季節毎に花を訪ねて

地元の里山や富士山麓に出掛ける事が多いです。

樹木の果実(木本)

2021年01月21日 | 山野草(草本・木本・果実)

 

ツルコウジ(蔓柑子)   サクラソウ科(APG分類)

常緑低木でヤブコウジ(藪柑子)とそっくりです。

主な識別は 蔓性の茎が地上を横に這い、褐色の軟毛がたくさん目立つ事でしょうか?

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

イイギリ(飯桐)   ヤナギ科(APG分類)   

自分のような素人には何処がヤナギ科と思ってしまう。

この里山には、多くのイイギリがこのように赤い実を付けていました。

以前、ヒヨドリが食べていたのを見た事があるけど、遅くまで残るのは不味いのかな?

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

マンリョウ(万両)   サクラソウ科

目出度い名前のせいか良く庭に植栽されているのを見ますが、この木は自生です。

他に千両・百両・十両・一両など有りますがネットで億両(ミヤマシキミ)が有る事を知りました。

無理に付けなくとも良いと思ってしまった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ゴンズイ(権翠)   ミツバウツギ科

ネットでゴンズイと調べると毒魚のゴンズイ(権瑞)が出て来てビックリです、毒針を持つ魚の方が有名か?

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

イズセンリョウ(伊豆千両)   サクラソウ科

センリョウ(千両)は赤い果実と黄色の果実があるけど、イヅセンリョウは白い果実

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

クロガネモチ?(黒鉄黐)   モチノキ科・・常緑高木

若い枝や葉柄が黒紫色であることや、葉が乾くと鉄色になることから付いた名前とか、確認していないので?を付けました。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アオキ(青木)   アオキ科

半日陰が好きな常緑低木、果実の赤さが目立って来た季節になりました。この木は果実が一杯!

 

でっかい葉っぱのアオキ

 


春が少しづつ近づいて来る(コショウノキ・スミレ・他)

2021年01月19日 | 着生植物

 

コショウノキ(胡椒の木)   ジンチョウゲ科

常緑小低木で雌雄異株、枝先に花が集まって咲き、良い香りがします。

 

ブログがUPされる頃は花も大夫開花していると思います。(この写真は10日前くらい)

 


 

ソシンロウバイ(素心蝋梅)   ロウバイ科

 蝋梅(ロウバイ)は内側の花被片が濃い紫色ですがソシンロウバイは全体が蝋のような透き通る黄色

 

今は何処でも満開状態です。

 

 

 


 

スミレ(菫)   スミレ科

スミレと言うとスミレ全体の総称ですが、・・・これは種としてのスミレ

葉に翼が見えるのでスミレとしました。

 


 

スミレの仲間

このスミレは分かりません。柱頭の形や花色を見るとタチツボスミレに近いのかと思いますが

唇弁がバカでかいです。

 


里山ハイキング(似ている蔓植物の違い確認・他)

2021年01月16日 | ツル植物(木本・草本)

 

 

エビネ(海老根)                ラン科

 

海老根の種類は色々有りますが自分が訪問した里山にはエビネとかジエビネと言われているエビネが

たくさん自生していました。本当に想像以上に多かったのです。

この山にはヤブエビネと言われる萼片と側花弁が緑色、唇弁が白色の花が住んでいるようで開花時期に

訪問するのが楽しみです。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シタキソウ(舌切草)   キョウチクトウ科

ツル植物(蔓性常緑小高木)で白い大きな香りがとても良い花が咲きます。

この写真では、まだ幼く花を咲かせるには時間が掛かりそうです。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

テイカカズラ(定家葛)   キョウチクトウ科

ツル性常緑低木、気根を出して木に貼り付き樹上に伸びて行きます。

幼葉の時は葉の縁が波打つことがあり鋸歯と見間違う事があるので厄介です。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ツルマサキ(蔓柾)   ニシキギ科

ツル性の常緑低木、気根を出して貼り付き樹上に伸びて行くのはテイカカヅラと同じです。

こちらは細かい鋸歯があります。幼葉の時はテイカカズラと、とても良く似ています。

しかし、大きくなれば葉の付き方枝の出し方など大きく違いが出て来て識別は容易になります。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アオキ(青木)   ガリア科・・ガリア科と言われてもピンと来ないですね~ガリアって何?

常緑低木のアオキの果実がようやく果実が赤くなって来ました。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アオキは半日陰のような所が好きなようです。自分の見た感じでは、とてもそれぞれに個性が強いと

言う感じです。葉の鋸歯も大きいのもあれば葉の細いのもありそれぞれ個性を主張しています。

ホソバアオキと言う種も、・・東北方面にはヒメアオキと言う種もあるようです。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

不明な樹木?

幼木と思うのですが、幹を見ると黄緑色が交互に有るのです。

成木になれば特徴が出て分かるようになるのかな?・・・今の自分ではお手上げ

 


田圃を歩くと色々な花が(タガラシ・ミミナグサ・コハコベ・他)

2021年01月14日 | 田圃・畑

 

近くの田圃や畑は枯葉色していて植物の咲いている気配は、ほとんど無いですがそれでも丹念に

見て回ると早咲きなのか勇み足なのか出会う事があります。そんな花を撮りました。

 

タガラシ(田辛子)   キンポウゲ科

この寒い時に田圃の隅に咲いていました。・・・有毒植物

和名の由来の一つに噛めば辛いと言う事ですが有毒植物と分っていては、とても噛めません。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ナノハナ(菜の花)   アブラナ科   

菜の花はアブラナ科の総称です。ナタネ、カブ、ハクサイ、キャベツ、ブロッコリー等々

自分の中には黄色い花を付けるイメージがあるのですが・・白い花もありますね。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ノミノフスマ(蚤の衾)   ナデシコ科

遠目に見るとノミノツヅリと良く似ています。一般的には田んぼに生えるのはフスマ、畑はツヅリと言われます。

 

花弁は萼片より少し長く、白色で2深裂

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ハコベ(繁縷)の仲間   ナデシコ科

その場で良く観察しないと後で同定しよとしても苦戦します。

コハコベとの識別が???雄蕊の数、茎の色などを良く確認しなかった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

オオイヌノフグリ&コハコベ   オオバコ科&ナデシコ科

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ミミナグサ(耳菜草)   ナデシコ科

花柄があるように見え茎の色も暗い紫色がオランダミミナグサとの違いです。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

スズメノエンドウ(雀野豌豆)   マメ科

驚きました、早く咲くとは知っているけどまさか咲いているとは・・一株だけ咲いていた。

花にピントがあっていないのが情けない

 


田圃・畑を歩くと色々な花が(フラサバソウ・オオカワヂシャ・他)

2021年01月11日 | 田圃・畑

 

フラサバソウ   オオバコ科

この仲間にイヌノフグリ、オオイヌノフグリ、タチイヌノフグリと良く似ている花がたくさん有りますが

オオイヌノフグリが一番早く咲き二番目がフラサバソウでしょうか。勿論、陽当たりの良い場所に限りますが

オオイヌノフグリなど前年の12月頃から時々見ますよね。

 

里山の麓、陽当りの良い場所ではフラサバソウが勢力を拡大していると思います。

オオイヌノフグリは花も大きく色も派手なので、とても目立ちますがフラサバソウは勢力を拡大している割に

控え目で目立ちませんね。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

オオカワヂシャ(大川萵苣)   オオバコ科

小さな水路にたくさんの花を付け咲いています。帰化植物・特定外来生物

在来種のカワヂシャを余り見なくなりました。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

タンポポ(蒲公英)    キク科

写真には写っていませんが総苞が反り返っていたのでセイヨウタンポポと思われます。

セイヨウタンポポは受粉をしなくても種が出来るそうで繁殖力が強いそうです。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ホトケノザ(仏の座)   シソ科

春の七草のホトケノザとは違います。・・食用には向きません。春の七草のホトケノザはコオニタビラコを指します。

 

物凄い群生でした。里山の中腹の陽当たりの良い場所です。毎年このように大群生します。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

フラサバソウの葉に七星テントウ虫

この日は風も少なくポカポカ陽気テントウムシも陽気に誘われて出て来たのでしょうか?

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)   オオバコ科

可哀想な名前を付けられてしまいましたが星の瞳と言う名前もあります。