脱サラ整体師の午後

日々の生活や施療の中で、発見したこと、気がついたことなどを綴ります。

「山の神」を超えた「超軽量ボディ・神野大地」

2015年01月06日 | リラックス
 
 新年早々、凄いものを見てしまいました 
 それは、先日の箱根駅伝で、第5区を走った 神野大地(青山学院大3年)です。
 あの柏原竜二(山の神、東洋大卒)の記録を、あっさり破ってしまったのです。

 身長164㎝、体重43㎏という、一見華奢でスリムな体が、
 高低差800m超という過酷な箱根の山上りコースを、
 軽快に駆け抜けたのです。
 
 柏原竜二も、身長174㎝、体重55㎏と、かなり細身ですが、
 それをはるかに上回る超軽量ボディ。
 まさに驚きです。

 神野大地の走るフォームを見ると、かなり強く腕を振って走ってます。
 でも、体の上下、左右の揺れがとても少なく、
 また、体幹の軸、そして中心が、ぶれていないのです。
 とてもしなやかで、無駄の少ない走法だと思います。。

 ここから判ることって何でしょう? 

 それは、長距離を走ることに必要な筋肉しか、付いていないということです。
 その中心が、インナーマッスル(深層筋)です。
 インナーマッスルは、体の深部にあって、骨格、関節、内臓を
 支え、姿勢やバランスを維持するための筋肉。
 瞬発力は、無い反面、長時間、効率よく動かせる筋肉です。

 彼には、強靭なインナーマッスルと、精神力が、備わっているはずです。
 逆に、アウターマッスル(表層筋)は、極めて少ないようです。
 必要以上のアウターマッスルは、関節の動きを邪魔するし、体のぶれの
 原因にもなるし、重たいだけだからです。

 余分な筋肉も脂肪も、全てそぎ落とした、まさに
 長距離を走る上でうってつけの体、なのかもしれません。

 そして、“走るアスリート”の体の調整(コンディショニング)に、
 とても役立つのが、
 “腰チューニング”というテクニックです。
 腰や下肢に、ハードな負担をかけるアスリートの場合、
 硬縮した筋繊維を緩め、疲労物質を速やかに流し出すことが
 求められます。
 ちなみに、これは、うちで受けられます。(少しPRでした)
 
 “スーパー軽量&体幹強化ボディ”、神野大地の
 来年の箱根の走りが、今から楽しみですね ☆ 
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ヒトと時代と整体師

2015年01月02日 | 日々の施療

明けましておめでとうございます、

元日の朝、私はいつも家の近くの“初日の出スポット”
に直行し、その足で神社にお参りします。
今年は、残念ながら、雲が厚くたなびいていたため、
初日の出は、拝めませんでしたが、神社のおみくじは、
「大吉」でした。

さて、ホモ・サピエンス(ヒト)の出現は、約15万年前
と言われています。
私が、整体の仕事を始めて、わずか15年ですが、
この間に、ヒト(特に若年層)の「くびのストレート化」が、
急速に進行していると痛感します。

スマホやパソコン、タブレットといった情報伝達ツールの
急激な普及が、「生活環境」を変え、「ヒトの頚椎の形」までも、
確実に変えつつあります。
そして、この傾向は、今後益々進むでしょう。
二本の足で動き回ることに適した体から、
あまり動かない、デスクワークに適した体へと、良くも悪くも
変貌(進化?)していくはずです。

ヒトが、新しい「生活環境」を創り出し、その「生活環境」は、
皮肉にも「ヒトの体」を変えてしまうのですね。
この相関関係を、私たち整体師は、止められませんが、
時代に寄り添いながら、体のつらい状況をサポートし、改善する
役割を、常に担っていくのだと思います。

私自身、「時代とヒトの体」を常に観察し、変化に
敏感に対応できる整体師でありたいと思いますし、
また、そんな整体師達を育てていきたいと思います。

今年、「ヒトの体」は、どう変わっていくのでしょう?
それって、整体も進化しなければならない、ということです☆

(photo:ガンジス川の夜明け ペイレスイメージズ提供)
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