脱サラ整体師の午後

日々の生活や施療の中で、発見したこと、気がついたことなどを綴ります。

臨月間近のプレママ、来院

2024年11月18日 | 日々の施療
先日、一か月ぶりにHさん(30代・会社員)が来院しました。
あと一週間で臨月(36週)を迎えるそうで、お腹が更に立派
になっていました。
前回の来院時は、逆子だったのですが、無事元に戻った
とのことで、ホットしました。
でもさすがに、腰がつらいそうです。

Hさん 「仕事は先月末に休みに入りましたが、上の子の世話
    もあり、疲れている時はストレッチもせずに寝てしまい
    、翌日、カラダがバキバキになるんです。」

Hさんは、下肢の静脈瘤やむくみもあり、特に腰から殿筋に
かけて、痛みがありました。
うちでは、妊婦さんの腰痛のことを、“幸せな腰痛”と
呼んでいます。
でも、痛いのはつらいですから、鎮痛剤に頼れないプレママ
たちの痛みを、少しでも和らげるお手伝いをしています。

Hさんは、マタニティ整体60分を、受けられました。
体位は、側臥と仰臥のみ。
下肢と背中を中心に、硬縮している筋肉を緩め、血流不全
を回復し、骨盤周りを調整することで、痛みも軽減します。
また、骨盤環境が整うことは、スムーズな出産にも繋がります。
施術後、

私 「体の感じはいかがですか?」

Hさん 「軽くなりました。」

Hさん 「出産後は、主人が育休(2ヶ月)を取ってくれる
    予定なので、助かります。」

近頃は、育休もだいぶ普及してきているようですね。
素晴らしいです。

Hさん、どうぞ体に気をつけて出産をお迎えください!
また、出産後の体の調整でお待ちしていまーす。
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「宿題」を止めた小学校!

2024年07月29日 | 日々の施療
久しぶりに、Kさん(女性・小学校教諭)が来院しました。
学校は、既に夏休みに入っていますが、昨日炎天下
池の掃除をしていたら、熱中症的な症状になったそうです。

Kさん 「頭がボーっとして、食欲も完全に無くなりました。
    今日は、大分回復したのですが、体のリセットを
    お願いに伺いました。」

連日35°Cを超える暑さが続いているので、屋外での作業は
とても危険な状況です。
施術中、私はKさんと少し会話しました。

私 「近頃、チャットGPTとかあるから、生徒は夏休みの
   宿題などにも活用しているんでしょうね?」

Kさん 「うちは、この夏休みから宿題を廃止したんです。」

私 「えーっ!そんな学校があるんですか?」

Kさんは、川崎市中原区のH小学校の校長先生をされています。
家庭の教育力が高く、塾や習い事に通う生徒が多い地域
のようです。

夏休みといえば、絵日記、自由研究、読書感想文、他
宿題の山ですよね!
私自身、当時、8月中旬を過ぎると、毎年憂鬱になっていた事
を思い出します。
それが全て無い!しかも普段の授業でも、今後宿題を止める、
そうです。

宿題の効果とデメリットを、総合的に、時間をかけて検討し、
父兄にも説明してきた結果のようです。

宿題を止めることで、先生の仕事量はかなり減ります。
その分、生徒に向き合う時間、授業研究に費やす時間を
増やし、生徒も自主的に考えながら学ぶ習慣を身に着け
させる狙いのようです。

今まで当たり前であった宿題。
それを撤廃するという発想は、とてもユニークで革新的
だな!と思います。

生徒の学力低下を招かずに、逆に教育の質(思考力・
表現力強化)を高め、先生方の労働環境も改善されれば
いいですね!
K先生の小学校の、今後の進化がとても楽しみです。
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産後ママ来院

2024年07月23日 | 日々の施療
先日、2ヶ月前に三男を出産されたNさん(30代・会社員)が、ベビーと共に来院しました。
骨盤及び、首・肩の調整が目的です。
出産前は、子供たちの溶連菌感染もあり、とても忙しかったそうです。
でも、出産後、ご主人が2週間の育休を取って手伝ってくれたそうです。

Nさん 「育休を取ってくれたおかげで、主人の育児に対する理解が深まり良かったです。
    例えば、何時間おきにオムツ交換が必要とか。今まで全く無関心だったので。」

私   「なるほど、ご主人が育児を学ぶ貴重な時間になったのですね。」

施術中、赤ちゃんはベッドの脇でベビーカーに乗ったまま、時折泣くこともありましたが、
おおむねスヤスヤと、眠って過ごしていました。

当面、三人の子育ては大変だと思いますが、一方でとても幸せで充実した時間であるはずです。

また、お疲れの際は、いつでもお寄りくださいね!
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「こどもの日」に考える、こどもの頭痛

2024年05月05日 | 日々の施療
最近、頭痛を訴える小学生の来院が続いています。
これには、スマホ・パソコン・ゲーム機などの操作時間が
増えている、現代の“生活スタイルの変化”が、大きく影響
しているようです。

操作している時の姿勢が、ストレートネックや前肩などの
筋肉、骨格の歪みをもたらし、その結果、
「頭痛」、「吐き気」、「めまい」の症状を
引き起こしています。

最近、頭痛で来院したSくん(小5,男児)も、その一人です。
頭痛歴は長く、幼稚園の頃から発症し、最近の二年間は、
頭痛外来に通っているそうです。
頭痛のほかに吐き気を伴うこともあり、痛みが強い時は、
学校に行けない日もあるそうです。
ゲームは、一日に一時間の制限をしているそうですが、
中学受験を控え、塾の宿題はパソコン作業のようです。

Sくんは、姿勢的に頭が前方にスライドしており、肩が、
前肩の傾向がありました。
医療機関では、レントゲン、エコーなどの精密検査は
一通り行うのですが、シンプルに“首こり”は、
見落としがちです。

Sくんには、キッズ整体の40分コースを受けて頂きました。
彼にとって、初めての整体です。

私が、「頭痛」で思い出すのは、20年前研修で訪ねた
北京中医薬大学でのこと。
“按摩科(あんまか)”の王英傑先生が、患者さんを台に
頭痛、めまいの症例を解説してくださいました。
その時触らせてくれた患者さんの凝り固まった胸鎖乳突筋
が、印象的だったのです。

S君の場合も、右側の胸鎖乳突筋が、特に硬縮していました。
硬縮箇所は、血流不全を起こしています。

≪今回の施術の方針≫

 ① 硬縮箇所の筋肉を緩め、血流、リンパを促進すること
 ② 体幹強化のための呼吸法の体得
   (頭の重さを体幹で支えるため)
 ③ 姿勢修正法の練習(今回は最後にコブラのポーズ)

Sくんは、一回目の後、少し回復。頭痛が減りました。
先日、二回目を行いました。呼吸法も真面目に取り組んでいて、
体幹が強くなっていました。

「首こり」を、首だけの問題としてとらえずに、体全体を
学びながら体に良いくせ(姿勢、呼吸法、ストレッチ)
をつけながら改善していく方法を、目指しています。

何より子どもは、回復力が早いので、鎮痛剤を飲む位なら、
一度調整にお越しください 
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「頭痛」と「いじめ」を克服した、キッズ整体

2024年02月21日 | 日々の施療
今、梅の花が満開ですね。
そして、うちのサロンにも、ひとつ小さな花が咲きました。

1ヶ月前、Yくん(小1・男児)が、頭痛でお母さんと共に
来院しました。
最近毎日、頭痛で悩んでいたそうです。
まずは姿勢をチェック。頸椎のカーブが少なく、
既に、ストレートネック気味になっています。
触らなくても、首コリの状態であるとわかります。
やはりゲームが、原因のようです。
でも、どこか元気のない様子が気になりました。

私  「学校は楽しい?」

Yくん 「楽しくない…」

私  「もしかして、いじめとかある?」

Yくん 「うん…」

彼は頭痛以外に、もう一つ大きな問題を抱えていたのです!

私は、整体と同時に、“腹式腹圧呼吸法”を行いました。
言うなれば、“ココロとカラダを強化する呼吸法”です。

自律神経のバランスを整え、内臓を活性化し、
乳び槽を刺激してリンパを促進し免疫力を高め、
腹横筋を鍛えて体幹を強化し、メンタルも強くする、
いいことずくめの呼吸法です。

Yくんには、毎日実践するように伝えました。
(出来ればお母さんも)

1ヶ月後、Yくんのお母さんの計らいで、お祖母様が
整体を受けに来院しました。
そして施術が終わる頃、お母さん、Yくん、次男の3人が、
お祖母様を迎えに立ち寄られました。

まずはYくんの頭痛ですが、1回で消え、その後発症して
いないそうです。

そして、Yくんは毎日腹式呼吸を実践し、ついにはいじめ
も解消、何といじめっ子とも、友達になってしまったそうです!

お母さん 「この子は、腹式呼吸をお守り代わりにして
      日々過ごしています。」

試しにYくんの腹圧と体幹をチェックしてみたら、大分
強化されていました。
想像以上の結果に、私の方が驚いてしまいました。
子どもの可能性は、無限です!

心理学の世界には、「他人と過去は変えられない。しかし
自分と将来は変えられる。だから、自分と将来にアプローチ
する」という鉄則があります。

まさにYくんは、強い自分に変わることで、いじめっ子も変え、
状況を好転させてしまったのです。鉄則通りに

特に、彼の目から、1か月前の弱々しさが消え、キラキラ
輝いていたのが印象的でした。

いじめに悩んでいる子ども、親御さんは沢山いると思いますが、
“自分自身を強化する方法を子ども達に教える”ことで、
“状況”は、変わるかもしれません。
共に、親も強く変わらないといけないと思います。

加害者や、先生、学校、を非難しているだけでは
問題は解決しません。

同じような悩みを抱えていたら、是非、お越しください。

私はこれからも、Yくんの成長を期待を込めて見守って
いきたいと思います。
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バスケ少年、来院

2023年12月13日 | 日々の施療
最近、Tくん(中一・13歳)が来院しています。
Tくんは、現在バスケットボールに夢中で、
学校の部活と、クラブチームの活動を掛け持ち
しています。

最初は、練習試合の後、ふくらはぎと膝裏の痛みが発症し、
お父さんと共に来院しました。
日頃のハードな練習と試合で、慢性的に疲労がたまっていました。
特に、大腿四頭筋と腓腹筋が、硬縮していました。
また、成長期でもあるため(1か月に1㎝身長が伸びている)、
筋肉・じん帯に常に負担がかかっています。

Tくん位の年齢の場合、回復力は優れているので、
比較的短時間、少ない回数で回復は可能です。。
疲れをため込む前に、短時間でも調整することで、
怪我を回避できるでしょう。

普段、練習や試合の後のストレッチ、マッサージは、
お父さんも協力しているそうです。
とても素晴らしいですね。
皮膚感覚を介したコミュニケーションは、言葉以上に
心に伝わります。
親子の絆も深めるし、子供のココロも育てます。

Tくん、これからも大好きなバスケを長く楽しめるように、
体の管理の仕方も学びながら、精進してくださいね!

当院では、スポーツ少年、少女のご来院もお待ちしています。
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キッズ整体、やってます

2023年11月07日 | 日々の施療
久しぶりに、J君(7歳・小2)が、お母さんと共に来院しました。
昨日は、ボーイスカウトの活動で登山があり、疲れたそうです。
マッサージ好きなJ君は、キッズ整体55分を、お母さんは、
整体と顔筋のセットを受けられました。

お母さんの施術中、J君は熱心に店内の骨模型を触り、自分の体と
見比べていました。子どもの好奇心は貴重です。

私  「学校は楽しい?」

J君  「はい、楽しいです」

私  「小学生も、結構大変だよね」

J君  「はい、大変です」

こんな感じで、J君は、ハキハキ答えてくれました。
でも、伏臥になるといつしか寝てしまい…。
だいぶ疲れていたようです。

時々、「子どもに整体なんか必要ですか?」
という質問を受けたりします。
“子どもに整体することのメリット”を、ご存じない方が
多いようですね。

メリットのひとつは、子どもにとって、「カラダを学ぶ場になる」
ということです。
日々の生活の中で、体の使い方、動かす範囲、筋肉の触れる場所
などは、限られています。
でも整体の時、セラピストは、体中の筋肉にくまなく触れ、
各関節を可動域いっぱいに動かします。
すると、気持ちいいなー、少し痛いな、くすぐったいぞ、
えーっこんなに伸びるんだ、温かくなってきた、
などの肌感覚が、脳を刺激し、知覚神経や運動神経を
発達させます。

体が気持ちよくほぐれ、温まると、落ち込んでいた気分も
和んできます。
子どもも無意識のうちに、“体の変化が心の変化をもたらす”
ことを覚えていきます。

こんな時代(温暖化が進み、感染症が流行したり、戦争も続く)
だからこそ、ストレスに負けない強い心と体を持った子ども
に育てたい、サポートしたいと、私は切に思っています。

「キッズ整体」、お待ちしています。
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ヒグマも恐れぬロードバイクライダー来院

2023年09月22日 | 日々の施療
Iさん(50代・男性・会社員)は、昨年、8年ぶりに来院。
主訴は、“腸閉塞”でした。

当時、腸閉塞が度々発症しており、更に全身の筋肉が
痛む症状もありました。
現在Iさんは、月1回のペースで通われていますが、
この1年、腸閉塞は皆無で、体調は良好を保っています。

Iさんに心掛けて頂いていることは、“腹式腹圧呼吸法”です。
 お腹を膨らませながら、鼻から吸い、
 お腹をへこませながら、口から吐く。
 ポイントは、ゆっくり、長く吐き出すことです。
日々の生活の中で繰り返すことで、腸のマッサージ効果、
血液、リンパ液の流れの促進、自律神経のバランスが整う
などの、メリットが現れます。

Iさんは最近、仕事の出張で北海道を訪れたそうです。
Iさん 「自転車が趣味なので、自転車も持っていき、
    仕事の後、2泊3日のツーリングを楽しみました。
    今までで一番長距離を走りましたが、完走できたので
    体力的に自信が持てました。」
私 「えーっ、凄いですね!」

道東だったので、ヒグマの出没情報に怯えながらも、
2泊野営したそうで、Iさんの衰えぬ冒険心に、心から
脱帽です!

Iさん 「夜は、テントの中で、お腹をカイロで温めながら、
    腹式呼吸を続けました。」
私 「素晴らしいです!!」

当院は、マンションの4階にあるので皆さんエレベーター
を利用されるのですが、Iさんは、来る時も帰る時も、
階段を使われています。
日常的に自分に負荷をかけ鍛えようとする、細かな配慮が
Iさんを強くしているのだと思います。

Iさんの前向きな姿勢に、心から拍手を送ります 
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臨月のプレママ来院!

2023年09月15日 | 日々の施療
Mさん(30代・女性・会社員)が、1ヶ月振りに、腰痛で来院しました。
Mさんは、丁度臨月に入ったところで、お腹も大きくなりました。
バランス的に前へ引っ張られるので、体の後ろ側に大きな負担が
かかります。
Mさん 「夜間の頻尿とか、睡眠が浅いとか、マイナートラブル
    も増えてきました。1歳7か月の娘の世話もあるので、
    腰がつらいです。」
私 「妊娠中は、ホルモンの影響で骨盤が開くので体幹を支えづらく
   なり、腰の負担が増えます。今日は、最後に運動選手が使う
   キネシオテープ(人工筋肉テープ)を貼っておきますね。」
Mさん 「血流が良くなってきたせいか、お腹の中の赤ちゃんが
    動き始めました。」

妊婦さんへの施術は、側臥位を中心にして(抱き枕使用)、
仰臥位(上体を少し起こした体勢で)は、短時間行います。
仰向けに寝た状態は、右側の背中を走る下大静脈を重くなった
子宮が圧迫する形になるため、不調を感じた時は、
左下に体を傾けることで改善します。(仰臥位低血圧症候群)

施術後、
Mさん 「腰が軽くなりました。運動不足もあったようです。」
私  「無事出産出来る様に、陰ながら応援しています。
    そして、出産後は、骨盤調整にお越しくださいね。」

Mさん、頑張って! 
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8年ぶりのご来院

2023年09月12日 | 日々の施療
先日、8年ぶりにKさん(20代・女性・大学生)が、来院しました。
当時、中学生だったKさん、面影が変わっていたので、すぐには
思い出せなかったのですが、次第に記憶が蘇りました。

当時は、起床時に頭痛があり、起き上がれず、血圧も低めで
学校に行けないことが度々ありました。
“起立性調節障害”の疑いがありました。
これは、周囲の人たちになかなか理解してもらいにくい、
辛い状況です。

そして今回も、頭痛が主訴でした。
でも、大学院に進学するための試験勉強を頑張ったことが、
原因でした。

中学生の頃から、頭痛との戦いの連続だったKさん、
学校に通えず苦労した時期もあったようですが、
小さな時からの夢をあきらめず、建築士を目指し、
院へ進学する姿が、とても立派です。

設計の仕事も、パソコンと向き合う緻密な作業なので、
“首こり、頭痛対策”は、欠かせません。
ストレッチやヨガを併用しながら、是非“健康的な建築士”
を目指していただきたいと思います。 
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