひたすら、そんな感じの感嘆ばかり。
格好良い。
チルドレンは、とにかく可愛い。
*
温室内のロックガーデン。
サボテン。可愛い。
グラスガーデン。大好き。興奮。萌え上がる。
静寂の風景。
どんな場所も美しい。
*
なんだかぐっときた風景。
Peaceful.平穏。平和。
こういうのがある生活こそが、一番の贅沢だなあと思います。
そして
野良クジャク!
さすがに、動じない。
改めてみても、奇跡としか思えない、不可思議な羽根模様。
今まで生きてきた中で一番、クジャクに近づいた。
*
一番ぐっときた木は
この大木でした。
一番古い木でした。
*
全部は巡りきれない!
しかし、歩き疲れました!
ということで、
レストランで、遅めのランチ!
「Orangery Restaurant」。
修道院っぽい雰囲気のホール。
うめー~~
うめー~~~
いちごになんちゃらクリームチーズをのせて食べるの。
ビバレッジ。要するにドリンク。だけどあえてビバレッジと言いたい雰囲気。
さわやかなひととき♪
あっという間に食べて
食後のアンニュイ。
*
誘惑の お土産物屋さん。
鉢コーナー。
友人は、
これに決めました。格好良い。
そんな感じで、午後の日中をまるまるたっぷり、満喫。
*
帰路。再びロンドン中心部へ。
*
夜、今回の旅に踏み切るきっかけをくれた知人:花咲園芸のTさんと落ち合い、
Pubにて、夕食をご一緒させて頂きました。
Grocester Road(グロスター・ロード)のPub。
何頼んだか忘れちゃったけど(チキンだかのミートパイだったか)、美味しかった。グッド・ボリューム・マッシュポゥティトゥ。
これからどこ行くか、とか、このとき旅程はまだ漠然と(押さえた宿は半分)しか決まってなかったので、色々お話を聞く。
で、車で巡ろうとしてたルートがちょっと無謀(範囲広すぎ)だということも教わりました。
「とりあえずイギリスぐるっと周回しちゃえ」、と、軽く思ってたのです。
とんでもない、広い広い。でかい庭園一個見てたら半日終わるし。
おすすめのガーデンは?と訊ねて、
「Chelsea Physic Garden」という穴場を教わりました。
毎年開かれるChelsea Garden Showの会場から程近いところにある、薬草園というか、実用的菜園だそうな。
とりあえず、翌日まではロンドン滞在予定日。早速明日、そこに行くことに決めました。
そして、
‘事件’は起こったのです・・・。
>>続く。>>