バーバの極楽トンボ

さー傘壽を超えた・・今からももうひと飛び

久しぶりの小さな旅

2008-05-17 12:01:32 | トンボの旅日記
5月17日
昨日は五月晴れ・・義姉と福山の博物館に行った。


はじめに迎えてくれたのは妖精のオブジェと、大きなオブジェの下で走り回っている子供達だった。
  姫谷焼の会場は早く入ったこともあって来館者は少なくひっそりとしていた。


 以前から話に聞いていた姫谷焼・・一度は見たいとワクワクして入った。
現存する作品は数少ないと言われている姫谷焼・・・無地の皿にさーっと画かれた初期色絵磁器・・
難しいことは判らないけど、九谷とも伊万里、薩摩とも違う・・乳白色の地肌に色絵で描かれた素朴な草花・・器の原点に帰ったような暖かい心地がする。のびのびとした筆先・・

ふっと、松江の北堀美術館でエミールガレの初期作品の皿を思い出した。
ガレの皿もずっしりとした陶器の皿に染め付けで小さく野の花が描かれて暖かい皿だった。

姫谷焼が作られたのは15世紀末から16世紀の間のほんの僅かなあいだだったとか・・・ 
静かな会場でゆっくり鑑賞してばら園にいった。
  

ばら祭りが明日からだとかで作業をしている人達で立て込んでいた。

3年前に行ったときは満開の時期だったが・・・