新幹線の中で

東京二日目は先日の見本市で気になった商材の勉強と体験を受けました。朝から夕方までの予定でしたが、熱心な講習につい予約していた新幹線に乗り遅れてしまいました。
その日のうちに帰らないとと大慌てで自由席に飛び乗りました。
二人掛けの席が一つ空いていましたので空いていますか？と声を掛けて座りました。６０代後半の男性が隣に。

座ってしばらくすると椅子が揺れるほどの大きな貧乏ゆすり？それも両足です。
あぁしまった、落ち着かない！次の駅で降りるふりをして別の車両に移ろうかなと思ったくらいでした。
仕方ないし音楽を聴いて寝ようと思いipotを出したら、突然それなんですか？と尋ねられたのがきっかけでそれから名古屋まで色んなお話を聞くことになったのです。



戦争のこと、戦争で負傷した父親のこと、今の状況、趣味、そしてこれからの日本をとても心配されていました。語りべがいなくなる心配もしていました。もっと子供達に話さないといけない事が一杯あると熱心に話されます。
新潟の方で朴訥な感じがとてもお人が良さそうでした。

最後に福沢諭吉の言葉だそうですが「世の中で一番尊いことは、人のために奉仕し、恩にきせないことです」
メモに書き私に示してくれました。
私の生き方はずっとこれできました、と。

初めはちょっと困ったなぁ（失礼しました）と思った私でしたが、名古屋で降りるおじさんを尊敬のまなざしで見送りました。
ほんの短い時間でしたが沢山のお話を聞かせていただいて良かったです。

東京行きの二日間はホントにいい時間を過ごせて嬉しかったなぁ。