バーバの極楽トンボ

さー傘壽を超えた・・今からももうひと飛び

エトランゼ

2008-05-18 17:44:41 | トンボの徒然ダイアリー
5月18日
毎週日曜日の朝は楽しみにしている日曜美術館がある。
今朝はゴーギャンだった。 ゴッホは私の頭にあるがゴーギャンは強烈な色彩で何となく避けてしまう。

今日の番組で、初めて彼の生き様を知った
幼少の頃に過ごした南仏の太陽・・
それよりゴーギャンが終生異邦人だと感じていたことに感銘した。

今から5年ほど前に、パソコンの個人教授をして貰った韓国の美しい女性がいた。
彼女 RIさんが「私には祖国がないんです・・」と言ったことがある。 彼女の語るところによると祖父母が朝鮮人で父母は在日韓国人そしてRIさんが生まれ、朝鮮人学校で大学まで行った。「でも私は韓国語は話せません」と・・

大学卒業後、祖父母の墓参りに韓国にいったけど自分の祖国ではなかった・・と・・

あの時の彼女の居たたまれない気持ち・・
あの日は二人でワインを飲んだりして家に泊まった・・夜が更けるのも気にとめずたわいないことも語り合った・・

RIさんは上気した顔でたんたんと自分の話をしてくれた。・・・大学卒業後アメリカで広告の仕事をしているとき父母から呼び戻されてこちらに帰ってきた。  日本では日本の大率ではなかったので差別があって良い仕事ができないと・・

その彼女はアメリカの方が能力があれば胸を張って生きていけると・・また、アメリカで仕事をするつもりだと。

RIさんは今頃 アメリカで精一杯仕事と青春を謳歌しているだろうか・・

足もスラッと伸びて身長168ほどあって色白、典型的な韓国美人だった。
元気でいてくれていることを祈る。