歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

風邪と音光

2011年04月25日 | 徒然 -tzure-zure-
一歩 進めば 新しく咲いた花が見つかる。


季節の変わり目。ていうか毎日が変わり目だけど。

最近色々と、印象にも強い出来事が、どっと押し寄せて起きるようで

「あ、このこと、どうしても書いておきたい!」
って思う 素敵な出来事、
そんな 一瞬が、たくさん。


「今日書くネタはこれにしよう。」
そう思っているうちに、
次の事件。

ああどうしよう。つなげようか、わけようか。
溜まります。昇華しきれず、次から、次、次。

消費期限が過ぎてしまう。
早く、早く書かなきゃ!って、
いつもいつも、ぐるぐる思いながらの毎日です。

我ながら、ずいぶん生真面目なブロガーになったものです。


そうこうしながら、
また新しい花を見つける。





で 今、
「よし書こう!ようやく時間もあるし。」

と思いきや、

風邪を引いて仕舞っております。3日目になりますか。
普段は いたって健康なんだけどな。


たぶん、仕事の切れ目で、またすとーん と、
気が抜けたからかも、しれません。

四月のうちに、3つ、新しい庭が出来ました。
自分の住んでる大家さんの庭も含めると、4つ。
だから要するに、とっても忙しかった。

そして、それがすとんと、束の間ながら、なんとなく
落ち着いたところで。

多忙なときの節目節目に、がくんとぶっ倒れる。
去年からかな。なんだかそれが、パターンになって来ました。
アンバランスだなあ。




今回は、咳モードがメイン。「ゲーッホ!!ゲッホ!!!」咳が身体に与える負荷インパクト、
これがけっこう重い。ビックリマークの爆発音。エナジー消耗する。

それがずっと続いてて、やっと今、
少し落ち着き、代わりにじわじわ「熱」が出て来たところです*
ぼ~~っとなってきて、うっすら頭が痛くなってきました*


熱。
全身が どよんと重くなる、一番だるい、しんどい時だけど、
これを乗り越えれば、治る。の、サイン。


発熱や苦痛を伴う症状は、
身体の免疫が、病原菌と闘っている証。だから、止めちゃダメ。
じっと、己の勝利を願って、耐えるのみ。


薬は断固 飲みません。
完全、自然治癒派です。気合いの「無為」。


やむを得ず、
どうしてもその日やり遂げなきゃいけない仕事があったので、その時はリポビタンDをごんごん飲んで、なんとか無理矢理やり遂げたけど、
そのあと効き目が切れたら、どっと来る 消耗。

ケミカルな医薬品は、一時しのぎの症状緩和にはなるだろうけど。
一時しのぎじゃ、治癒に届かない。


結局、
からだの健康を作るのは、食べ物。だって、食べ物=栄養だもの。

このところ、忙しさにかまけて食事も明らかに雑になっていたから、
スキが生じていたんだろうな。

ちゃんとしたものを、ちゃんと食べる。これに尽きる。





忙しくて食をおろそかにしていても、
お茶は とにかくよく飲みます。あったまるし。手っ取り早いし。
お茶だけじゃ、全然生きられないんだけど。

今回は、会社に たまたま「高麗人参茶」の粉末のがあったので、
なんか効きそうだなと思って、飲んでみた。

まずかった。
まずー、、と思いつつ、何杯か、無理矢理飲みながら、仕事。


どんなときでも、仕事はやるしかないから、仕事。

生きるために。





あと一歩 進んだら。

この熱をじっと乗り越えながら、しっかり寝込んだら、
次の朝には治ってるはずだから、

じーーーっと。

あと、ひと踏ん張りです。


ゲーーッホ!





というわけで、今回 お待たせした割に 写真も何もジョイフルなものが無くて申し訳ないので、

最近とってもよく聴いている、お気に入りの音楽を。




salyu×salyu『s(o)un(d)beams』(サリュ・バイ・サリュの「サウンドビームス」)より:

[Sailing Days]

[ただのともだち]


実は、

風邪を引いたのって、このsalyu×salyuのライブに行って来た直後だったんですけどね。

もう、すっごく圧巻のライブで。CDより、何倍も何倍も圧倒的でした。(ライブってのは、往々にしてそうだけれど。)


この新作、素敵すぎるので ちょっと紹介しますと、
『s(o)un(d)beams』ってのは、「sun beams(日の光)」と「sound(音)」をかけあわせたもので、
ようするに「音光」っていえばよいのか、とても詩的なタイトル。

salyu×salyuというのは、
salyuというひとりの音楽家(歌手)の、新しいプロジェクト名だそうです。

 alyu×salyu『s(o)un(d)beams』


今回のアルバムは、
「クロッシング・ハーモニー」っていう音楽理論をコンセプトにしています。

ふつう、楽器で「ドレミファソラシ」、ぜんぶ一緒に奏でると不協和音になってしまう。けど、
人間の声で奏でると、見事な美しいハーモニーになる。っていう理論。

だから、CDでは、salyu独りの声を使って、カラフルでパッチワークチックな、多重録音状態なのですが。

さて、これをライブではどうすんのか、、?と思ったら、
本気の実力行使で、再現!
4人のコーラス隊編成で。これが、見事でした。


音楽・声のプロフェッショナルとしての、本気を。
本気の技能、限界への挑戦的な気合いたるものを、見せつけられました。


ああ、行って良かった!!って、心底思っています。

なんか
昔と比べて、状況がよろしくないと言われて久しい、暗澹たる音楽業界の中で、
ひとつの明るい結晶というか、、
生命を削ったからこそほとばしらせることが出来た、ひとすじの希望の光というか。。
そういうものを見せてもらった気がします。


震災で、一旦は発売が延期になってしまっていた このアルバム。

そういう経緯もあったからこそ。
ようやく手にし、ようやく耳に出来たことへの、嬉しさ。
さらに、ライブ会場に行けて、生で味わえるという。そのことの、有り難さ。


元気をもらいました。

病気も ついでにもらって来てしまったようだが。


、いやいや、病気は自分のせい。






ああ、さっさと寝るはずが、長くなってしまった。

最近、まともに音楽聞いてないや、という方、多いと思います。
良かったら、ぜひ聴いてみてね。

アバンギャルドなようで、あれ?っていうほど、とても聴きやすくまとめられています。

では、おやすみなさい。







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