脱サラ整体師の午後

日々の生活や施療の中で、発見したこと、気がついたことなどを綴ります。

首こりから起こる“めまい”の話

2012年11月26日 | 日々の施療
 
 小椋佳の歌に、“めまい”という歌がある。
 僕も、好きな歌だ。
   < 時は、私に、めまいだけを残してゆく…… ♪>
 でも、この場合のめまいの原因は、恋による
 心的ストレスのようだ。

 最近、うちにお見えになるお客様にも、めまいの方が
 増えてきた。
 みなさん、メニエール病などを心配して、大学病院の
 めまい科などで、精密検査を受けるのだけれど、
 特に異常が見当たらず、とりあえず、薬だけ処方されて
 しのいでいるケースが多い。
 そして、また何時起こるかもしれない、めまいの不安に
 さいなまれている。
 
 僕は、10年前、仲間と共に、北京中医薬大学の
 付属病院で、王英傑先生の臨床研修を受けた。

 王先生は、30年に及ぶ豊富な臨床経験を持ち、特に難病に
 強い著名な人物だった。
 彼は、実際の患者さんをモデルに、症状と治療方法を
 我々に説明してくれた。
 その中に、重症のめまいの女性がいた。

 首の筋肉、特に、胸鎖乳突筋の硬縮が、動脈を強く圧迫して
 いることが原因だと、説明してくれた。
 めまいの場合、このようなケースが多いという。

 今でも、時々、あの時の研修を懐かしく思い出す。

 確かに、めまいを訴えるお客様の首を触ると、きまって硬く
 張りつめている。
 そして、首の筋肉が緩むと、いつのまにか、めまいが消えて
 いるのだ。

 医療機関の検査の場合、耳の異常、脳の異常、血圧の
 急激な変化などはチェックするが、首の筋肉の硬縮は、
 見落としていることが多いようだ。

 僕たちに出来る余地が、まだ充分にある!
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KIYOSATO(清里)

2012年11月08日 | リラックス


  11月の、とある月曜日、僕は中央線の特急あずさ、に乗り込んだ。

 小淵沢まで行き、そこから小海線に乗り換える。

 目的地は、清里。

 僕が、大学受験に失敗し訪れて以来、たまに来る場所だ。

 だからもう何十年も経つわけだが、風景はあまり変わらない。

 人は日々、とりあえず前へ進まなければならない。

 でも、ただ流されるのではなく、たまに立ち止まり、自分と

 向き合いたいと思う。ゼロへの回帰。

 日常、こだわり、ストレス、目先のことなど、一旦オフにして、

 頭・心・体を、リセットし直す時間が必要だ。

 人間の短い時間を超えて、平然と佇む八ヶ岳の大自然に包まれると、

 新しいイメージや、発想が湧き上がってくる。

 翌朝は、霧雨の中、宿から甲斐大泉まで、ウォーキング。

 濃霧でほとんど視界がきかない中、点在するモミジの紅葉が鮮やかだった。

 

 
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