3月だったと思います・・・、
同じ職場の同僚Sさんに、善通寺の大平製麺さんの話をしたのは。
その大平製麺さんの話を聞いたSさんが「行ってみたいわ」と一言。
そこで「行きましょう!」となり、渡讃が決定。
ただ、私もSさんも仕事が忙しい時期だったので、すぐには実行に移せず。
結局1ヶ月あとの4月10日に車で渡讃する事となりました。
大平製麺さんは朝7時から8時までの1時間の営業・・・しかも日曜日のみ・・・。
午前7時までに善通寺へ到着するには、大阪を午前4時に出なければならない。
待合せ場所は難波・・・午前4時に難波へ集まってくれる人はいるのだろうか?
車は6人まで乗車できる。
なので私とSさん以外にあと4人はOK。
FBにて同行者を募集してみたが、あえなく撃沈・・・Orz
結果、私とSさんのふたりで渡讃する事になりました。
渡讃前夜、私は会社に泊まりました。
会社が難波なので、勤務を終えたあとにそのまま泊り込みました。
翌日の午前3時過ぎに起床し、用意をしてから会社を出発。
いつもはJUN大谷製麺処の前で待合せをするのですが、
今回はふたりだけなので、別の場所にて待合せ。
午前4時ちょい前、外はまだまだ暗い。
ほどなくしてSさんの車が到着。
ふたり旅のはじまりです。
日曜日とはいえ午前4時頃ですと、高速道路もガラガラ。
なかなか快適なドライブです。
ただ、暗くて周りの景色が見えないことを除いては・・・。
淡路島に上陸すると、高速には照明がなく真っ暗。
よく通る道だけど、時間帯が変わればこうも違うんだ。
先ほど通過した明石海峡大橋も、暗くて橋の上を渡っている感じに思えなかった。
そろそろ景色が見たい。
走る車の中で夜明けを待つ。
洲本を通過してしばらくすると、薄っすらと山の稜線が見えて来ました。
空がブラックからパープルへ変わる。
この時間帯が私は一番好きです。
すべての始まりのような気がします。。
空がだいぶ明るくなった事で、私もSさんもテンションが上がります。
気分上々!(^^♪
ただ、それに比例してお腹も減ってきました。(^_^;)
鳴門大橋が見えた頃、空もすっかりと明るくなっていました。
この橋を渡ると香川県がすぐそこのような気がするのです。
津田の松原はもうすぐそこだと思ってしまうのです。
「もうすぐ津田の松原やね。」と私。
「うん、もうすぐや」とSさん。
その会話をしてから津田の松原まで遠かったこと遠かったこと。(^_^;)
「津田の松原に着けへんね・・。」と私。
「こんな遠かったっけ?」とSさん。
もう何度も通っている道ですが、この日はなぜか津田の松原が遠くに感じました。
実際、鳴門大橋を越えたところから津田の松原までは車で35分程度です。
そして待望の津田の松原へ到着。
車の後を追いかけてきていた太陽と、ようやくご対面です。
空が明るくなってから一度も太陽を見ていなかったので、
車の中では「太陽どこやろ?」、「太陽あれへんがな」と話していました。(^_^)
津田の松原で小休止した後は、大平製麺さんまでノンストップ。
車のナビと、一度訪問した事がある私の微かな記憶を頼りに向かいました。
私が「あそこの燈籠の向かいが大平製麺や!」と声を上げ、無事に到着。
大平製麺さんを初めて訪ねる方は、かならず事前のリサーチをしっかりと行って下さい。
予備知識無しでは絶対に辿り着くことは出来ませんから。
↓↓このとおり、製麺所を示すための看板も何もない、普通の民家ですから。
製麺所の敷地内に入ってからも迷いますよ。
なぜなら、製麺所らしい雰囲気がまったく無いからです。
本当に普通の民家です。
初訪問のSさん、この光景を目の当たりにして、驚いた顔をしていました。(^^♪
腕時計を見ると午前6時45分。
営業は午前7時からとなっていたが、すでに食べ終えたお客さんがいました。
さあ入ろうとした時に、その先客のひとりが「そこを開けて奥に進むといいですよ」と、
ご親切に教えて下さいました。
私は一度訪問しているので知っていたのですが、その親切心に感謝の気持ちを込めて、
「助かりました、ありがとうございます」とお礼を言いました。
その短い会話の中にある清々しさ・・・これだからうどん店巡りをやめられない・・・。
ちなみに大平製麺さんの入り口は↓↓こちらです。
初訪問の方は勇気を出して↑↑この玄関扉を開けてく下さい。
玄関扉を開けたところには、小さなテーブルが置かれています。
さらに奥へ入ると製麺室があります。
私達が製麺室に入った時、ちょうど麺を湯がいている最中でした。
私達はその湯がき立ての麺をいただく事にしました。
こちらの製麺所は一見、マイ丼、マイ箸が必要な感じに見えますが、
まったく必要ありません。
丼ぶりは製麺所で用意されていますし、出汁や薬味も用意されています。
↓↓出汁の入った鍋。
私とSさんは温の麺に、この出汁を注ぎました。
ちょうど座敷が空いていたので、そちらに腰を落着けました。
さあ、お腹ぺこぺこなので早速食べましょう!!
出汁から飲んでみますと、イリコの風味が口いっぱいに広がります。
懐かしい味というか、讃岐の心というか、
田園風景が目の前に広がるような、そんな感じにさせてくれます。
麺はコシの軟らかいモチモチ麺。
この麺も、出汁と同じく懐かしい感じがします。
早朝に、製麺室で食べるうどん・・・味わい深く美味しいです。
香川県でうどんを食べているんだなぁ・・・と、実感します。
住所 香川県善通寺市与北町696
電話番号 0877-62-8996
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