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大平製麺(閉店) - 香川の原風景を旅する。PART1 -

2016年05月15日 | 香川県・中讃

3月だったと思います・・・、

同じ職場の同僚Sさんに、善通寺の大平製麺さんの話をしたのは。

その大平製麺さんの話を聞いたSさんが「行ってみたいわ」と一言。

そこで「行きましょう!」となり、渡讃が決定。

ただ、私もSさんも仕事が忙しい時期だったので、すぐには実行に移せず。

結局1ヶ月あとの4月10日に車で渡讃する事となりました。

大平製麺さんは朝7時から8時までの1時間の営業・・・しかも日曜日のみ・・・。

午前7時までに善通寺へ到着するには、大阪を午前4時に出なければならない。

待合せ場所は難波・・・午前4時に難波へ集まってくれる人はいるのだろうか?

車は6人まで乗車できる。

なので私とSさん以外にあと4人はOK。

FBにて同行者を募集してみたが、あえなく撃沈・・・Orz

結果、私とSさんのふたりで渡讃する事になりました。

渡讃前夜、私は会社に泊まりました。

会社が難波なので、勤務を終えたあとにそのまま泊り込みました。

翌日の午前3時過ぎに起床し、用意をしてから会社を出発。

 

いつもはJUN大谷製麺処の前で待合せをするのですが、

今回はふたりだけなので、別の場所にて待合せ。

午前4時ちょい前、外はまだまだ暗い。

ほどなくしてSさんの車が到着。

ふたり旅のはじまりです。

 

日曜日とはいえ午前4時頃ですと、高速道路もガラガラ。

なかなか快適なドライブです。

ただ、暗くて周りの景色が見えないことを除いては・・・。

淡路島に上陸すると、高速には照明がなく真っ暗。

よく通る道だけど、時間帯が変わればこうも違うんだ。

先ほど通過した明石海峡大橋も、暗くて橋の上を渡っている感じに思えなかった。

 

そろそろ景色が見たい。

走る車の中で夜明けを待つ。

洲本を通過してしばらくすると、薄っすらと山の稜線が見えて来ました。

 

空がブラックからパープルへ変わる。

この時間帯が私は一番好きです。

すべての始まりのような気がします。。

 

空がだいぶ明るくなった事で、私もSさんもテンションが上がります。

気分上々!(^^♪

ただ、それに比例してお腹も減ってきました。(^_^;)

 

鳴門大橋が見えた頃、空もすっかりと明るくなっていました。

この橋を渡ると香川県がすぐそこのような気がするのです。

津田の松原はもうすぐそこだと思ってしまうのです。

「もうすぐ津田の松原やね。」と私。

「うん、もうすぐや」とSさん。

その会話をしてから津田の松原まで遠かったこと遠かったこと。(^_^;)

「津田の松原に着けへんね・・。」と私。

「こんな遠かったっけ?」とSさん。

もう何度も通っている道ですが、この日はなぜか津田の松原が遠くに感じました。

実際、鳴門大橋を越えたところから津田の松原までは車で35分程度です。

そして待望の津田の松原へ到着。

 

車の後を追いかけてきていた太陽と、ようやくご対面です。

空が明るくなってから一度も太陽を見ていなかったので、

車の中では「太陽どこやろ?」、「太陽あれへんがな」と話していました。(^_^)

津田の松原で小休止した後は、大平製麺さんまでノンストップ。

車のナビと、一度訪問した事がある私の微かな記憶を頼りに向かいました。

私が「あそこの燈籠の向かいが大平製麺や!」と声を上げ、無事に到着。

大平製麺さんを初めて訪ねる方は、かならず事前のリサーチをしっかりと行って下さい。

予備知識無しでは絶対に辿り着くことは出来ませんから。

↓↓このとおり、製麺所を示すための看板も何もない、普通の民家ですから。

 

製麺所の敷地内に入ってからも迷いますよ。

なぜなら、製麺所らしい雰囲気がまったく無いからです。

本当に普通の民家です。

 

初訪問のSさん、この光景を目の当たりにして、驚いた顔をしていました。(^^♪

腕時計を見ると午前6時45分。

営業は午前7時からとなっていたが、すでに食べ終えたお客さんがいました。

さあ入ろうとした時に、その先客のひとりが「そこを開けて奥に進むといいですよ」と、

ご親切に教えて下さいました。

私は一度訪問しているので知っていたのですが、その親切心に感謝の気持ちを込めて、

「助かりました、ありがとうございます」とお礼を言いました。

その短い会話の中にある清々しさ・・・これだからうどん店巡りをやめられない・・・。

ちなみに大平製麺さんの入り口は↓↓こちらです。

 

初訪問の方は勇気を出して↑↑この玄関扉を開けてく下さい。

玄関扉を開けたところには、小さなテーブルが置かれています。

 

さらに奥へ入ると製麺室があります。

 

私達が製麺室に入った時、ちょうど麺を湯がいている最中でした。

 

私達はその湯がき立ての麺をいただく事にしました。

こちらの製麺所は一見、マイ丼、マイ箸が必要な感じに見えますが、

まったく必要ありません。

丼ぶりは製麺所で用意されていますし、出汁や薬味も用意されています。

↓↓出汁の入った鍋。

 

私とSさんは温の麺に、この出汁を注ぎました。

 

ちょうど座敷が空いていたので、そちらに腰を落着けました。

 

さあ、お腹ぺこぺこなので早速食べましょう!!

 

出汁から飲んでみますと、イリコの風味が口いっぱいに広がります。

懐かしい味というか、讃岐の心というか、

田園風景が目の前に広がるような、そんな感じにさせてくれます。

 

麺はコシの軟らかいモチモチ麺。

この麺も、出汁と同じく懐かしい感じがします。

早朝に、製麺室で食べるうどん・・・味わい深く美味しいです。

香川県でうどんを食べているんだなぁ・・・と、実感します。

 

大平製麺 

住所 香川県善通寺市与北町696
電話番号 0877-62-8996

 



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