季節の中で

**My Slow Life**

趣味と家族の写真日記

知らなかった!!

2020-05-21 | 楽しみを見つけながら

随分前の話で恐縮ですが、
子供の学校の
PTA行事の一環として、
京都にある
沙羅双樹の寺・宿坊
通称名称
【東林院】
普段は非公開ですが
6月15日から30日まで
特別公開「沙羅の花を愛でる会」
に出かけた事がありました。
※今年は公開されるかどうか
分かりません!

祇園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらはす。
奢れる人も久からず…

青苔の上に落ちた真っ白な
沙羅双樹の花
花びらから落ちるのでは無く
花首から落ちる!
その様を見て
【平家物語】
に想いを馳せたものです。

↑写真はお借りしました。

ところが平家物語に出てくる
沙羅双樹と表現されている樹木は、
じつは本当の沙羅双樹とは
違うらしいのです。

知らなかった~!!
知らなかったの私だけ💦

本当の沙羅双樹は
「沙羅(サラ)の木」という
インド原産の
フタバガキ科の樹木で、
【↓写真はお借りしました。】

日本固有種ではなく
熱帯植物で
日本では栽培することが難しく
小さな黄色の花が咲き
高さ30Mにもなるそうです。

沙羅双樹の花
【↓写真お借りしました。】

娑羅双樹(シャラソウジュ)
沙羅の木(シャラノキ)
サラノキなどの
呼び名があるそうです。

紀元前5世紀前後
北インドの仏教の開祖である
お釈迦様は
各地に教化の旅であったある日
ひとりの鍛冶屋から供養を受けた。
それにより激しい腹痛をおこし
二本の沙羅双樹の間に身を横たえられ、
二本の沙羅の木に咲いていた
黄色の花は枯れ、
悲しむかのように
鶴のような純白の白い花を
再び咲かせたとされます。
最後の説法をされて
涅槃に入ったといわれている
その沙羅の木は
仏教の三大聖木のひとつです。

知らなかったのに
長々と偉そうに書きましたが😅

我が家の沙羅双樹
ピンク花のシャラ(夏椿)が
可愛いく花を咲かせました。




花弁は薄く、形を崩しやすい 
花言葉は「はかない美しさ」



花は朝咲いて夕方には散る
儚い一日花です。

家に咲く
沙羅双樹の花を見て
色々調べてみる気になりました。


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