梔子様 2017年06月28日 | 徒然 -tzure-zure- 光を全面に受け 真っ白に輝く姿 よりも 陰翳に身を預けている方が 妙に色っぽく見えたり。 特に、白ならば。 それにしても この梔子(くちなし)という花の、ひんやり湿った梅雨の夜に辺りを満たす高貴な馥郁(ふくいく)たるや、 誠に、敵知らず。 うやうやしく、かしこまって、 「梔子様」 などと敬称を付けてみたら、 何処ぞの宮家の皇女みたいなやんごとなさが、余計にムンムンに、馥郁。