脱サラ整体師の午後

日々の生活や施療の中で、発見したこと、気がついたことなどを綴ります。

今、子どもの骨折が、以前の3倍に!!

2016年06月10日 | 日々の施療
うちの地域の小・中学校は、5~6月に運動会を行います。
運動会を終えた小学校の父兄や先生方が、週末、来院されました。

I先生 「最近、子どもたちの走るフォームが、何か変なのです!
    まるでペンギンが走っているようで、腕を振らないんです。」(ペンギン走り?)

Tさん(小6男子の母)「組み体操は、高さを競うピラミッドから、フラッグを使ったり、
           集団の動きの正確さや美しさを見せる技に、変わって来ました。」

K先生 「実は、先日の運動会で、生徒が一人骨折しました!
    徒競走で倒れた時に腕を突き、橈骨と尺骨を折ってしまったのです。
    最近、とにかく簡単に骨折する事故が、増えています。」

日本生命の調査によれば、40年前と比較して、

 “小学校で約2倍” “中学校で約3倍”

骨折が、多発しているそうです。(2015年データ)

では、“子どもの骨折が増えている原因”は、どこにあるのでしょう?

それは、“子どもの体の変化”にあるのだと、思います。
きっと骨密度も低下しているはずですが(運動不足、カルシウム不足、睡眠不足)、
それ以上に、“関節回りの筋肉、靭帯の硬さ”
が大きいと思うのです。
関節回りの組織が硬くなり、可動域を狭めた状態で、瞬間的な衝撃を受けると、
骨は無理に引っ張られ、骨折しやすくなるのです。

“体を動かさない” ⇒ “筋力低下、筋肉硬化” ⇒ “骨折などの事故”

というのが、現代の構図です。
どうやら、“外遊びが、丁度良い準備体操になっていた時代”は去り、

     “体を動かしたい子は、体操教室へ通う時代”へと、

変わりつつあるようです。

そしてこんな時代だからこそ、私も、
“コチコチ”から“しなやか”へ、
キッズの体をやさしくサポートする整体術で、応援していきたいと思っています。☆
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