披露宴も終わり参加者を送る新郎新婦とご両家ご両親は笑顔で来賓達とお別れを・・あと一息頑張って!私達も31階の部屋へ、別れ際新婦のお母さんから「後で牛タンのお店へご一緒に・・」と云われ、若いお母さん「頑張るな~」と・・・部屋に寛いで2時間余り、2泊目となれば私達も落ち着いて牛タンやさんの話等して待っていたが、7時過ぎても連絡なし「如何したかな?」で妻が携帯で連絡「そうね~、ダメね~、ごゆっくり休んで・・」
31階から仙台の街を見下ろすと、どうやら小雨模様、披露宴から大分時間も経過して、此の儘部屋に籠る訳にもいかず、先ず夜の仙台牛タン目指して二人は出掛ける事となった。フロントで太助へはどの位掛かるか訊いたところ、「タクシーの方が宜しいかも・・」と言いつつ仙台の牛タン店の地図にホテルと太助に赤丸を付けて呉れた、サ~出発、今の所、歩く事は二人共ま~ま~だが、何せ夜の仙台市街、ホテルは駅から5分程か、そこから太助迄、広い道路(仙台の道は歩道も車道も広い、とても考えていた地方都市とは違っていた)地図を頼りに歩きに歩く、日曜日は夜でも人が沢山歩いていて店も皆開いている、今日の昼間もレンタカーから見た町並みと活発な人達の姿に、これがあの震災を本当に経験した仙台なのかと思う程だったが・・大きな道路、信号を幾つか渡ったり、交差点を折れたりで、やっとそれらしい夜の飲み屋街に入り込む、牛タンか何か焼物、揚げ物の匂い、キョロキョロする私、フッと傍らを見ると、太助の文字が目に入る、「オイ、ココ、ココ」妻も「アッココ!」・・迷わずにお店発見!以前私が二度目に来て寄った太助は本店となってて、結構大きな店になっていたのに、目の前の太助はこじんまりしてチッポケ、お世辞にもキレイとは言えないような、居酒屋風の店、もしかしてこのお店、55年前、職場の先輩に連れて来られた、昔の太助?妻は女友達とタクシーに案内されて本店が満席で、こっちが本当の本店「この店に来たことが有る」との事、なんだ、私は55年も前、妻は30年前に同じ店に来ていたのだった。