随分前の話で恐縮ですが、
子供の学校の
PTA行事の一環として、
京都にある
沙羅双樹の寺・宿坊
通称名称
【東林院】
普段は非公開ですが
6月15日から30日まで
特別公開「沙羅の花を愛でる会」
に出かけた事がありました。
※今年は公開されるかどうか
分かりません!
祇園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらはす。
奢れる人も久からず…
青苔の上に落ちた真っ白な
沙羅双樹の花
花びらから落ちるのでは無く
花首から落ちる!
その様を見て
【平家物語】
に想いを馳せたものです。
↑写真はお借りしました。
ところが平家物語に出てくる
沙羅双樹と表現されている樹木は、
じつは本当の沙羅双樹とは
違うらしいのです。
知らなかった~!!
知らなかったの私だけ💦
本当の沙羅双樹は
「沙羅(サラ)の木」という
インド原産の
フタバガキ科の樹木で、
【↓写真はお借りしました。】
日本固有種ではなく
熱帯植物で
日本では栽培することが難しく
小さな黄色の花が咲き
高さ30Mにもなるそうです。
沙羅双樹の花
【↓写真お借りしました。】
娑羅双樹(シャラソウジュ)
沙羅の木(シャラノキ)
サラノキなどの
呼び名があるそうです。
紀元前5世紀前後
北インドの仏教の開祖である
お釈迦様は
各地に教化の旅であったある日
ひとりの鍛冶屋から供養を受けた。
それにより激しい腹痛をおこし
二本の沙羅双樹の間に身を横たえられ、
二本の沙羅の木に咲いていた
黄色の花は枯れ、
悲しむかのように
鶴のような純白の白い花を
再び咲かせたとされます。
最後の説法をされて
涅槃に入ったといわれている
その沙羅の木は
仏教の三大聖木のひとつです。
知らなかったのに
長々と偉そうに書きましたが😅
我が家の沙羅双樹
ピンク花のシャラ(夏椿)が
可愛いく花を咲かせました。
花弁は薄く、形を崩しやすい
花言葉は「はかない美しさ」
花は朝咲いて夕方には散る
儚い一日花です。
家に咲く
沙羅双樹の花を見て
色々調べてみる気になりました。