先日、
「ベランダガーデン」を作りました。
野口造園としては、初めての ベランダガーデンです。
(設立したばかりな上、色々なことをやる造園屋なので、
毎回・毎仕事、“初モノ”な感じです;)
もう早速、写真でお見せしちゃいますと、
こんな感じです。
↓ ↓ ↓
こんな感じ、でした。
*
ビフォーが こちら。
↓
アフターが こちら。
↓
デッキとか、手すりのルーバー桟は、別の方。
今回は、植栽だけ、担当させてもらいました。
*
東京は多摩の、某マンション。
“マンション” と言っても、
そんじょそこらの ふつうのマンションではありませんでした。
「コーポラティヴ・ハウス」というもの。
住民が 設計段階から運営・管理まで、全面的に関わって作っているんですって。
なによりも びっくりしたのは、
ベランダが、
「向こう三軒・ひと続き」ってこと。
ベランダが完全に解放状態で、
お隣同士、つながっているんです。
雰囲気は、
昔ながらの、長屋のような、、、なのかな。
(庭が今後、繋がって伸びていくといいな~~*と願いつつ:)
*
今回担当させて頂いたのは、
すこぶる見晴らしの良い、5階の角部屋。
東と南が、すこーーんと抜けています。
上の写真は すべて南。
東は:
ダイニングテーブルの、すぐ傍ら。
一面パノラマの窓の向こうに見えるのは、
ぐるっと 小高い丘の森に囲まれた
盆地状の街。
ずーーっと広がる、屋根、屋根の波。
一方の南は:
松林を背景にしています。
*
今回のご要望は、
「キッチンで使えるものを」
というのが、第一条件でした。
ということで、ダイニングに近い 東のベランダには
キッチンに使えるハーブ類。
パセリとか、ニラ(チャイブ)とか。
あと、住民の方がご自身で トマトとか野菜とか育てたい! と やる気満々なので、
そんなにガッチリ 作り込まずに。
南は
ダイニングに座ったときに 自然と眺めることになる庭になります。
だから、花が欲しい。
「イングリッシュガーデンみたいな、
小さな花がいっぱいついてて、さわさわ揺れている感じ」
という希望のイメージに沿って、
比較的大きめになり、さわさわーと茂るハーブ類を主体に、
花モノを足しました。
イングリッシュガーデンっぽい、さわさわ感のある
エリカとか。
(ピンクの「あわゆきエリカ」ってのと 白い「ジャノメエリカ」ってのを使いました。)
一番最初の写真の、一番右のやつです。
などなど。
あと、オリーブの木。
*
また
「ここは風も強いし、零度以下になる」と、
土の凍結(と、植物のダメージ)を心配されていたので、
目の前の松林で ばーーーっと松の葉を採集して、
「敷松葉」をしてみました。
「敷松葉(しきまつば)」って、
茶庭の露地とかでやる冬の作法で、
コケの上に松葉を敷いて、霜による剥離防止のためにやったりするんですけど、
、、どうなんでしょう、、ここの場合、、効果のほどは、、。
しかも、ちゃんとしたマナー(上手な敷き込み方)とかも、絶対ありそう。
「あらあら、この人は、、」って、笑われるかな。。。
ただの気休めかな。。
とも思うけど、
ま、
見た感じも、なんとなくあったかそうだし、
悪くはないですよね。
松葉には殺菌効果もあるとのことなので、
悪い事にはなるまい!うむ!
*
とにかく、
自分にとっても、お施主さんにとっても、初めて尽くしの
ベランダガーデン。
出来たばかりのこの建物の、このベランダの特性も、まだ、
わからないことだらけ。
そもそも、今回まだ揃えられなかった花とかも、あるんです。
そもそも、未完成。
だから
「これから一緒に、様子を見ながら、やっていきましょう。」
ということで、
ひとまずは、終わり。
そして、
始まり。
* * * *
庭は、「生き物」です。
環境や気候の変動に 左右されながら、
刻一刻と、絶えず変化し続けるもの。
施工の完了=出来上がりが、すなわち「ゼロ地点」。
スタート地点。
なのです。
作ったら 最後。(最後、というか、最初?)
「手入れ」という、
長いお付き合いが 始まります。
これからどんどん成長して行くことになる、
庭の、誕生。
誕生の瞬間は、やっぱり感無量。
未完成な感じが、またご愛嬌。
終わりが 始まり。
始まり、始まり。
*
ぶっちゃけ、
色々と悩む事も さまよう気持ちもあり、
正直、不安もいっぱいでした。
だけど、
一つ目のプランターが出来たとき、
出来るやいなや、
「可愛い!」
と、お施主さんが、仰って下さったんです。
「可愛い!」
は、
野口造園的には、最高の褒め言葉。
その瞬間が、なにより、
嬉しかった。
毎度・毎度、
失敗も多々、してまして、
しっかり怒られたりしてまして、
しっかり、学ばせて頂けております。
これは、とっても有り難い。
今の未熟な時期に、真っ向からちゃんと注意してもらえるのは、ほんとに有り難い。
ラッキーだと思います。恐縮です。
なんですが、
自称:「褒めて伸びる子」 ですので、
そこんとこもふまえつつ、
どうぞ、
宜敷くお願いします(~m~;
*
大晦日まで、手の指で数えられるくらい。
ラストスパート入りましたね。
まずは クリスマスまで
まっしぐら。
*
最近 滞ってて、すみませんでした;
ラストスパート!
ブログ、頑張って書きます!終わりよければ全て良し、とするべく。
めざせ、「怒濤の勢い」!!
お忙しい師走ですけれど、寸暇をうかがって、
チラッチラ、のぞいてみて下さいな*
Anemone coronaria
「ベランダガーデン」を作りました。
野口造園としては、初めての ベランダガーデンです。
(設立したばかりな上、色々なことをやる造園屋なので、
毎回・毎仕事、“初モノ”な感じです;)
もう早速、写真でお見せしちゃいますと、
こんな感じです。
↓ ↓ ↓
こんな感じ、でした。
*
ビフォーが こちら。
↓
アフターが こちら。
↓
デッキとか、手すりのルーバー桟は、別の方。
今回は、植栽だけ、担当させてもらいました。
*
東京は多摩の、某マンション。
“マンション” と言っても、
そんじょそこらの ふつうのマンションではありませんでした。
「コーポラティヴ・ハウス」というもの。
住民が 設計段階から運営・管理まで、全面的に関わって作っているんですって。
なによりも びっくりしたのは、
ベランダが、
「向こう三軒・ひと続き」ってこと。
ベランダが完全に解放状態で、
お隣同士、つながっているんです。
雰囲気は、
昔ながらの、長屋のような、、、なのかな。
(庭が今後、繋がって伸びていくといいな~~*と願いつつ:)
*
今回担当させて頂いたのは、
すこぶる見晴らしの良い、5階の角部屋。
東と南が、すこーーんと抜けています。
上の写真は すべて南。
東は:
ダイニングテーブルの、すぐ傍ら。
一面パノラマの窓の向こうに見えるのは、
ぐるっと 小高い丘の森に囲まれた
盆地状の街。
ずーーっと広がる、屋根、屋根の波。
一方の南は:
松林を背景にしています。
*
今回のご要望は、
「キッチンで使えるものを」
というのが、第一条件でした。
ということで、ダイニングに近い 東のベランダには
キッチンに使えるハーブ類。
パセリとか、ニラ(チャイブ)とか。
あと、住民の方がご自身で トマトとか野菜とか育てたい! と やる気満々なので、
そんなにガッチリ 作り込まずに。
南は
ダイニングに座ったときに 自然と眺めることになる庭になります。
だから、花が欲しい。
「イングリッシュガーデンみたいな、
小さな花がいっぱいついてて、さわさわ揺れている感じ」
という希望のイメージに沿って、
比較的大きめになり、さわさわーと茂るハーブ類を主体に、
花モノを足しました。
イングリッシュガーデンっぽい、さわさわ感のある
エリカとか。
(ピンクの「あわゆきエリカ」ってのと 白い「ジャノメエリカ」ってのを使いました。)
一番最初の写真の、一番右のやつです。
などなど。
あと、オリーブの木。
*
また
「ここは風も強いし、零度以下になる」と、
土の凍結(と、植物のダメージ)を心配されていたので、
目の前の松林で ばーーーっと松の葉を採集して、
「敷松葉」をしてみました。
「敷松葉(しきまつば)」って、
茶庭の露地とかでやる冬の作法で、
コケの上に松葉を敷いて、霜による剥離防止のためにやったりするんですけど、
、、どうなんでしょう、、ここの場合、、効果のほどは、、。
しかも、ちゃんとしたマナー(上手な敷き込み方)とかも、絶対ありそう。
「あらあら、この人は、、」って、笑われるかな。。。
ただの気休めかな。。
とも思うけど、
ま、
見た感じも、なんとなくあったかそうだし、
悪くはないですよね。
松葉には殺菌効果もあるとのことなので、
悪い事にはなるまい!うむ!
*
とにかく、
自分にとっても、お施主さんにとっても、初めて尽くしの
ベランダガーデン。
出来たばかりのこの建物の、このベランダの特性も、まだ、
わからないことだらけ。
そもそも、今回まだ揃えられなかった花とかも、あるんです。
そもそも、未完成。
だから
「これから一緒に、様子を見ながら、やっていきましょう。」
ということで、
ひとまずは、終わり。
そして、
始まり。
* * * *
庭は、「生き物」です。
環境や気候の変動に 左右されながら、
刻一刻と、絶えず変化し続けるもの。
施工の完了=出来上がりが、すなわち「ゼロ地点」。
スタート地点。
なのです。
作ったら 最後。(最後、というか、最初?)
「手入れ」という、
長いお付き合いが 始まります。
これからどんどん成長して行くことになる、
庭の、誕生。
誕生の瞬間は、やっぱり感無量。
未完成な感じが、またご愛嬌。
終わりが 始まり。
始まり、始まり。
*
ぶっちゃけ、
色々と悩む事も さまよう気持ちもあり、
正直、不安もいっぱいでした。
だけど、
一つ目のプランターが出来たとき、
出来るやいなや、
「可愛い!」
と、お施主さんが、仰って下さったんです。
「可愛い!」
は、
野口造園的には、最高の褒め言葉。
その瞬間が、なにより、
嬉しかった。
毎度・毎度、
失敗も多々、してまして、
しっかり怒られたりしてまして、
しっかり、学ばせて頂けております。
これは、とっても有り難い。
今の未熟な時期に、真っ向からちゃんと注意してもらえるのは、ほんとに有り難い。
ラッキーだと思います。恐縮です。
なんですが、
自称:「褒めて伸びる子」 ですので、
そこんとこもふまえつつ、
どうぞ、
宜敷くお願いします(~m~;
*
大晦日まで、手の指で数えられるくらい。
ラストスパート入りましたね。
まずは クリスマスまで
まっしぐら。
*
最近 滞ってて、すみませんでした;
ラストスパート!
ブログ、頑張って書きます!終わりよければ全て良し、とするべく。
めざせ、「怒濤の勢い」!!
お忙しい師走ですけれど、寸暇をうかがって、
チラッチラ、のぞいてみて下さいな*
Anemone coronaria