“コジロー”効果

　“コジロー”が、活躍している。
“コジロー”とは、お店の軒下に住みついた、ツバメのこと。
一週間位前にやって来た。まだ、青年のイケメンといった感じだ。
名前は、剣法・ツバメ返しの、佐々木小次郎から頂いた。

昨日は、やけに暇で、夕方までお客さんが一人も来なかった。
年に一度や二度は、こんな日があるもんだ。
そんな折、“コジロー”が戻ってきて、軒下のスポットライトにとまった。
18時過ぎのこと。すると、どうだろう。立て続けに、予約の電話が２本入った。
本当のところは判らないけど、僕は、コジロー効果と受け止めている。

僕が朝、店に出る頃には、既にコジローの姿はなく、一日中外を飛び回って、
夜戻ってくる生活パターンだ。
どうやら彼は、美声を響かせながら、パートナーを探しているらしい。
「ピピチク　ピピチク　ピッピー」と鳴く、コジローのさえずりが、
遠くからでも聞き分けられるようになった。
「カモメ食堂」っていう映画があったけど、それ的に言えば、「ツバメ整体院」
だろうか
お客さんにも好評で、みんなカワイイと言ってくれる。
でも、最大の効果は、僕自身が癒されていることかな。

ツバメが来た

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　最近、店先に鳥の糞が目立っていた。
今日も、午後、デッキブラシで掃除し、夜の閉店時見たら又糞が　
エーッ！そこで見上げると、一羽のツバメが軒下のスポットライトに
ちょこんと、とまっていた。
そうか、時々、鳥のさえずりが聞こえてたもんね。
しかし、近くに巣らしきものは見当たらないし、ちょっと孤独な境遇らしい。
まっ、いろんな事情があるもんね。
近くで見ても逃げないし、結構かわいい　
ツバメは、幸運をもたらすともいうし、しばらく、ゆっくりしてっていいよ。　

復興のトランペット

　　　　　　　　　　　＝朝日新聞より

　あれ以来、トランペットのことが気になっていました。
そう、陸前高田の高校生、佐々木瑠璃さんのトランペット。
小学校4年の時に、おばあちゃんが買ってくれたそうです。
近所のお姉さんが、金色のトランペットを吹く姿がかっこよくて、ねだったそうです。
以来ブラスバンドに所属して、吹き続けてきたとのこと。彼女の宝物だそうです。
（コンサートでのインタビューより）
そして、地震。津波はすべてを（母親、祖父母、自宅を）のみ込みましたが、
唯一トランペットだけは、学校に置いていて無事でした。
一ヵ月後、ガレキの中に立ち、海に向かって、鎮魂の演奏。
その姿を、新聞社のカメラマンが撮り、又、その写真を見た演奏家が、コンサートへ
彼女を招待する。その記事を見て、我々もコンサートへ足を運ぶ。
そしてついに、東京オペラシティでの演奏が実現。
今後は、チャリティーの収益の一部が、新しい楽器（トランペットなど）になって、
被災地の学校の子供達へ届けられる予定。
しかし、考えてみると、おばあちゃんが買ってくれたトランペットがすべてを
紡ぎ出しているんだよね！
唯一残ったトランペットが、彼女を支え、次々と人々の心を動かし、運命を切り開く、
魔法の楽器になっている。こんな厳しい状況だからこそ、こんなメルヘンティック
な話があってもいいよね！
　復興へのいばらの道は、まだ始まったばかりだけど、数年後、街が整い、人々が
笑顔を取り戻した頃、この話を誰か、一冊の絵本にしてくれないかな？！
　今後、佐々木瑠璃さんのトランペットが、どんな曲を奏で、どんな未来を
切り拓いていくか、とても楽しみです。負けないで！

チャリティーコンサート「故郷（ふるさと）」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＝朝日新聞　
5月20日（金）
今日は、店を五時で早仕舞い。
被災地出身の演奏家による、チャリティーコンサートを聴きに、初台の東京オペラシティへ
急ぎました。
　4月12日の朝日新聞の写真。それは、ガレキの山を背景に、大切な家族を失い、自宅跡に
立ちつくす、トランペットを抱えた一人の少女。海に向かって、ZARDの「負けないで」を吹い
た。場所は、陸前高田。とてもインパクトのある写真で、僕も脳裏に焼きついていました。
今回のコンサートを企画した、安藤友樹氏（東京フィル・トランペット奏者・石巻出身）は、
この写真から、悲しい音色が聞こえたそうです。
そして、今回は、写真の本人、佐々木瑠璃さん（大船渡高校・3年）を招いてのコンサート
となりました。一流の演奏家達と、一高校生の共演なんて、普通はないですよね！
でも、大人たち（共演者・観客）のやさしさと、高校生の真摯さが、あたたかく融合し、
とても感動的なコンサートとなりました。
佐々木さんは、「負けないで」を演奏し、1500人の観客から拍手喝采の嵐を浴びました。
トランペットの音色には、明日に向かって前に踏み出すんだという、意志と勇気を感じます。
今回のコンサートによる収益は、被災した学校へ、楽器を贈る費用に充てられるそうです。
　“音楽の力”を感じた一日でした。

整体ボランティア

　5月10日（火）、友人の整体師・三鶴くんと共に、川崎市中原区のとどろきアリーナへ、
行って来ました。目的は、整体のボランティアです。現在、アリーナは、東日本大震災
の県内最大の避難所になっていて、約80名が生活しています。そして、そのほとんどが
福島県からの方々です。ここアリーナは、様々なボランティアのイベントが日替わりで
入っており、少し先でないと予約が入れられない状況です。我々は、サブアリーナ2階の
研修室を1時～5時まで借りました。（3階が皆さんの居住スペースになっている）
2台の折りたたみベッドを広げ、いざスタート！（一人も希望者がいなかったらどうしよう、
という不安を胸に）。でも積極的に声をかけていったところ、次から次へと希望者が
現われ、結果的には4時間で11人の施療が出来ました。ヨカッタ。
　体の状態は、日々の生活や、心の状態を正直に反映するものです。みんな一見穏やかな
表情を見せていたけど、体はとにかく硬かった！コチコチに張りつめた体が、2ヶ月に及
ぶ過酷な避難所生活の身体的・精神的なストレスを物語っていました。
「みんな仲がいいですよ」「最大のストレスは、プライバシーが保てないこと。だから
出来るだけ外出するようにしています」「夜、なかなか寝付けないんです。」「とどろき
は、他の避難所に比べ、ボランティアの数も多く、とても恵まれていると思います」
「マッサージ系が、今一番喜ばれるボランティアだと思いますよ」など、皆様の声。
重症の腰痛の方や、学校に通えていない高校生などもいて、とても気になりました。
整体が、こんな時に、たとえ微力でも人の役に立つのであれば、整体師としてこんなに
うれしいことはありません。アリーナが、避難所である限り、又行きたいと思います。
川崎周辺の整体師・リフレクソロジストの皆さん、とどろきへ行きましょう！
アリーナ窓口：044-740-3361

　　　右側がサブアリーナです

　　　一人当たり20～30分、症状に合わせて施療しました

新緑のエネルギー

先日（5月3日の火曜日）、店の休みを利用して奥多摩の新緑を楽しんで来ました。
JR青梅線の古里駅（こり）下車。（やっぱコリに縁があるな～）奥多摩駅までの約3時間の
コース。GWだというのに、人出もまばらで、すいていてよかったです！途中、湧き水あり、
小さな滝あり、湖のようなダムあり、カヌーを楽しむ人たちあり、バーベキューのグループ
ありと変化に富んでいました。奥多摩駅の近くの河原で遅めのランチ。おにぎりとビールだけ
でも大満足でした。
新緑の若いエネルギーを腹いっぱい（腹式なもんで、）吸い込んで歩く、ウォーキング
トレイルは、この時期お薦めです！

ブログデビューのご挨拶

　えーはじめまして、脱サラ整体師のすぎたです。
本日より、たまに、ブログを書きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
　ところで、“午後”っていい響きですよね！“午後の紅茶”（キリン）、“海を見ていた午後”（ユーミン）、など。“午前”が時間に追われ、緊張モード、仕事モードなのに対して、“午後”は、少しリラックスモード。仕事の合間にお茶でも飲みながら、一息つける時間帯です。
仕事に追われて、あっという間に夜になってしまうこともあるけど、手持ち無沙汰な“午後”のひと時、つれづれなるがままに、キーボードを叩きたいと思います。