サンタの写真日記

田舎の広告写真屋、サンタの写真日記。

ぬか釜炊きごはん

2009年02月03日 13時29分51秒 | グルメ
2/1(日)、小千谷市真人の冨沢さん宅へ。

十日町雪まつりの土曜日に、十日町商工会議所の青年部で「ぬか釜炊き」ごはんのおにぎりを振る舞うことになり、その予行練習。

米はもちろん日本一の魚沼産コシヒカリ。

冨沢さんは中越大震災前まで頻繁にぬか釜でごはんを炊いていたベテランで、「地震の整理の時にぬか釜を捨てようと思ったけど、何かまた役に立つかも」ということで、捨てずにあった。

昔はどの家もこの釜で炊いていたという。

ちなみに「ぬか」とは米の籾殻のこと。


↑これがぬか釜。
何ともいえない愛らしいたたずまい。


↑「国際」というメーカー製。
この会社は今は廃業しているらしい。

釜は組み立て式。当時は全ての部品がバラで購入可能だったので、ダメになった部品を買い足しながら使い続けてきたという。


↑ぬか(籾殻)を投入。
ぬかを入れているのが冨沢さん。


↑点火。
昔は杉っ葉で火をつけたが、今回は新聞紙を使用。
すぐに燃えはじめる。

釜の中は二重構造になっていて、内側に穴の空いた筒がある。
外側のドーナツ状の部分にぬかを入れ、内側の筒の下に火をつけると、ぬかが燃えながら穴から落ちてきて安定した炎となり、一気に炊きあげるというしくみ。

昔のひとの知恵はスゴイ。


↑炊飯開始。
じっと見入る須藤先輩。

本番では3升を3回炊く予定なので、今回も3升の米を炊いてみる。
3升炊けそうな羽釜だけど、冨沢さんも「3升はあまり炊かない」と言っていた。


↑15分くらいで湯気が出てきた。

いっぱいに入れたぬかが燃え尽き、追加投入。


↑汁があふれ出てきた。
ごはんのいい香りが漂う。

20分ちょっとで追加のぬかも燃え尽き、そのまま20分ほど蒸らす。


↑炊きあがりました~。

湯気がものすごくて近くで写真が撮れない…。

つやつやのお米が、まるで生きてるみたい。

炊きたての真っ白いごはんを見ていると、何か神聖な気持ちになりますね。


雪まつりの当日は3升の米でおにぎり100個を作る。
それを3回繰り返し300個。


↑みんなで一斉に握りはじめる。

我慢できずに1個つまみ食いしたら、やっぱり美味い。

噛みしめると、ほんのり甘い。

味付けの塩を奮発して、高価な「笹川流れの玉藻塩」を使ったが、色が茶色で、イマイチ美しくない。
本番は普通の白い塩を使うことに。


↑90グラム前後がちょうどいいみたいだ。

つまみ食いといいながら、4個も食べてしまい、お腹パンパン。


↑出来上がったおにぎりたち。
いとおしいささえ感じる。

いろいろ食べてみると、ちょっと芯が残っているおにぎりもあった。

やはり、3升は多すぎるみたい。

本番は2升~2升半くらいにした方が無難なようだ。


ガスも電気も使わず、米の籾殻を燃料にごはんが炊ける。
昔は稲わらも捨てずに、畑などで使ったり、細工して生活用具を作っていた。
何でも捨てずに、うまく工夫して暮らしていたんだなぁ。


ぬか釜炊きのおにぎりは、十日町雪まつり2/21土曜日の12:45から、1時間おきに100個ずつ計300個配布予定です。
場所は十日町駅東口の公園広場(商工会議所向かい)です。

おにぎり早握り&早食いイベントも開催します。

ぜひ、お越しください。

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