とあるイベントで、夜通し歩いた朝、私はイベント会場から少し歩いた場所にある銭湯へ向かった。
前夜、馴染みのうどん屋さんの大将から(銭湯の)話を聞いたからだ。
イベント会場から15分ほど歩いたところに、その銭湯は確かにあった。
早朝6時30分から営業されているその銭湯は、昭和の面影が残っていた。
朝早いというのに、多くの人が訪ねて来ている。
私もその後を追うように、銭湯へと入って行った。
目の前に昔懐かしい木製の下駄箱が現れた。
そう、松竹錠で施錠する下駄箱だ。
松竹錠を手にしたのはいつ以来だろう・・・。
下駄箱の向こうに券売機があった。
その中に「手ぶらセット」というメニューがあったので、私はそれを選択した。
文字通り、私は入浴セットなどを用意しておらず、手ぶらだったのだ。
「手ぶらセット」の価格は600円、その内容は、入浴料、貸しタオルと貸しバスタオル、
それから使い捨てのシャンプー、リンス、石鹸などのアメニティグッズがセットになっている。
番台で手ぶらセットを受取り、私は脱衣場へ入った。
脱衣場は、昭和の幻影が、現実のものとなって存在していた。
木製の脱衣箱、そして長方形のプレートタイプの鍵、どれも懐かしい。
時にはこうして、昭和を懐かしむのも良いものだ・・・。
服を脱ぎ、私は浴場へ入った。
とても広い浴場で、スーパー銭湯のようだった。
露天風呂やサウナ、ジャグジー風呂などもある。
昭和を残しながら、平成の新しさもある。
私は嬉しくなった。
さっそく髪や体を洗い、そのあと湯船にどっぷりと浸かった。
「はあ~」とひと息ついた時、 目の前に大柄な人の姿が見えた・・・。
その大柄な人の肩のあたりを見ると、 なんとまあ、見事な絵柄が・・・( ̄▽ ̄;)
も、もしかしてこの方は・・・や、やく・・・。
ダメだ!これ以上その言葉を言えない。(^▽^;)
周りを見ると、背中に見事な絵を描いている人が数人・・・。
「水になれ」ブルース・リーの言った言葉だ・・・。
こういう場合、水になり、心を無にするのが一番だ・・・。
私は目を閉じ、水を想った、宇宙を想った。
”目を合わしてはいけない、動いてはいけない、波をたてるな・・・。”
私は時が経つのを静かに待った・・・。
と、ここで、くしゃみが出そうになった!!(>_<)
ダ、ダメだ!くしゃみをすればヤラレル!!(; ・`д・´)
で、でもくしゃみが出る!!!(◎_◎;)
私はとっさに顔をお湯につけた。
・・・湯の中でくしゃみが出てしまった・・・波がたった・・・万事休す・・・。
ヤ、ヤラレル・・・(>_<)
静かに顔を上げると、大きな背中と、その背中の見事な絵が目に入って来た・・・。
その方は、ちょうど浴槽から出るところだった・・・。
私は生かされた・・・・。(^▽^;)
ー 思い出の銭湯 完 -
作 放浪うどん人tati
多少、オーバーな表現はありますが、体験した事は、すべてノンフィクションです。(^-^)
ちなみに、この記事はこのあとも続きます。(^_^)v
銭湯ではスリルも味わえましたし、リフレッシュも出来ました。(^-^)
銭湯を出た私はもう一度イベント会場に戻り、しばらくイベントに参加した後、会場をあとにしました。
会場をあとにして向かったのは「うどん蔵十」さんです。
イベント会場から蔵十さんまでは100mほどの距離。
徒歩1分ほどです。
午前11時少し前にお店へ到着。
お店の前に立つと、ホッとしたせいか、疲れがドッと押し寄せて来ました・・・(^^;)
この疲れから回復するには、うどんを大盛り食うべし!鶏天を食うべし!!(・ω・)ノ
という事で「鶏天ぶっかけ」定食を注文しました。
勿論うどんは大盛りで。(^_^)v
↓↓「鶏天ぶっかけ」定食。
盛付けが見事です。
撮影しがいのあるビジュアルです。
さあ!さっそく食べましょう!!(^O^)
この日の麺も、私好みの弾力とコシ。
とても美味しい!!(^^♪
鶏天も美味しくて美味しくて・・・疲れが癒されます。
大好きなうどんを食べることは、命を輝かせることなのだと、
この日のうどんは、私にあらためて教えてくれました。(^-^)
蔵十さんのかやく御飯は、醤油の香ばしさがふわぁ~と口の中で広がります。
この醤油の風味がクセになるのです。(^^♪
眠気と疲労でくたくたでしたが、蔵十さんのうどんは、そんな私の体へのご褒美でした。(^u^)
うどん 蔵十
ジャンル:うどん
アクセス:大阪市営谷町線千林大宮駅4番口 徒歩8分
住所:〒535-0003 大阪府大阪市旭区中宮1-12-18(地図)
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情報掲載日:2018年11月23日
私、実家がこの近くなので、この銭湯もよく知ってます。
今となっては珍しい、見事な絵が描かれた背中を眺めることができる銭湯なのですよ(^^;;
サウナになんか入った日には、パラダイス状態ですよ^^;
と、蔵十さんで、とり天ぶっかけが出来上がるのを待ちながら、この記事を微笑みながら堪能させていただきました(^^)
コメントありがとうございます。
絵が大好きな方達に囲まれての、なかなか楽しい銭湯でした(笑)
今度行くことがあれば、サウナにも挑戦したいと思います。(^_^)v
そして銭湯上がりには、やはり蔵十さんで鶏天ぶっかけを食べるというコースで。
鶏天ぶっかけは美味すぎですよね。(^O^)