10/13月、甲武信岳。
源流に架かる小さな木の橋を渡り今度は右岸を登る。
↑あと350m。
もう一息だ。
と思ったが、平地のそれとは違い、この距離でも長く感じる。
↑水源地直下100mの千曲川はこんなに細く美しい流れ。
12:20、ようやく到着。
とっくに着いていた「健脚組」から「オーイ、遅いぞー」の声。
みんなお昼も済ませ、もう下山モードに入っていた。
早く記念写真を撮れと言われ、まだ息が落ち着かないうちにシャッターを押した。
ワタシがみんなの集合を撮ったあと、交代してワタシも入れてもらいパチリ。
↑水源地での記念撮影。(十日町市役所 健脚の富井氏撮影)
このサイズではよくわからないけど、みんないい笑顔で写ってる。
こういう場所で固い顔して写るヒトはいないんだ。
中央の標柱には「千曲川信濃川水源地標」と刻まれている。
肝心の水源地は、広場のすぐ下の小さな沢にあった。
↑右の木の下あたりから水が湧き出ている。
これより上部に水の気配はない。
まさにここから川が始まっているのだ。
↑数メートル下ではもう流れになっている。
367km、日本最長河川の頂点。
大河信濃川の源。
この水が220km下流の十日町市まで流れ、新潟市の河口まで367kmの旅をする。
ただ流れるだけでなく、多くの生命に恵みを与え、田畑を潤し、我々人間もこの水によって生かされている。
川の名前の前に「母なる川」と言うが、この場所に立つとその意味がよくわかる。
なんとも神秘的な場所だ。
「超・健脚組」井筒屋の水野さんがニコニコしながら「山田さん、コレっ」と、コップを差し出した。
↑ウイスキーの源流水割り。
冷たくて、いいようもなく美味い。
高級なバーでいただく水割りより格段にうまい。
登っている途中で「ウイスキーくらいもってくればよかったなぁ…」と思っていたので、うれしくてジンときてしまった。
やっぱり、登山慣れしているしている人は違う。
かっこいいなぁ。
湧き出ている水は無色透明、清冽でとても冷たく、何も言えないほど美味しい。
500mlボトルに2本詰めて、おみやげに持ち帰った。
標柱を囲んだ記念写真だけじゃ物足りないので、もう一ヶ所撮影。
↑下山途中、木の橋の上から撮影。
源流を訪ねた感じが伝わるかな。
サトー先生が「コレ使うといいよ」とストックを2本貸してくれ、スキーで小さなコブをかわすみたいな気分で下った。
2本足より4本の方がバランスが安定していいみたいだ。
ひざにかかる負担も少ない。
登りに比べると下山は早く、2時間20分ほどで毛木沢駐車場に到着。
川上村の役場におじゃまして、副村長さんと面会。
↑休日にもかかわらず対応してくれた。
村の話をアレコレ伺い、川上村産の白菜をおみやげに戴いた。
来年、川上村で「全国源流サミット」という催しがあるらしい。
来年は来れないかもしれないけど、今度家族で登ってみたいなぁ、と思う。
子どもの教育にもいいだろう。
その前に、この信濃川の水を、川が涸れるほど大量に使っている電力会社のエライ方々に源流を見てもらいたい。
「水利権」などという、人間の都合で勝手に決めた権利を振りかざしているけど、そんなのちっぽけなワガママだと思う。
水力発電はクリーンエネルギーだけど、水を使っている電力会社の精神がクリーンではない。
最近、メーターを改造してまで不正に水を取っていることが発覚した。
お天道様に叱られますよ。
信濃川水なしサミットのテーマは「川は誰のもの」。
誰のものでもない、地球に暮らす全ての生物のものなんだろうなぁ。
山に登って、川を思う。
いい旅でした。
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源流に架かる小さな木の橋を渡り今度は右岸を登る。
↑あと350m。
もう一息だ。
と思ったが、平地のそれとは違い、この距離でも長く感じる。
↑水源地直下100mの千曲川はこんなに細く美しい流れ。
12:20、ようやく到着。
とっくに着いていた「健脚組」から「オーイ、遅いぞー」の声。
みんなお昼も済ませ、もう下山モードに入っていた。
早く記念写真を撮れと言われ、まだ息が落ち着かないうちにシャッターを押した。
ワタシがみんなの集合を撮ったあと、交代してワタシも入れてもらいパチリ。
↑水源地での記念撮影。(十日町市役所 健脚の富井氏撮影)
このサイズではよくわからないけど、みんないい笑顔で写ってる。
こういう場所で固い顔して写るヒトはいないんだ。
中央の標柱には「千曲川信濃川水源地標」と刻まれている。
肝心の水源地は、広場のすぐ下の小さな沢にあった。
↑右の木の下あたりから水が湧き出ている。
これより上部に水の気配はない。
まさにここから川が始まっているのだ。
↑数メートル下ではもう流れになっている。
367km、日本最長河川の頂点。
大河信濃川の源。
この水が220km下流の十日町市まで流れ、新潟市の河口まで367kmの旅をする。
ただ流れるだけでなく、多くの生命に恵みを与え、田畑を潤し、我々人間もこの水によって生かされている。
川の名前の前に「母なる川」と言うが、この場所に立つとその意味がよくわかる。
なんとも神秘的な場所だ。
「超・健脚組」井筒屋の水野さんがニコニコしながら「山田さん、コレっ」と、コップを差し出した。
↑ウイスキーの源流水割り。
冷たくて、いいようもなく美味い。
高級なバーでいただく水割りより格段にうまい。
登っている途中で「ウイスキーくらいもってくればよかったなぁ…」と思っていたので、うれしくてジンときてしまった。
やっぱり、登山慣れしているしている人は違う。
かっこいいなぁ。
湧き出ている水は無色透明、清冽でとても冷たく、何も言えないほど美味しい。
500mlボトルに2本詰めて、おみやげに持ち帰った。
標柱を囲んだ記念写真だけじゃ物足りないので、もう一ヶ所撮影。
↑下山途中、木の橋の上から撮影。
源流を訪ねた感じが伝わるかな。
サトー先生が「コレ使うといいよ」とストックを2本貸してくれ、スキーで小さなコブをかわすみたいな気分で下った。
2本足より4本の方がバランスが安定していいみたいだ。
ひざにかかる負担も少ない。
登りに比べると下山は早く、2時間20分ほどで毛木沢駐車場に到着。
川上村の役場におじゃまして、副村長さんと面会。
↑休日にもかかわらず対応してくれた。
村の話をアレコレ伺い、川上村産の白菜をおみやげに戴いた。
来年、川上村で「全国源流サミット」という催しがあるらしい。
来年は来れないかもしれないけど、今度家族で登ってみたいなぁ、と思う。
子どもの教育にもいいだろう。
その前に、この信濃川の水を、川が涸れるほど大量に使っている電力会社のエライ方々に源流を見てもらいたい。
「水利権」などという、人間の都合で勝手に決めた権利を振りかざしているけど、そんなのちっぽけなワガママだと思う。
水力発電はクリーンエネルギーだけど、水を使っている電力会社の精神がクリーンではない。
最近、メーターを改造してまで不正に水を取っていることが発覚した。
お天道様に叱られますよ。
信濃川水なしサミットのテーマは「川は誰のもの」。
誰のものでもない、地球に暮らす全ての生物のものなんだろうなぁ。
山に登って、川を思う。
いい旅でした。
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