団地夫婦の日々

常盤平団地夫婦の54年、団地内で気付いた事を時々に、妻の料理、私の買い物等

常盤平団地の52年51鳥貴族と夫婦散歩

2017-06-04 13:24:07 | 夫婦

年取ると出無精になる、夕方妻に、五香(隣町)まで散歩に誘うと「夕ご飯の支度しなきゃ」「晩飯五香まで行って何か買って来よう」運動不足の妻もOKの返事、カミオカスーパー(小型)は休日前処分売りの野菜果物等有るのを承知の上、

私は時々このコースを散歩に利用するが、常盤平と違って五香駅の周辺は飲食店、特に焼き鳥の店が集中してる、前に2度ほど行った炭火焼き鳥の店、1度行った日比谷本店?の焼き鳥屋、最近居酒屋から焼き鳥店に模様替えした店、昔通った居酒屋もこの近く魚の鮮度が落ちた?気がして訪問を止めた、それと今回、新聞等で280円均一の鳥貴族の話をしたら、妻が「行って見る?」賛同を得て決断今日は晩飯の買い物止めて鳥貴族へ・・・もう夏の服装なのでデジカメ不所持、写真無し、初めての店なので仮にカメラ持ってても撮る余裕も無いだろうし、焼き鳥等どんなか食べるに夢中ならカメラどころでは無い筈、これ正解・・・

駅脇道を入った小さなビルの2階にある鳥貴族五香店、エレベーターで2Fへと案内に、脇に階段が有るから「歩いて階段で行こう」と先に階段を上る・・上がった2Fフロアはガランとして、何も無い、ドアは鍵が掛かっている、「駄目だこっちからは入れないようだ」妻「だから言ったでしょう」お前だって付いて来たじゃないか・・1階に降りて、エレベーターで上へ、3階にカラオケが有るようで、狭いエレベーター内は、子供が半分で10人位でいっぱいだった・・エレベーターで二階に、出た途端、賑やかな雰囲気、入り口辺りのメニューをチラリと横目に、狭そうな店内に・・若いスタッフが「少々お待ちください」順番待ちのサインをするほどでは無かったが、3分程待って、案内された席は二人かけのカウンタータイプ、但しサイドに仕切りが有ってメニューが前に、若い(どうも若いのは当たり前のようだが、今時の飲食店のスタッフは若者のアルバイトの職場の定番なのかも)スタッフ、早速席に来て「先に飲み物のご注文だけ承ります」焼き鳥等のメニューを見ながら思案してた私達は「アッそう、生ビール、妻は・・水か?」スタッフ「ハイ!水ですね」そのあと妻が「私もビールを・・」「えっビール?ビールで良いの?」「ウン・・」瓶ビールと勘違いしたのは私だけ、出て来たビールは中生ビールのグラス二つ、それと同じ位のグラス一杯の水でした・・結果中生は妻の残した半分を私が頂いて、水は妻がほんの少し口付けただけでした。

「ご注文は?」見開きのメニューを眺めてドギマギ「ウーン、さて焼き鳥ね、えーともも、鶏ネギ、・・つくね」最後のつくねだけ妻が好きだからと頭が働く、「後は又頼みます」

ビールが来て、改めて首を延ばして店内を見回す、周りの客席も見えるのは直ぐ後ろだけ、ここも若い女性の二人、後は見えない、補聴器を付けてビックリ、余りの賑やかさに「これは慣れるまで大変だ!」と隣に座る妻の耳元に大声で伝わったか?男性の声、「3名様ご来店!」女性の声「????」マイクを使っていないのだが次々と色んな私には意味不明のセリフ?が飛び交って、まあ景気を付けてるのかも知れないが、土曜日夕刻の稼ぎ時を盛り上げているようだ。どうもこの席は厨房の傍で、目の前に注文を捌く司令塔のようなスタッフがいてパソコン?を前にあれこれ指示を出し、他のスタッフが入れ替わり立ち変わり、何事か聞きながら、次々料理を運び出している。いや大変な席に座らされたものだと・・もし今度来店するなら、なるべく隅の少しでも静かな席へ、ご案内賜る様お願いしたい、未だ焼き鳥が来ない内に思案する老夫婦であった。

初めての店で、食いしん坊の私、焼き鳥が来るまで所在なく又メニューを眺めて、早く出て来る品が何点か有る事にやっと気が付く、「これだコレ頼もう」「そうね」妻も解っている、私としては遠慮がちながらやや大声で近くのスタッフに「あのー」と声を掛けたのだが、誰も振り向いてもくれない、妻「手を挙げればいいのよ」「そうか・・」・・やっと傍へ来てくれたスタッフに「枝豆とサラダを!」「はいかしこまりました」

皿に盛るだけの枝豆は直ぐに来た、続けてサラダ、これも280円だが結構盛りが良い、焼き鳥が来るまで枝豆(これはプロの味、鞘から豆を取り出すのに、硬くて結構厄介なのだが、枝豆特有の味がして)とサラダと交互に口にして、生ビールが喉にしみ、久し振りにいい気分になった、・・やっと店内の大声も気にならなくなった頃焼き鳥が次々運ばれて小さいカウンター風テーブルは一杯になった。鳥貴族のメインは焼き鳥、デッカイのが第一印象、タレの焼き鳥は旨かったが、塩味のつくねとネギ焼き鳥は、妻が「塩は辛いね」で「今度はタレのみにしよう」・・

メニューの終わりの方に、ワンタンメン、焼き鳥丼とかが有って、「食事どうする?」「もうお腹一杯」・・食べて見たいが、ワンタンメンは今度にした・・ゴチソウサマでお勘定2114円、妻が5000円札の上に細かく114円乗せてレジへ、当然スタッフの一人が対応してくれて釣り銭3000円とレシートを「有難うございました、又どうぞ」鳥貴族を出た所で、最前のスタッフエレベーター前の我々に最敬礼又「有難うございました」忙しい時間だろうに大変だな~と思ったが・私達が初めての客だったから?二人年寄りだから?最前料理を食べた後、完食した数枚の皿を、一纏めにして、片付け易く纏めて引き揚げたから?細かいの硬貨を用意して支払いを済ませたから?・・・でも単にマニアル通りの客対応かも、それでも気分は良い、でも今夜行くサイゼリヤでも私達は完食、食べ終っての皿はキチンと纏めてスタッフに少しでも負担が掛からないように心がけています。若いスタッフ、アルバイトさんも時給幾ら?でキビキビ一生懸命働いて見ていて、過って自分が若い頃御徒町アメ横町で夏休みのアルバイトをした頃を思い出しました。

鳥貴族はこの商店街の奥、緑の無い、五香駅の横と言うか裏の目立たないところに有ります。今日もこれからサイゼリヤへ・・