脱サラ整体師の午後

日々の生活や施療の中で、発見したこと、気がついたことなどを綴ります。

ヘモグロビンA1c値を、下げてみた!

2022年10月15日 | 健康
私は7年前、一過性脳梗塞を起こしたことがあり、
当時の血糖値が6,9でした。
幸いなことに、後遺症はありません。
以来、食事療法をしながら、経過観察を続けてきました。
基準値・4,6~6,2に対し、6,5前後を推移していました。
なお、薬は処方されていません。
ところが先日の診察の際、急に7,0を記録!!
やばっ!
そこで、3か月後の診察に向け、生活改善に取り組んだわけです。

〇「なぜ上がったのか?」を検証
一言でいえば“気の緩み”です。
夕食のカロリーが増え、間食(菓子パン、お菓子など)も増えていました。
一方、エクササイズの回数が、週2回位と減っていました。

〇対策
夕食のカロリー、栄養バランスの見直し。(野菜多めに)
間食の禁止。
アルコールは、適量、毎日、オッケーにしました。
(ストレス対策です。つまみは、ナッツ類、スルメなど)

運動(エクササイズ)を増やしました。
従来行っていた、「水平足踏み」「ヒップスクワット」に、
今回新たに、「ゆるジャンプ」を加え、週5日実施しました。

・「水平足踏み」
  垂直に立ち、腕を振り、ももを水平まで上げるその場足踏み。
  (有酸素運動・500回)
・「ヒップスクワット」
  開脚して立ち、両手を胸の前で合掌したまま、
  お尻を後方へゆっくりスライドし、ゆっくり戻す。
  10回繰り返し、最後に1分間後方スライドしたまま、キープ。
  (筋トレ)
  ※スクワットというと、つい下方にしゃがみ込んでしまう人が多い 
   のですが、しゃがみ込まず、あくまでお尻の後方移動です。
・「ゆるジャンプ」
  垂直に立ち、その場で真っ直ぐ上方へ、肩の力を抜き
  ゆるくジャンプする。
  (有酸素運動&筋トレ・100回/1分間×2回/1日)

上記を続けた結果、3か月後の採血で、
ヘモグロビン値が、7,0% ⇒ 6,5%へ変化しました。

ちょっとほっとしましたが、ここで気を緩めず、
今回の対策を継続し、もう少し下の数値を目指していきたいです。

結論は食と運動の無理のないコントロールの継続”です。
そして“主治医は自分自身しかいない”と、改めて思いました。
A1c値の管理が、実は、体全体の重要なコントロールになっている
のだと気付きました。
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坂道は、もしかして名医かもしれない?!

2018年07月29日 | 健康
整体師は、日々、お客様のカラダと向き合う仕事です。
そして、自分のカラダの管理も、その一つです。
自分のカラダから発見したことは、お客様への施術や健康アドバイスに、
きっと役立つ、と思っています。
最近、こんな事がありました。

私が住んでいる街は、坂の多い所です。
仕事場から自宅までの帰り道は、登り坂の連続になります。
とりわけ“月見坂”は、勾配が強く、電動アシストの付いていない自転車は、
押して登るしかない難所です。
でも私は、この坂のおかげで、カラダの異変に気づくことが出来ました。

1年位前から、この坂を上っていると、時々途中で、息が切れる
ような感覚を感じるようになったのです。
そんな時は、以前のように一気に登れず、ゆっくり休みながら登らざるを得ません。
でも、歳のせいかな?位に思っていたのですが、ある時テレビで
心臓のスーパードクターを紹介している番組を見て、確信しました。
これは、もしかして“狭心症”ではないか!?

私は、テレビ放映の3ヶ月後、家から1時間半かけて、先の病院を訪ねました。
(さすがに放映後直後は、患者が殺到していました。)
しかも運よく、スーパードクターが診察してくださいました。
最新のマルチスライスCTが、写し出した3D画像は、私の冠状動脈の一部が
狭まっていることを示していました。

ドクター 「これは、狭心症ですね。
      明日、カテーテル手術をしましょう。」

私    「はい、よろしくお願いします。」

この迅速さが、とても素晴らしいと思いました。
私は急患ではなかったのですが、心臓はやはり、待った無しの対応が
ベストだと思います。

ちなみに「狭心症」とは、冠動脈の内側にコレステロールが沈着して
血管の中が狭まり、血液が流れにくくなっている状況です。
これが更に進行すれば、心臓の細胞が死んでしまう心筋梗塞になる
危険性があります。
私の場合は、手首からカテーテルを通し、狭窄箇所にステントを入れて
拡げました。
2泊3日の入院で無事退院出来、手術後は坂道も、楽になりました。
ドクターには、心から感謝しています。

【今回の教訓】

☆血管の内側の管理は、とても難しいです。
 当然ですが、見えないし、掃除も出来ません。
 通常の人間ドックの検診結果だけでは、必ずしも判明しません。、
 私も、血圧、動脈硬化、血管年齢、血液検査の各数値は、特に問題が無かったのです。
 血管の4分の3が詰まって、初めて症状が出るとも言われます。
 少しでも気になることが有ったら(実は、この感じというものがとても大切です)、
 早目に専門の循環器内科を受診してください。
 特に私みたいに、坂道がつらいと感じたら、危険信号です。

☆普段から、エスカーやエレベーターに頼らず、階段を上る
 ことをお勧めします。
 ひとつには筋力トレーニングになること、もうひとつは、
 心臓の負荷チェックになるからです。

☆今回、特に感じたのは、信頼できそうなドクター、病院を
 普段から見つけておくことです。
 少し位遠くても、臨床件数の多い所を訪ねるべきです。

以上、恥ずかしながら私の体験談でしたが、是非皆様は、
こんなことが無いように、どうぞ健康にお過ごしくださいね!
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“ちょいヨガ”のススメ ☆

2018年04月11日 | 健康
最近私が目にしたニュースに、
“ヨガとのコラボが新たな効果を生み出している”事例が、ありました。

〇ヨガと登山のコラボ

先日東京新聞を読んでいたら、登山ガイドの松下沙織さん(35歳)
の記事がありました。
彼女は今年、エべレストを含む8000m級の3座の連続登頂に
挑むそうです。そしてもし成功すれば、日本人女性初の快挙になるそうです。
松下さんのユニークな点は、ヨガを行いながら、登山するということ。
もともと小柄で、体力に自信の無かった彼女は、ヨガを学び
呼吸法を身につけることで補ったそうです。
8000m級の山といえば、酸素が平地の1/3しかない過酷な環境です。
身体を酷使する登山ではなく、ヨガのポーズや呼吸法で心身のケアーを
しながらゆっくり高度に順応していく登山法を編み出したそうです。
松下さんの“発想のやわらかさ”に、感心します!

〇ヨガとゴルフのコラボ

テレビのスポーツニュースを見ていたら、プロゴルファーの宮里優作さん
が出ていました。
素質があると言われながら、勝負所でミスが出て長年結果が出なかった
彼が、昨年初の賞金王となった、その秘訣を紹介していました。
なんとヨガの“ネコのポーズ”をとりながら、深い呼吸法を繰り返していたのです。
この独特な呼吸法を身につけてからは、
「プレー中、頭の中をクリアーに保てるようになりました!」
と語っていました。
きっと脳に十分な血液が流れ、脳波もシーター波(※)が出ている状態かもしれません。
 ※スポーツ選手が「ゾーンに入った」時の脳波。究極のリラックスと集中状態。

〇ヨガとサッカーのコラボ

サッカーの長友佑都選手は、1年程前に、「ヨガ友」という本を出しています。
長年、彼は試合中の怪我が絶えなかったそうです。
でもヨガと出会い、トレーニングメニューに加えることで、
“しなやかな筋肉と、しなやかなメンタル”を手に入れることが
出来たと、自著の中で語っています。

ヨガは、“一人で行う整体”ともいえます。
“心・体・呼吸”をコントロールすることで、
心・体の不調や歪みをリセットし、潜在的なパワーを引き出す方法です。
古代からの人間の知恵です。

今、3つのコラボを見てきたように、ヨガの活かし方で、その可能性は無限大です。

まとまった時間はかけられなくても、2~3のチョイスしたポーズ(呼吸法)だけなら、
日々の生活の中で、実践出来そうですよね。
日頃運動不足気味な皆様に、まずは“ちょいヨガ”からおススメします。

そして工夫の仕方では、上記3者のような更に大きな効果が、期待できると思います ☆
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「日本健康マスター検定」ってご存知ですか?

2018年03月20日 | 健康
先日、NHKのニュースを見ていたら、「日本健康マスター検定」の試験が、
今日(3/18)行われましたと、試験風景を流していました。
聞きなれない名称だったので、私は早速検索してみました。

ホームページによれば、これは、一般社団法人 日本健康生活推進協会主催の試験で、
去年から行われており、今回で4回目、全国でなんと約1万人が受験したそうです。
世の中の健康ブームは、健在です!

試験内容は、「食生活と健康」、「高齢の家族の健康」、「身体活動、運動と健康」
などのテーマから構成されていて、四択のマークシート方式とのこと。

コンセプトは、“「健康リテラシー(※)」を身につけよう!”
(※健康や医療に関する情報を見極め、理解し、活用できる能力)
だそうです。

心身の健康に関する幅広い、しかも最新の知識や情報は、整体師にとっても、
基本的に欠かせません。
しかもそれは、お客様のためだけにとどまらず、自分自身のためにもなります。

資格そのものの価値はさほど無いかもしれませんが(失礼!)、健康知識
や情報を一通りザクッと総点検できることに、意味があるのではないでしょうか。
テキストを1冊勉強すれば、誰でも受けられるという気軽さもいいですね!

健康をテーマにしたクイズみたいで、ちょっと楽しいし、
私も年内に、是非チャレンジしてみたいと思っています ☆
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「ヘモグロビンA1c」が下がった“ある方法”?!

2016年07月23日 | 健康
私は、1年前に糖尿病が発覚し、以来定期的に血液検査を受けています。
当時、ヘモグロビンA1c値が、6.9でしたが、食事の見直しで、
4ヶ月後に6.2に。(薬は飲んでいません)
ここ半年間は、6.2を維持していました。(正常値は、4.7~6.2%)

そして今回、4ヶ月ぶりの検査で、5.9に!

全く期待していなかっただけに、これには私も驚きましたが、
糖尿病内科の先生も驚いていました。

先生 「何か、特別なことをされたんですか?」

私  「いや、…食事はいつもと同じです。毎日アルコールも
    飲んでいますし、カロリーだって2000Kcalを超えているはずです。
    でも、そう言えば、2ヶ月前からスクワットによる筋トレを始めました。」

最近、下肢の筋力の低下を感じ始めたため、私は、スクワットを始めたのです。
両手を頭の後ろで組み、膝に負担をかけないように、後ろに置いた椅子に腰かけるように
お尻を突き出す、ゆるいスクワットです。
最初、20回から初めて、今は160回位やっています。
そんなにきつくはありません。

でもこんな事で、血液が変わるとしたら、素晴らしいです。
スクワットは、効率良く、大腿四頭筋、大腿二頭筋、大殿筋といった
大きな筋肉を鍛えてくれます。
きっと筋肉量が増えることで、基礎代謝が上がり、
余分なカロリーを燃焼してくれたのでしょう。
食事を制限することより、ストレスもたまらず、ずっと効果的で楽です。

先生 「前回より、体重が1㎏増えていますが、これは筋肉だと思います。
    最近、アメリカでも、“筋力をつけることの効果”が、
    注目されているんですよ。
    薬に頼らず、食事と運動だけで改善されたのが素晴らしいです。
    これからも、継続してください。」

と、先生がやたら褒めて下さるので、ちょっとうれしかったです。

年齢とともに、筋肉量は減少していきます。
それに比例して、基礎代謝も減少していきます。
でも、日々の食事の量は、減らしていないのが実情ではないでしょうか。
だとしたら、カロリーオーバーになるのが、目に見えています。

今回私は、歳をとればとるほど、筋トレの必要性と、その効果を実感しました ☆
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玉ねぎは、血液を変える?!

2016年04月30日 | 健康
私は一年前、血糖値が上がり、食生活を見直したことがあります。
その時は、4ヶ月で基準値内に戻し、以後、ずっとキープしています。
実は、それ以来親しくしている食材が、

“玉ねぎ”です。

うちでは、サラダ、野菜炒め、鍋料理などにも登場しますが、一方で
「玉ねぎ氷※」にして、冷凍室に保存しておき、昼はみそ汁に入れて
食べています。 (※料理研究家・村上祥子さんが提唱)

うちのサロンに通うJさん(50代・女性)は、血液検査の結果
中性脂肪が高く、お医者さんに、このままでは薬の服用が必要になると言われたそうです。
そこで私は、“玉ねぎ”をもっと積極的に摂るように提案しました。

するとJさんは、なんと毎日1個!様々な形で、玉ねぎを食したそうです。
その結果、1カ月後の血液検査では、中性脂肪値が激減、基準値内に収まっていたのです!

 TG(中性脂肪 基準値:35~149)       当初 275mg/dL⇒ 1カ月後 145

 HDL(善玉コレステロール 女性基準値:45~75) 当初 55mg/dL⇒1カ月後 66

 LDL(悪玉コレステロール 基準値 :70~139) 当初 154mg/dL⇒1カ月後145

「…健康法」のように、特定の食材だけに頼りすぎるのは危険ですが、

①まず、全体の栄養バランスを考えた上で、

②更に、玉ねぎの有効成分(血液をサラサラにする、「アリシン」と「ケルセチン」)を
 より多く摂取するやり方は、試していいのではないでしょうか。

Jさんの血液の変化は、単に数値だけにとどまらず、以前より体調も良く(頭痛・胃痛もなく)、
疲れにくくなったそうです。

「玉ねぎは好きなので、これからも食べ続けたいです!」
と、笑顔で語ってくれました。

今まさに、新玉ねぎが美味しい季節!
身に覚えのある人は、どうぞ参考にしてください ☆
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人生を一変させた食事とは?!

2015年07月05日 | 健康
 テニスのウィンブルドン選手権が、始まりましたね。
 期待の錦織圭選手は、直前の試合の怪我の影響で、
 残念ながら途中棄権してしまいました。

 ところで最近、ノバク・ジョコビッチ(プロテニスプレイヤー)が書いた
 本が、話題になっていると聞き、早速アマゾンから取り寄せてみました。
 その名も、「ジョコビッチの生まれ変わる食事」
 副題は、“あなたの人生を激変させる14日間プログラム”

 ジョコビッチは、今でこそ世界ランキング1位ですが、
 5年前は、低迷し苦戦していたそうです。
 試合中に、原因不明の呼吸困難や腹痛に襲われ、時々倒れていたのです。

 そんな姿をテレビでたまたま観ていた、栄養学者が、
 “食事に原因がある”
 と気づき、彼にアドバイスしたのです。
 その原因とは、小麦でした。
 小麦に含まれるタンパク質のグルテンが、
 体の色々なところに、炎症を起こすのだそうです。
 また、脳の反応速度が、1000分の1秒単位で遅れるといいます。

 グルテンフリー(小麦を排除した)の食生活に変えてからというもの、
 ジョコビッチの体の動きは速くなり、柔軟性、強さ、集中力が増し、
 アレルギー症状は消え、喘息も出なくなりました。
 そしてアドバイスを受けて1年後に、世界ランキング1位の座を
 つかみ、現在もまだ維持し続けているのです。

 つい最近、生活習慣病を実体験したばかりの私としては、
 「食事」を変えることが、「人生」までも変えてしまうという
 事実に、大いに共感するのです。
 ただグルテンフリーに関しては、私自身は、ストレスがたまらない
 程度に、“グルテンアリ”も認めていこうかなと思っています…

 そして、特にすばらしいなと思ったのは、ジョコビッチが本の中で
 語っている、
 “オープンマインドになること”
 です。
 見ず知らずの栄養学者のアドバイスを素直に受け入れ、
 幼少時代から食べていたセルビアの伝統的な食事、
 パン、パスタ、ピザ、乳製品を一切あきらめた訳ですが、
 これってなかなか出来ることではないと思います。
 ちなみに、彼の実家はピザ屋でした。
 固定概念にとらわれず、常に新しい考え方を受け入れる姿勢、
 (オープンマインド)があったからこそでしょう。

 そういえば、以前テレビのインタビューで、錦織選手が、
 パスタ(小麦)が好きだと言っていたのを思い出しました。
 彼がジョコビッチ流の食事を取り入れたら
 どうなるだろうと、つい思ってしまうのです。
 錦織選手が、これからトップの座をねらうためにも、
 ポテンシャルを最高レベルまで引き上げる上で、 
 試してみる価値はあると思うのですが…!?
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