“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

アメリカの傲慢さ

2011年12月04日 15時00分00秒 | 臼蔵の呟き
アメリカの傲慢さ
アメリカ国防長官がイラン核開発問題でイランに対して軍事行動を行う可能性を示唆したとされています。ブッシュ、オバマ政権と一国行動主義、世界の憲兵(一部の国が認めているだけ)としての発言を続けています。彼らはイスラエルが核兵器を所有していることには全く触れていません。イスラエル以外の中東諸国がアメリカの行動、政権の発言に強く反発する理由です。

パレスチナ問題の解決には、アメリカもイスラエルもイスラエル以外の中東諸国の理解、協力がなければできません。しかし、アメリカは中東原油利権に固執し、イスラエルを中東の味方にし続けることが自国利益になるとしてのイラン脅しを行っています。イスラエルの脅威はイランの核武装です。中東でイスラエル以外が核兵器を持つことを恐れているからです。そのことでイスラエルは今までのような勝手な行動を取ることが不可能になるからです。

長期的に見て、イスラエルが(現在のような政治姿勢)パレスチナ国家樹立を認めず、パレスチナへの侵攻、植民地政策を続けることは不可能です。それは、自らの生存を周辺国から否定されることにもつながるからです。イスラエルは将来,どこかで政治姿勢を変更するか、国家としての存続が危うくなるかのどちらかを選択する事になると思います。アメリカが巨大な軍事力を維持し続けることは不可能です。軍事力で他国を脅し、従わせることは止めさせる必要がありますし、歴史はアメリカの脅し、軍事行動を容認しないはずです。

<パネッタ米国防長官の発言>
 パネッタ米国防長官は2日、ワシントンで講演し、核開発問題などで欧米と対立するイランについて「必要ならば幅広い軍事的選択肢を米大統領に提供する」と述べ、軍事力の行使を辞さない構えを見せた。
 長官はイランの革命防衛隊を狙った制裁措置や、湾岸諸国との軍事協力による「包囲網」構築といった外交的圧力でイランの孤立化に成功していると強調。そのうえで「イランの脅威に対し、オバマ大統領はどんな選択肢も排除しないと明言している」とし、対イラン軍事計画を用意していることを明らかにした。

投票率と政治

2011年12月04日 10時30分00秒 | 臼蔵の呟き
投票率と政治
エジプト人民議会選挙の投票率が62%に達したことが分かりました。従来の選挙投票率は数パーセントであったとのことですから、脅威の投票率ということになります。政治、選挙に対する期待と関心が高まっていることの表れと思います。
日本の自治体選挙はほとんど50%前後、又は、以下ですからエジプト国政選挙の投票率はすごい高率です。日本の選挙投票率がなぜこんなに低い、低くなっているのか考える必要があります。政治に対する期待が持てない、現状の政治に対する不信、不満からではないかと思います。自公政権、民主党政権と続いた政治、政権は従来の汚職、腐敗、政治経済の矛盾をなんら解決しないで継続しています。彼らの政治意識は信じがたいくらい古く、無反省です。

彼らは、2009年の総選挙結果、政権交代が起きましたが、その政権交代がなぜ起きたかを理解しない、理解しようとしていないのです。自公政権の政治基盤は1%富裕層、大手企業、アメリカ依存(星条旗の中に赤い丸を1つ足した1州)でした。その結果、米軍基地の存続と沖縄における事故事件の頻発、イラク戦争、アフガン戦争への自衛隊派遣、米軍戦費の負担、現行憲法の改訂發議、靖国神社への参拝(時代錯誤の感覚、アジア各国の神経を逆なでする行為)、赤字国債の増発、1000兆円にもならんとする国債残高、消費費税の増税、環境破壊、原発政策の遂行、食糧自給率の50%割れ、自治体の疲弊と地方の過疎化、規制緩和の名の下で弱肉強食を進め、中小企業いじめ、国有財産の民営化、資産売却と日本の政治混乱の長期化、経済構造を弱体化させ、疲弊させてきました。その自公政権と同じか、それ以上の政策を実行しようとしているのが野田政権です。

民主党に投票し、政権を託した選挙民はあぜんとしています。こんなはずではなかった。自公政権も信用できず。民主党に入れてもだめだった。もう政治そのものに期待しない。結果、投票をしない。日本は先進国、G8以外は新興国(後進国と同義)であると自己評価してきた。本当ですか???何を持って先進国なのでしょうか?

従来型政策、政治経済の仕組みを変更する事こそが日本、アメリカ、EUで起きている政治経済の行き詰まり、閉塞感を打開する鍵と思います。アメリカでさえ起きている新自由主義経済批判、金融資本の横暴を規制する動きの向こうに新しい社会、未来がみえると思います。中東における政権交代もその新しい社会の胎動だと思います。

エジプト議会選 投票率62% 「ファラオ以来の高率」
 エジプトの選挙管理委員会は2日、首都カイロなど9県で11月28日から行われた同国人民議会(下院)選の投票率が62%だったと発表した。
 ムバラク政権の崩壊まで、エジプトの選挙では政権側の不正や干渉が相次ぎ、投票率は公式発表で20~30%台だったが、実際は数%とみられていた。今回は事実上、初の自由選挙となったため、市民の高い関心を呼んだ。選管のイブラヒム委員長は「ファラオ(古代エジプトの王)の時代以来の高投票率だ」と冗談を込めて喜んだ。
 一方、今回投票された小選挙区計56議席のうち52議席は、当選に必要な投票の過半数を得た候補がいなかったため、5日から決選投票が行われる。

南三陸町でボランティア

2011年12月04日 06時48分13秒 | 蜂助の呟き
 こんにちは。鉢助です。今日は、久しぶりに寝坊してしまいました。

 昨日は、南三陸町と登米市で炊出しなどのボランティアに行きました。何で2ヶ所なのか。午前中に、南三陸町は志津川の袖浜という漁港で漁師さんたちに、焼肉やお餅を食べていただきました。

 登米市はかなり広い広域合併の自治体です。南三陸町から車で1時間程かかる南方という内陸に行きました。ここは南三陸町の方たちの約千名が仮設住宅に住まわれています。全員が南三陸町の方だそうです。

 炊出し終了後に、自治会の会長さんから、あいさつをいただきました。

 私達は、9ヶ月が経とうとしている現在でも目の前は真っ暗です。将来が何も見えません、しかし皆さんが来てくれて背中を押してくれるので立っていることができます。 

 涙をこらえながらあいさつをいただきました。

 被災された方たちの心に寄り添うということの大切さを感じました。