脱サラ整体師の午後

日々の生活や施療の中で、発見したこと、気がついたことなどを綴ります。

坂道は、もしかして名医かもしれない?!

2018年07月29日 | 健康
整体師は、日々、お客様のカラダと向き合う仕事です。
そして、自分のカラダの管理も、その一つです。
自分のカラダから発見したことは、お客様への施術や健康アドバイスに、
きっと役立つ、と思っています。
最近、こんな事がありました。

私が住んでいる街は、坂の多い所です。
仕事場から自宅までの帰り道は、登り坂の連続になります。
とりわけ“月見坂”は、勾配が強く、電動アシストの付いていない自転車は、
押して登るしかない難所です。
でも私は、この坂のおかげで、カラダの異変に気づくことが出来ました。

1年位前から、この坂を上っていると、時々途中で、息が切れる
ような感覚を感じるようになったのです。
そんな時は、以前のように一気に登れず、ゆっくり休みながら登らざるを得ません。
でも、歳のせいかな?位に思っていたのですが、ある時テレビで
心臓のスーパードクターを紹介している番組を見て、確信しました。
これは、もしかして“狭心症”ではないか!?

私は、テレビ放映の3ヶ月後、家から1時間半かけて、先の病院を訪ねました。
(さすがに放映後直後は、患者が殺到していました。)
しかも運よく、スーパードクターが診察してくださいました。
最新のマルチスライスCTが、写し出した3D画像は、私の冠状動脈の一部が
狭まっていることを示していました。

ドクター 「これは、狭心症ですね。
      明日、カテーテル手術をしましょう。」

私    「はい、よろしくお願いします。」

この迅速さが、とても素晴らしいと思いました。
私は急患ではなかったのですが、心臓はやはり、待った無しの対応が
ベストだと思います。

ちなみに「狭心症」とは、冠動脈の内側にコレステロールが沈着して
血管の中が狭まり、血液が流れにくくなっている状況です。
これが更に進行すれば、心臓の細胞が死んでしまう心筋梗塞になる
危険性があります。
私の場合は、手首からカテーテルを通し、狭窄箇所にステントを入れて
拡げました。
2泊3日の入院で無事退院出来、手術後は坂道も、楽になりました。
ドクターには、心から感謝しています。

【今回の教訓】

☆血管の内側の管理は、とても難しいです。
 当然ですが、見えないし、掃除も出来ません。
 通常の人間ドックの検診結果だけでは、必ずしも判明しません。、
 私も、血圧、動脈硬化、血管年齢、血液検査の各数値は、特に問題が無かったのです。
 血管の4分の3が詰まって、初めて症状が出るとも言われます。
 少しでも気になることが有ったら(実は、この感じというものがとても大切です)、
 早目に専門の循環器内科を受診してください。
 特に私みたいに、坂道がつらいと感じたら、危険信号です。

☆普段から、エスカーやエレベーターに頼らず、階段を上る
 ことをお勧めします。
 ひとつには筋力トレーニングになること、もうひとつは、
 心臓の負荷チェックになるからです。

☆今回、特に感じたのは、信頼できそうなドクター、病院を
 普段から見つけておくことです。
 少し位遠くても、臨床件数の多い所を訪ねるべきです。

以上、恥ずかしながら私の体験談でしたが、是非皆様は、
こんなことが無いように、どうぞ健康にお過ごしくださいね!
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超久しぶりの、お客様(日々のカルテより)

2018年07月05日 | 日々の施療
私の店は、開院して18年になります。
最近、昔のお客様が、立て続けにお見えになりました。

1人目は、13年ぶりのYさん(会社員・女性)。
Yさんが最初来たのは、高校2年生の時でした。
今回は日々のデスクワークによる腰痛で、とても辛そうでした。

2人目は、16年ぶりのAさん(会社員・女性)。
やはり、高校1年生の時、1度だけ調整したことがあります。
今回は、3週間前に1人目のお子さんを出産し、
骨盤の不調を感じ、調整に来院されました。

当時高校生だった2人は、その後、大学進学、
就職、結婚、出産と、それぞれ人生のステージを
駆け抜けて来た訳で、その途中で当院を思い出し、
来て下さったことに、私はとても感動しました。

この店を続けていて、本当に良かった、
昔のカルテも保存していて良かった(発見に少々時間は要しましたが)、
と思う瞬間です。

人間は、成長に伴って、様々なステージに進み、
その時々に、身体的・メンタル的ストレスを経験します。
人間は、加齢する訳ですから、施術の内容だって当然変化していきます。

経営的には、多くの方々の施術をすることも必要なのですが、
それ以上に、質と言う意味では、1人のお客様に出来るだけ
長期に寄り添って、いつでも必要なフォローが出来る
存在でありたい、と思います。

これからも、突然、10何年ぶりとかに来院してくださるお客様を、
笑顔で迎え続けたいですね!
それが、本当の意味での信頼関係ですし、やりがいでもあると、
思っています ☆
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