歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

ラスト黄昏

2011年12月31日 | 徒然 -tzure-zure-

もう大晦日ですね。

まじで。

吃驚です。

まじで。




仕事納めには、
納めといえど、ひとつも納まらず、ただ先送りするだけで強制終了しただけ。なので、
そこそこ、もやもやしたものを引きずりながらの、とりあえずの、ささやかなお休みを与えられました。




そうして迎えた、やっとのお休み。
冷静に数えると、全然短い。


昨日=30日は、

傷だらけの眼鏡を直したりとか、お茶の道具を買い揃えたりとか。。要するに、義務的な用事を消化するために、まずは街に繰り出しました。

、のですが、

アロマオイルのテスターを試して、ふわ~ん…*、てなったり、

アジアン雑貨屋さんで、いわゆる
「生命維持には何ら関係ない」
=ゆとりのお買い物を愉しんだり、

オーガニック系のお店を物色したり。

気づいたら、最初の予定の「消化義務」以外の「お買い物」に、すっかり勤しんでいました。



、、、こんなの確か、久しぶり。実は。


ゆずのエッセンシャルオイルにするか、ヒノキにするか、ラベンダーとかユーカリが入った実用的リラックスブレンドにするか、と、黙々とテスターを嗅ぎながらひと思案しながら、

ふと
そのことに気づいた時、

初めて、

というか、

やっと、

この一年(というか、多分311以降)の、怒涛の労働モードの、張り詰めた感じや、ずっしりとした暗い重さが、背中から

スルッと

落ちてくれた気がしました。

やっと。



ゆったりとした、自分だけの、気ままな自由の時間。

義務感や切迫感に縛られない、ただの「お買い物」。





宵頃には、ふんわりとした友人と、青山のオーガニックカフェにて、まったり。

普通の、アールグレイのミルクティー。

一緒に供されたのは、茶の浸出の待ち時間を計る、砂時計。


……砂時計。


久しぶりに見た気がする、砂時計。三分間の砂時計。



トラディショナルで、アナログなものながら、
ものすごいテクノロジーで出来た、シンプルながら、これ以上いじりようの無い、ハイセンスな発明品。


………。


無音の三分間。


………。


何もしないでただ待つ、静かで優しい時間。

ため息も呟きも音を消す。
深呼吸のような時間。


しばし、ほんのしばし、


………。



砂の落ちる無音に、するすると流れてゆく小さな細い線に
心を添わせて、


……………。



瞑想に入っていくときのような。

沈思。


伸びたり縮んだりすることなくただサラサラと流れてゆく、淡々とした時間。


話したのは、近況のほか、妖精の話とか。


なんとも優しい時間を過ごしたのでした。


帰ったら、うずたかく積もっていた洗濯物の山を、一気にランドリング。





そして今日は、大晦日。

朝、早速念願の「ダラダラ」やってみました。

、が、

なんだかもったいなくって、…、罪悪感がうずうず。

バタバタと簡単な掃除(第一弾)をして、
昼に飛び出す。

で、

「代々木ビレッジ」という、新しいスポットに来てみました。


プラントハンターが世界中から集めた珍しい植物たちが、ごっそり寄せ集められたという庭があります。

ほんとに、このままちゃんと育つのだろうか?大きく茂るのだろうか?

…と、
心配になるように、=つまり、植物に意識が動かされるようにと、あえて自然に逆らうような実験的な植え付け方をしているという、破格な庭。「非現実」という意味での「ファンタジー」をテーマにした庭だそうです。

まだ出来立て。庭はどこでもそうですが、時間をかけて育てられてゆくもの。庭のイメージが出来上がってくるのは、まだ先の話。でもこのビレッジ、8年という期限付きのモールらしい。

なんにせよ、先行きが気になります。



一緒に回る予定だった友人は、なかなか到着せず、、待たずまに一通り見終えてしまって、いま、近くのカフェへ。ソイチャイラテ。

それも飲み終えて。

じんわり、眠くなってきました。






2011年も、リアルに残りわずか。


突然ですが、わたくし、予言します。

「2011年を振り返る」(仮)と題したblogを、2012年にアップすると。


そんなこんなで、2011ももう、最後までとにかく、時間が足りない…!




黄昏れ始めて居ます。


友人が、そろそろ到着しそうです。



copyright (c)

Copyright (c) 2009-NOW "uta-niwa" <by ngch-zoen> All Rights Reserved.