歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

[2013英国旅:1-2] Kew Gardens Afternoon

2014年07月21日 | 英国 -england-
【1日目・その2】

ロンドン中心部から少し郊外。
Kew Gardens(キュー・ガーデン)」に向かいました。

世界遺産にも指定されている、世界最大の王立植物園です。
1759年に出来たそうな。



駅からの道すがら。





早速、花屋さんとか。



レストランとか。


スタバとか。




なんてことない住宅街なんだろうけども、新鮮。

同じような姿かたちの家が立ち並ぶ。
道はそんなに広くないし、路駐当たり前。

でも、日本よりも優雅さを感じるのは何故かしら。




庭先にブッドレアがもっさり。っていう光景も、よく目にしました。

自分が日本で作った庭にも、ブッドレアがあります。あっという間にどでかくなって。



 ↑
こんな。これイギリスじゃなくて、イギリス風アパートin JAPAN です。

イギリスに行ったことも無かった、2010年当時。初めて植栽計画(&施工)をやった現場。
なんでブッドレアを選んだのか思い出せないけど、、、今回イギリスの庭先のあちこちにこの花を認めて、

「ああ、自分、間違ってなかったんだ。」って、
じんわり、嬉しくなりました。




さて、話を戻しまして。

Kew Gardensのエントランス。



いざエンター。ついに来たのね、本場のイングリッシュガーデンに・・・!という興奮。




覆いかぶさっている木は、黄金アカシア・フリーシアではないかしらん?

先日訪れた蓼科のバラクラガーデン入口にも どどーんと立っていた、あの木。
(バラクラが、このフリーシアを日本に初めて紹介したんだとか。)

 ※バラクラに訪れた時(6月末)の記事はこちら→☆☆☆




まずは



広大な芝生の中に、



エディブル(食べられる)ガーデン。これはフェンネルですね。



農園っぽくなく、しっかり「花壇」になってます。




パーティーでもあるのかな?
と思ってよくよく見ると、



キッチンガーデンの展示でした。一番手前はマスタード。
林檎の木も生えています。

テーブルや食器に、食卓でおなじみのハーブや食材などが。



あと、マリーゴールドとか。

ポタージュガーデン(野菜を、草花や木と混ぜて植えた農園的庭)では、害虫対策などに有益なコンパニオン・プランツとしてよく植えられます。

「SMELL ME!」=嗅いで!って言ってます。




それから、一番古い温室。「Palm House」。ヤシの木が生えてる。





南国ゾーン。



へんな色づけがされた石がところどころに。
たぶん何かのしるし。


そして、



螺旋階段。

上る。



どでかいヤシなどを、上から望める。




どでかい。




降ります。


この歴史的な温室、肝心の建築外観をすっかり撮り忘れ。建築学科出身とは思えぬ失態。そんなことも気づかず、

なにしろすんごい広いこの植物園(132ヘクタール)

とにかく「先を急がねば!」と、広くて長~~~く伸びる道へ。




いろんな木が、どでかい状態で、あちこちに。



ちゃんと手入れされてる。でもちゃんと大きくて、自然体。

これはいちいち勉強になるな~と感心しながら、
けど、早足で。







Folly(フォリー)という、装飾的な建物。あずまや的なもの。よく見る。
17~18世紀によく作られたようです。



ジャパニーズ「Minka」。
こういうのもありました。



木がでかくて、良い。






太くて逞しい。



あれもこれも、美しい。


花も



もっさりしてて、良い。

サントリナ。コットンラベンダーとも呼ばれます。ふわっふわしてて超可愛い。


アジサイが盛りでした。

それに、



ひまわりも咲いていて、



バラも(まあまあ)咲いていて。


夏の初め。
暑いようで暑くないような、寒いような涼しいような、
ベストシーズンでした。



バラのパーゴラ・アーチ。




周遊は続きます。ロングロング。


池。人に動じない水鳥。カモ。



悠々としています。




かっこいい橋。

なにがかっこいいかと言うと、、



笠木が無い!

ルーバー列柱式の手すり。

いや、「手すり」部分が無いから、手すりとは呼ばないや。柵、ですね。

格好良い。




見えてきたのは、



背の高い鉄柱。



上れます。

そして、



樹冠を目の高さで周回できるという、「Treetop Walkway」。

上ったはいいものの、
私、高所恐怖症なので、恐ろしくって恐ろしくって景色なんて見てられるわけもなく、豪速でまっすぐ歩き抜いて
直ちに下りました。何のために上ったんだか。




なにしろ広いので、あちこちに色々、仕込んであります。

仮設のパビリオン。


写真の展示をしてました。




ロックガーデン。



荒野の渓谷的。



なるほどな植栽。
かっこいいわー。勉強になるわー。




うわ~~~。

いいわーー。

ひたすら、そんな感じの感嘆ばかり。



格好良い。







チルドレンは、とにかく可愛い。








温室内のロックガーデン。
サボテン。可愛い。



グラスガーデン。大好き。興奮。萌え上がる。






静寂の風景。

どんな場所も美しい。






なんだかぐっときた風景。



Peaceful.平穏。平和。

こういうのがある生活こそが、一番の贅沢だなあと思います。


そして



野良クジャク!



さすがに、動じない。

改めてみても、奇跡としか思えない、不可思議な羽根模様。

今まで生きてきた中で一番、クジャクに近づいた。






一番ぐっときた木は



この大木でした。

一番古い木でした。





全部は巡りきれない!

しかし、歩き疲れました!

ということで、

レストランで、遅めのランチ!



「Orangery Restaurant」。
修道院っぽい雰囲気のホール。



うめー~~



うめー~~~


いちごになんちゃらクリームチーズをのせて食べるの。



ビバレッジ。要するにドリンク。だけどあえてビバレッジと言いたい雰囲気。

さわやかなひととき♪


あっという間に食べて



食後のアンニュイ。






誘惑の お土産物屋さん。



鉢コーナー。


友人は、


これに決めました。格好良い。



そんな感じで、午後の日中をまるまるたっぷり、満喫。






帰路。再びロンドン中心部へ。





夜、今回の旅に踏み切るきっかけをくれた知人:花咲園芸のTさんと落ち合い、


Pubにて、夕食をご一緒させて頂きました。

Grocester Road(グロスター・ロード)のPub。





何頼んだか忘れちゃったけど(チキンだかのミートパイだったか)、美味しかった。グッド・ボリューム・マッシュポゥティトゥ。


これからどこ行くか、とか、このとき旅程はまだ漠然と(押さえた宿は半分)しか決まってなかったので、色々お話を聞く。

で、車で巡ろうとしてたルートがちょっと無謀(範囲広すぎ)だということも教わりました。

「とりあえずイギリスぐるっと周回しちゃえ」、と、軽く思ってたのです。

とんでもない、広い広い。でかい庭園一個見てたら半日終わるし。


おすすめのガーデンは?と訊ねて、

「Chelsea Physic Garden」という穴場を教わりました。

毎年開かれるChelsea Garden Showの会場から程近いところにある、薬草園というか、実用的菜園だそうな。

とりあえず、翌日まではロンドン滞在予定日。早速明日、そこに行くことに決めました。


そして、


‘事件’は起こったのです・・・。






 >>続く。>>




[2013英国旅:1-1] First London

2014年07月19日 | 英国 -england-
思い出深いイギリスひとり旅(2013.7/20~8/2)から、見事に丸1年(!)経とうとして居ます。

すっかり 満を持し過ぎてしまいましたが、、、

「英国旅行から1周年記念!」と、この際開き直ることにしまして。
これからちょこちょこと、綴り始めたいと思います。

あんなこと、こんなこと、あったのです。

前回までのお話(序章:ベトナム編)は、、
>>[英国旅0-1]無事に?テイクオフの巻
>>[英国旅0-2]ホーチミン・カオスの巻
>>[英国旅0-3]Night in Vietnamの巻

* * *


7月20日 深夜0:35発

ベトナム航空にて、トランジットのベトナムを発ちました。さらばホーチミン。

機内食は結局「SFP = スペシャル・フルーツ・プレート」のまま変更出来ず。

ひたすらフルーツ。朝も夜もフルーツだけの盛り合わせを、頂きました。
運ばれて来るたびに、「ええ、ええ私、フルーツが大好きすぎて、フルーツしか食べたくなかったです!」っていう、意味無い顔芝居までしてました。悔しさを噛み締めて。添えてあったパン(バター付き!)と水の、ありがたさというか、美味しかったこと・・・

隣に座ってたのが、3歳くらいのちびっ子金髪ボーイ。と、0歳児ボーイ on the 特別ベッド。with ママ。
iPadでトーマスを見てました。超愛くるしかったです。



7月20日

London、Gatwick(ガトウィック)空港に到着。早朝7:40頃。

早速、この空港で軽い迷子になりました。空港からの脱出ルートが分からなくて、1Fと2Fを行ったり来たり。

直結してる鉄道のプラットフォームらしきエリア(ヒト気なくて静まり返ってる)に辿り着いたと判ったときの、感動たるや。

現地の友人に電話して、コンタクトできたときの、安堵たるや。

ここまで余裕無くて全然写真撮ってませんでした。

イギリス初写真は、
世界の車窓から!



ロンドン市内に向かう、ガトウィック鉄道。

ヨーロッパの田園地帯っぽい!
LOVELY!ロンドン郊外の田舎の風景!羊はどこかしら?



さっき迷子になりながら、キオスクみたいなとこで買っといたサンドイッチ。
(もちろんイギリス初買い物だったのでドキドキ。使い慣れてないポンドに苦労。)

なんかオーガニックな感じで、純国産で、化学調味料とか全然使ってない感じで、いと好感。



そして、イギリスの鉄道の、大きな車窓から。



This is 初ビックリ。

「木がでかい!」

この後、ロンドンの町に降り立って またビックリすることになるのですが、
あちこちにある木が、いちいち巨大なのです。それ相応に、古木でもあるはず。
だから、樹々の存在感が、どっしりと安らかで、逞しくて、強くて、エネルギーに満ちている。


ロンドンの街路樹。



ロンドンの公園。


でかいでしょ?木が。


日本だと、どこかの山の中に分け入らないとお目にかかれない様な、大きな樹々たちが、
平然と居並んでいる。

ああもうイギリス、大好き! って、一発で惚れたポイントでした。

と同時に、
寸詰まりに短く残酷に伐採されるのが当たり前になっている日本の街路樹事情が、可哀想になったり、そんな文化レベルが情けなくなったり。

主に電線にかからないようにという意図だと思うけども、それにしても残酷な強剪定を毎年繰り返されるのを見るたびに、これはなんとかならないものかと、いつも胸が痛い。



さて。



空港から、あっという間に、市内です。
大きな駅。Victoria(ヴィクトリア)ステーション。

ここから地下鉄に乗り継ぎます。お得なカードだとか、切符の種類がいくらかあって、
ここでも若干ひと苦労。




Victoriaからほど近い、Sloane Squareの友人宅へ。



ただの石畳にも、静かに興奮。
彩りが綺麗~!



ほどなくして、友人宅に到着しました。


おしゃれなブティック系のお店が並ぶ、素敵界隈。


ベトナム在住の友人と一緒に買ってきたお土産を無事渡して

一息 人心地着いたあと、
居ても立っても居られませんから、早速、
レッツ・London観光へ!


ロンドンのバス。有名な、例の、2階建てバスです。
乗りました。


これがバス停。
ロンドン市内を、縦横無尽に走ってるらしい。番号がなんか色々書いてある。

現地在住の友人が居なかったらこんなの、乗り方もわかんないから敬遠してたでしょう。
京都市のバスも何系の何番に乗れば良いんだか、異邦人には謎すぎて難解ですが、ちょうどあんな感じです。





なんか、THE・ヨーロピアンなものが見えて来た。

(この時、すぐそばでなんか事件が起きてた。)




ウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)

※こちらのAbbeyは、ウェストミンスター大聖堂(Cathedral)とは別物です。




人大杉。
入るの断念。





でかい街路樹のある道。



広場の花屋。




ハンギングバスケットの花。Fuchsia(フクシア/フューシャ)、多く見ました。


運良く出くわしました。
馬。


なんかの行進的なもの。




一隊が優雅に過ぎて行った後、



優雅に落とされていった馬糞。

車通りも結構あるこの一般道路、
この後、誰がいつどのように掃除するんでしょうか?

と、少し気になりつつ、バッキンガム宮殿の方へ。




ちょうどウィリアム氏の赤ちゃんが生まれそうなタイミングだったらしく(その時全然わかってなかった)
宮殿まわりには凄いマスコミ陣と観光客が。



ここは入れないので、素通りして、
お隣の公園へ。




St.James's Park。から、そのままつながる Green Parkへと。

鳥がたくさん居る、広大な公園。





リスも居る。普通に居る。




可愛い!
つーか、近い!



とにかく鳥が多い。

大きな池があるからね。



池越しに、バッキンガム。



フラワーゾーン!

多分ここが初の、イングリッシュガーデン。



さすがに綺麗。

思った以上に色々な色の花々が凝縮。





撮る人々。


池もでかい。



木が、やっぱりでかい。

ほんとに、緑が「ちゃんと生きてる」って感じがする。



多国籍。
みんな、めいめい、緑の下、のんびり過ごしてる。
素敵。



市の中心に、こんな広大な、しかもフリーの公園が。素敵。


広大な公園を存分に歩いた後、

グリーンパークの駅から、地下鉄に乗ります。



赤い◎がメトロのサイン。

早速、ガーデンが見たい!ということで、
ちょい郊外の、「Kew Gardens」へ向かいます。



 >>続く。>>

[英国旅0-3]Night in Vietnam

2013年09月14日 | 英国 -england-
郵便局見ました



中華市場見ました



タクシー捕まえて



ぶいぶい走ってもらって



お次は、
「チェー」です。


チェーの名店らしい、小さな路面店に着きました。壁の色が蛍光キミドリです。
人気のようで、中はびっしり。

カウンターには、フルーツ関係と思われる、見慣れない食材がたくさん。


チェーとは。
色んな具材が入った、あんみつみたいな、ジュースみたいなものです。
ココナッツミルクベースの甘いものが主流。
こんなんです。



中身のタネを自分でセレクトする事も出来るみたいです。が、
どれが何だか、何がベストなんだかもサッパリわからないので、適当に。

自分は、「漢方チェー」っていう、なんか健康に良さそうなのを頼んでみました。

「サム・ボー・ロン(Sâm bổ lượng)」ってやつです。
(参考>>チェーの解説HP

ハスの実とか昆布とか、キクラゲとかナツメ、クコとか、入ってるやつ。

さて、そのお味は・・・・



・・・大・失・敗!

まずーー~~い;;

ふつうに甘いやつ頼めば良かったです。。。

ベイビー(離乳食挑戦中)は、
もっぱら、食べ物よりも氷ばっかり食べたがるみたいで、
ほんとに氷ばっかりご所望でした。



さて、チェーも、押さえました。
時間はそろそろ夕方へ。

旦那さんも仕事がそろそろ終わるので、レストランを予約して、
合流の準備。

いったんお家に戻ります。



道路情況は時刻関係なく、カオス。

あーここは、住めないわ。と、思ってしまいました。
日本の道路もそれなりにおっかない部分もあれど、やはり相当統制されてる。
この後、イギリスでも運転することになるのですが、イギリスは日本以上に、きっちりアンダー・コントロール。しっかりシステム統制されていて、基本のルールさえ間違わなければ、けっこう安心・安全に、どこでも行ける感じでした。
あーこれは、住めるわ。って、思いましたもん。イギリスは。


まあ、イギリスの話はまた追々、ということで、

マンションに帰還し、一息ついてから、
いざ、夕飯へ。再度出発です。



ベイビーは元気です。

外はもう



夜。




ベトナムの町は、幹線道路から一本奥に入ればもうカオスなので、
車が入れないせまい道、無理矢理なら行ける、っていうような一方通行道路とか、
ここまでなら行ける、って突然切れたりとか。入り組んでいます。

レストランも、車では行き着けませんでした。運転手が途中で「もう無理。ここで降りろ」って、放棄。
値段でもめたり。おつりくれなかったりとかもあり。
「こいつは大丈夫かな、、」って、毎回ちょっとした緊迫があります。
タクシー乗るだけでも、闘いです。
日本はヘイワだわ。。。しみじみ、思いました。

、て、

そんなこんなで、



へえ、夜の表情はこんななんだ、、と見渡しつつ、



知らない夜の町はやっぱり怖いので、ドキドキしつつ。



なんか、野良犬が多い。痩せてる。
狂犬病とかもざらにあるみたいなので、奥さんはことさら警戒。
だっこ嫌いで歩くのが好きなベイビーだけど、さすがにここらへんはだっこ。



しばし歩いて、

レストランへ。



ここも、元はフランス領時代の邸宅だかなんだかということで、
瀟洒な雰囲気。




旦那さんも合流。



さーー、ベトナム料理、食べます!



美味い。
豆腐揚げたやつとか、超美味い。


氷と枝豆以外の食に興味が無いベイビーは



気もそぞろで、全然落ち着かず、
しきりに部屋を出ようとします。。枝豆や氷で釣るも、限界ある。
何か、この部屋には滞在したくない‘なにか’を、感知してるのか・・?と思われるほどの、
嫌がりっぷり。

やむなくパパと、ウロウロ散歩へ。
(旦那、とっても子煩悩な良いパパ、やってました。ちょっと意外なほどだったので、面白く観察。)

なんか大変だね~~、とか言いながら、もぐもぐ。いや、ほんとに美味い。美味かった。

あれもこれもと、味わうので気持ちがいっぱいで、メニューを詳しく覚えてないし、写真もろくに撮らず、メモもしてなかった。。。ので、
すみませんが、レストランのシーンは これにてあっさり終わります!
ごちそうさまでした。




飛行機の出発は深夜0時過ぎ。時間がまだあるので、

夜の空気を吸いつつ、



旦那の職場に訪問してみたり。

そういえば、この日のホーチミンは風があって涼しくて、
東京よりも涼しいくらいでした。夜はなおさら。


それから、



近くのカフェへ。




暗いのでわかりにくいけど、とてもお洒落。



タイルもお洒落。両サイドは池。
入り口には、ガジュマルの気根みたいなのが垂れて、すだれカーテンみたいになってる。


中もお洒落。



なんか祭壇みたいなものが。




天井すげー高い。
調理場との仕切りの、ビニールカーテンが、長い。


で、また何頼んだか忘れたんだけど、



発泡系の、甘いヨーグルトチックなお酒っぽいやつを。
瓶のふたは、くるくるっと巻いたバナナの大きな葉っぱを、楊枝で止めたやつでした。



ストローは、さとうきびみたいな、木の枝みたいな、なにか。



ポップコーンはセルフサービス。勝手に取って食べてよいそうな。

ベビーは、持ち込みの枝豆を食べたり、
相変わらず、氷を食べたり。


2年ぶりに会えた大好きな友人夫婦と、赤ちゃんと。
懐かしい、のんびりしたひと時を過ごしました。



氷も枝豆も尽きると、ベイビーはまた
歩き回り出します。

またパパがお守りを。



池の金魚を見せていました。

「カー。」

「そうだね~、カーだね~。**ちゃんは天才だね~~。」

可愛い親子。





空港には、2時間前、余裕を見て3時間前くらいに着いてればまあ、大丈夫でしょう。

ということで、22時頃。

空港までの道はすんごい渋滞するから気をつけろって、ガイドブックに書いてあったから超心配したけど、
タクシーの運転手がどうやら有能な方だったらしく、巧みなルートで行ったらしく、
無事、余裕の到着。






空港の中には、彼らは入れないので、ここでお別れ。

では。

「カァムオン。」

唯一覚えたベトナム語。

「ありがとう。」の意。「cám ơn」。
(ほんとはもっと、状況に合わせて付けるべき単語があるっぽいですが。)

これ、
英語の「Come on」に発音が似てるので、覚えやすい。


では。

ここから先は、再び不安まじりの、一人旅です。






いよいよ本題。
いざ、イギリスへ。









[英国旅0-2]ホーチミン・カオス

2013年09月10日 | 英国 -england-
右も左も、言葉も何もかも分からないベトナム。出迎えてくれたのは、
ちっちゃな可愛い子。



と、そのお母さんでした。
彼女は建築時代の友人。現在、ホーチミンシティー在住。
旦那も、同級生の友人。

そう、
そもそも、イギリスに行くのにあえてトランジットの長いベトナム経由を選んだのは、
この友人夫婦に会いたかったからなのでした。

約2年ぶりの再会です。
そして、
1歳ちょっとのベイビーには、初対面。

1歳ちょっとか、まだよちよち歩きでさぞ可愛かろうねえ。
、と思ったら、

「この子、歩くのがすごく好きなの。」

と言われている矢先に、どんどんがんがん、勝手にずんずん歩き回り出します。
あらあら何処行っちゃうの!とヒヤヒヤ。

びたーん!
と転んでも、おもむろに、むくっ、と一人で起き上がる。そしてまたずんずん、歩き出す。

なんか、ひたむき。

「この子、転んでも泣かないの(笑」

すごい。強い。そして、可愛い。




早速、タクシーに乗り込みます。街中まではタクシーじゃないと無理だって。
ぼったくりタクシーも居るので、気をつけないといけないそうです。

タクシーを捕まえて、てきぱき、きびきびと指示する彼女、逞しい。
すっかり頼りっきり。

タクシーから見えるのは、



おそろしい量の、バイクの群れ。車の後ろに、横に、前に、容赦なく割り込んで来る、入り乱れる。
ナウシカの、王蟲がどよどよと押し寄せるシーンを思い出す。。。

タクシーも負けじと、「ビー!ビー!」って、クラクション鳴らしまくるし、
ぐいぐい車線変更、っつーか、追い越し上等、っつーか。ぐいぐい、攻める運転。


それを見つめる子。



興味津々?

それにしても、ホーチミン、
「すんごい都会」です。第一印象は、それ。

そして、「やたら広い。」
町が途切れずに、延々と、同じ様な賑わいの都会的風景が続く。

古いのも、新しいのも、ごたまぜの。



工事現場もたくさん。

びっくりしたのは、作業員さんが、



素手だったり、ビーチサンダルみたいのだったり、凄くラフすぎる恰好だってこと。
ガラを運ぶのも素手だったり、
コンクリならすのも素手だったり、っていう、
「え~~;大丈夫?」
っていうシーンがいっぱい。


そしてバイク。とにかくバイク。



「カオスだわ。。。」

初めて目にする、外国のアジア。
なんでもありじゃい!っていう勢い。

圧倒されました。


そんな中、
ああ、


木だ。
ガジュマルかなー。南国の木だ。

走り去って行くカオスな都会の風景の中に、ありのままの自然を認めると、ほっと、嬉しい。





とりあえず、友人たちの暮らすアパートへ。
重いバックパックを下ろさせてもらいます。

アパートって言っても、けっこうな高層ビルです。



着くや、たちどころに、



眠る子。

眠る子を見つつ、お茶タイム。
ちなみに手前のは、手づくりクッキー。
これは、旦那の方がよく描くイラストをモチーフにしていた。ので、懐かしくて、ふふっと。



部屋にちょこんと、ひとつぶ。小さな生命体。

可愛い。



見ちゃうね~~。ずっと見ちゃうね~~~。


ああそうそう、お土産を。

事前にリクエストがあったので、買いそろえて参りましたよ。



「じゃがりこ」他、
メイドインジャパンの、インスタントな食品。お菓子。酒のつまみ系の、乾物類。
旦那用。

なんと、偶然にも翌日、奥さんとこのベイビーは日本に一時帰国することになっていて、
しばらく旦那は一人になる、しかし、彼は料理を一切出来ない、というので。

ちょっとでも間が持てば、ということで。

保存用に、炊き込みご飯のおむすびをたくさん作ってから、

「じゃあ、ホーチミン観光へ。」

改めて、出発です。

ベイビー、寝起きにぐずる、、、かと思いきや。

すくっと、



すみやかに起動。そしていきなり とことことこ~~と、歩き回り出す。
思わず呆気にとられる。


あ、



私のバックパックに興味を示したか!

一生懸命、なんかいじってみている様子。

ううむ、、、可、、愛い。

でれでれで、見ちゃうね~~。




エレベーターを下りる。
アパートの地上階ホール(半屋外)にある、水槽。

ぴたっと立ち止まり。
食い入る。

「カー。」って言う。




ベトナム語で、魚のことを「カー」って言うんだって。

まだ言葉がぜんぜんおぼつかないこの子が一番最初に喋った、そして今のところ唯一なぜかこれだけ喋る、ベトナム語。

「カー。」

赤ちゃんたるものが概ねそうであるように、「夢中になったら、いつまでも。」
ここから引きはがすのは、ちょっと一苦労ですね。

なんとか誘導して、
タクシーを捕まえて、いざ。

おや、



今度は、私のブレスレット(念珠)に食い入る。

キラキラしてるのが気になるのでしょうか。見慣れないものが気になるのか。
まさに、動物的。

そんなこんなで、
まずは



教会。どーん。

フランス統治時代のものだそうです。

それからお次は、



石段を上って、



なんだか綺麗な建物。
郵便局です。これもフランス統治時代の遺産。
「代筆屋」というおじさんが居るんだそうです。



バザールみたいな細い商店街も付属。

お土産屋も付属。写真撮ろうとしたらダメって言われた。

そしてまた



ひとり勝手に



ずんずん歩き出す子。あらあらら。これは目が離せないわ。

「こっちおいで~~ほら~~」

呼ぶ。

「ほら~、このタイルおしゃれでしょ」



「うむ。そうだな。」と思ったのかしら、



今度はタイルに食いつく。

タイルに食いつきすぎちゃって、
なぜかぴったり、人差し指を、くっつけて。
またここから引きはがすのに、ひと苦労。



再起動。


「以上、フランス統治時代の名残でした。じゃあ次は、もっとカオスなところに。」


タクシーに乗って、今度は'市場’に向かいます。



着いたのは、中華ゾーンの市場。
いろんな市場が集約された、デパートみたいな建物。

フランスのすっきりした雰囲気から一転、
カオスな賑わいが、一番凝縮されたようなところです。







宝飾品とか、民芸品とか、



とにかくなんでもここに集まるらしい。

アオザイの生地とか。



一番メインにあるのは、やっぱり、



食材。



えび。パッションカラー。



魚とか。
木の実とか。
試食させてもらって、すんごく美味しくてびっくりしたマカダミアナッツを、彼女は買いました。
殻を割る器具付き。生のそれは、ナチュラルな甘さがほんのりあって。

ちなみに、ベイビーはどこへ行っても人気者。
みんなが「あら~~*」って、笑顔になります。


食材エリアのカオスを堪能したあとは、


中央を突っ切って上る、青い吹き抜け空間のエスカレーターに乗って。

上へ。



衣類系。これまたカオス。

どうやら、閉店の時間らしい。がんがん片付けて行く。
あちこち紙くずとか散乱してる。
こっちの人は、ゴミとかそこらへんにポイポイ捨てちゃうそうな。



もう閉店なので、売る気もない。やる気ない。





市場デパートを出る。



外は外で、面白い混沌。


フルーツ、



山盛り。巧みな積みっぷり。
露天のフルーツ屋さん。南国らしい。
というか、ヨーロッパとかでもこういうのよく見かけたけど、日本だとあんまり見ない気がする、、。露店販売が法律的にあれなのかな。

しかし、



とにかく言葉が、さっぱりわからん、、。

こりゃ一人じゃ全然無理だわ、、。

と、呆然としているうちに、
彼女がまた、速やかにタクシーを捕まえてくれました。

カオス市場を後にします。


 >>続く>>


[英国旅0-1]無事に?テイクオフ!

2013年09月07日 | 英国 -england-
旅の始まりは、いっつも時間ギリギリで、
走って走って、汗びっしょり。

、、っていうのは、今回、見事回避!
最寄り駅から直行リムジンで、無事に成田着*
出だしはまずまず、問題なし。です。

7月19日。第1日目。




約10年ぶりの海外旅行。
パスポートも期限が切れちゃってたので、取り直しました。

そして、
初の、単独・海外旅行。

前日というか前夜ギリギリまで、自分が抱えている案件をぜんぶ片付ける!と
もの凄い勢いで仕事に邁進しながら、
航空券だとか宿のブッキングだとかなんだとか、色々色々。

寝坊がおそろしくて、前夜は、結局眠らずに、パッキング。

いよいよ。

ドキドキです。



チェックイン手続き。パスポートチェックとか。オンラインチケットの証拠の紙っぺらを見せたりとか。

待つ。
テロリストだとか怪しまれないように、努めて冷静なテイで居なければと、
うっすら微笑すら浮かべて(いるつもりで)。


そこで、カウンターの女性係員さんが、むっ?と、眉をひそめた。


えっ、なに!?


女性係員「あのー、スペシャルフルーツミールになってますけど?」


は?

「スペシャル・フルーツ・ミール。
 フルーツだけの機内食を選ばれてますけど、よろしいですか?」


え?

「・・・なんですかそれ・・・」

どうやら、航空チケットを予約した時に、そういう選択をしちゃってたみたい。

スペショー・フルーツ・ミーォ。
特別に、フルーツオンリーの機内食。


、、走馬灯のように思い出される、、労働後の深夜、、うつらうつらしつつ、、、ネットで予約手続き時の、、

「なんかスペシャルって書いてあるけど、これでいいのかね~」ポチ


私は

「・・いや、、知りません!なにかの間違いです!」

と、否定。しらを切りました。


係員「そうですよね、、おなかすいちゃいますもんね。では、普通のものに変更しますね。」


係員さんの中谷さんはそう言って、ちゃきちゃきと、「普通の機内食」に変更してくれました。


あーーあぶねーー。助かったーー。
あやうく飢え死にするとこだったー。


ということで、

一瞬ひんやりさせられつつ、



テイクオフ!
無事に!



今回乗ったのは、ベトナム航空でした。

機体の色が、大好きな、
とても深くて美しい、青。

うっとり。





空と海と雲。それだけの景色。

普段は見られない、特別な景色。
幸運にも、窓際の席。
飛行機の旅の醍醐味。

嬉しいなあ。

うっとり。



そして、運ばれて来る機内食。

「普通の」機内食。
実際に目にするまでは大丈夫かほんとに大丈夫なのかってヒヤヒヤしてたけど、
ほっと一安心でした。


それよりなにより、内心鼻息猛々しく盛り上がったのは、



ウェットティッシュ!

なんか、すんごく品の良い、素敵な香りのするウェットティッシュ。

なんと・・・蓮の花の香り・・・!


今回乗った、ベトナム航空。そのシンボルマークは、ハスの花。

なるほど、蓮の香り。。。凄く素敵。。。

次にもらったやつは、直ちにバッグの中へ。





そんなこんなで、
寝たり、ガイドブックを読んだり、旅程を考えたり、色々しているうちに、


やがて、、見えてきました、、、



川。。。これがかの有名な、テームズ川かしら。。。


そして、近づいて参りました、、、




町。。。これがかの有名な、ロンドンかしら。。。



さあ、

到着です!



どど~~ん!

波のように押し寄せるバイクの群れ!



どど~ん!

そう ここは

ベトナム。

さっきの川は、かの有名なメコン川。
さっき見えてた大都市は、ホーチミン・シティー。

いまガンガン経済成長まっただ中にあるベトナム。そのいわゆる‘経済的な首都’が、ホーチミンシティーです。
(行政的な首都はハノイです。)

イギリスに到着する前に、トランジット(乗り継ぎ)で、
立ち寄り入国したのです。


普通は空港ですぐ乗り換え手続きをして、空港内で待機するんですが、
なんせ、トランジットに与えられた時間が、12時間弱。
ほぼ半日。長い!
それはせっかくだから、外に出たい。

しかし、

あくまでトランジットの身。無事に入国できるもんなのか、わからない。ものすごくドキドキハラハラ。
ベトナム語全然わからないし。

オンライン予約の証拠の紙っぺらを見せつつ、怪しいものだと疑われないように うっすら余裕の微笑みをたたえて(いるつもりで)
使い馴れない英語で「わたし、イギリス行くのだが、今ベトナム入国して、観光したい!なぜならトランジットに半日もあるから!ベトナムに入国したい!12時間!わたし!プリーズ!」みたいなことを言う。



無事入国できました*




空港の扉がひらくと、

一気に肌にのしかかって来る、
じっとりと重い湿気。
初めて浴びる、南アジアの風。


そんな空港で待っていてくれたのは、



きゃ~~~!

可愛いベイビー*


  続く>> 


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