脱サラ整体師の午後

日々の生活や施療の中で、発見したこと、気がついたことなどを綴ります。

20世紀最高のバレリーナに学ぶ、お辞儀のお手本

2015年05月27日 | リラックス
 <20世紀最高のバレリーナ>と言われた、ロシアの
 マイヤ・プリセツカヤさんが、5月3日、89歳の生涯を閉じました。

 彼女が8歳でバレエ学校の入学試験を受けた時、
 校長先生は、そのお辞儀を見て合格を決めたそうです。
 以来マイヤさんは、いつも舞台で、お辞儀にこだわり続けた
 といいます。
  「観客の手に、彗星の尾が残っていなければならない」(マイヤ・プリセツカヤ)

 私は改めて、ユーチューブで、「瀕死の白鳥」を観てみました。
 白鳥が羽ばたく様は、とてもしなやかで優美です。
 私もつい真似をしてみましたが、全く羽ばたけません!
 何本かの動画を比較したところ、年齢を重ねる毎に、
 羽ばたきがしなやかさを増していることに気づきました。
 マイヤさんの腕は、白鳥の羽へと、次第に進化していたのでしょう。

 そして、舞台の最後に見せる、彼女のお辞儀。
 お辞儀は、“心の動作”なのだと気づきました。
 体の動作でも、演技でもない。

 そのシンプルな一瞬の動作の中には、“ありがとう”
 という気持ちが、ギュッと凝縮しています。
 動作の前と後の間の取り方、表情、それら全てが、
 見る者の心の中に、温かな心地良さをもたらします。

 先日、就活中の大学生が、整体を受けにやって来ました。
 話を聞いてみると、とても苦戦しているようです。
 そこで私は帰り際、マイヤさんのお辞儀の話をしました。

 「今世紀最高は無理にしても、面接官の心に響くような
 自己最高のお辞儀をしてみたら?!」
 就活生、頑張ってね! 
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えっ、幼稚園児もスマホを…!

2015年05月07日 | 日々の施療
先日、新聞の折り込みチラシを見て驚きました。
それはauの、携帯の料金プランのチラシで、
“小学生以下の、キッズ向けプラン”が載っていたのです。
これって、幼稚園児がスマホを持つ時代が、到来したってことでしょうか!?

そういえば先日うちに来たお客様が、こんな話をされていました。
友人が、2歳の娘さんを連れて遊びに来た時、つい話に夢中になっていたら
娘さんが騒ぎ出したそうです。すると母親が、自分のスマホを渡したところ
器用にタッチ操作を始め、おとなしくなったので、びっくりしたそうです。

そういう時代とはいえ、これって本当にいいのでしょうか?

企業にとっては、収益性(新たなマーケットの開拓)、
母親にとっては、利便性(子どもをあやしたり、居場所を確認するための道具)、
ということなんでしょうが、子ども自身が受ける弊害は、
誰が考え、誰が責任を持つのでしょう?

脳や心が、猛スピードで成長する大事な時期に、デジタルな刺激を優先させて
果たしていいのでしょうか?
母と子の接触も希薄になりそうで、ちょっと心配になります。

私が行っている「キッズ整体」の原点は、親の手による子どものマッサージです。
皮膚感覚を刺激することで、心と体と脳を癒し、育てる行為です。
うちに「キッズ整体」で訪れた親子には、簡単なマッサージを
お教えしています。
そして、実践されている親子が、何組もいらっしゃいます。

・弱視、斜視が、驚くほど改善した、3歳の男子。(父のマッサージ)
・チェロの演奏が上達した、8歳の男子。    (父のマッサージ)
・思春期の不安定な気持ちが落ち着き、親との信頼を深めた11歳の女子。(母のマッサージ)
などなど。

親の手によるケアーは、スマホの利便性と違って、
少しだけ手間のかかることです。
でも、その手間は、決して裏切りません!
子どもは、その恩恵をしっかりキャッチします。

こんな時代だからこそ、私は、「キッズ整体」の必要性を益々痛感しています ☆
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