脱サラ整体師の午後

日々の生活や施療の中で、発見したこと、気がついたことなどを綴ります。

続・整体ボランティア(in とどろきアリーナ)

2011年06月30日 | 東日本大震災
           
                僕は、顔の整体中
           
                相棒は、双子のお母さんを施療中

今年初めての、猛暑日となったきのう、友人の三鶴くんと共に、とどろきアリーナ
(川崎市中原区)へ、2回目の整体ボランティアに出かけた。
現在の避難者数、約60名。前回の時より、20名程減ったことになる。
そして、ここも7月末で、閉鎖するそうだ。
みんな必死に、貸し家を捜したり、申し込んでいるようだが、まだ決まらずにいる
人も多いようだ。あと1ヶ月で、何とかなるのだろうか?心配だ。
 今回、研修室を借りられたのは、2時~5時までの3時間だったが、スタートして
間もなく予約閉切りとなった。
そして、ノンストップで、計11名の施療ができた。
うれしいことに、前回のリピーターの方もいたし、小さなお子さんを持つ
主婦の方が多かった。
今回は、「顔の整体」も用意。東北美人に更にみがきをかけた。
顔が、クッキリ、スッキリすると、気持ちまでも明るくなる。
この日の夜は、みんなでささやかな“お別れ会”を開くそうだ。
みんなが、ひとつの家族のように仲の良い人たちだ。
是非、アリーナを、再出発地点にして、みんなが明るい方向へ歩き出してほしい!

          「さわやかコリニック」のHPは、こちら
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復興のトランペット

2011年05月23日 | 東日本大震災

           =朝日新聞より

 あれ以来、トランペットのことが気になっていました。
そう、陸前高田の高校生、佐々木瑠璃さんのトランペット。
小学校4年の時に、おばあちゃんが買ってくれたそうです。
近所のお姉さんが、金色のトランペットを吹く姿がかっこよくて、ねだったそうです。
以来ブラスバンドに所属して、吹き続けてきたとのこと。彼女の宝物だそうです。
(コンサートでのインタビューより)
そして、地震。津波はすべてを(母親、祖父母、自宅を)のみ込みましたが、
唯一トランペットだけは、学校に置いていて無事でした。
一ヵ月後、ガレキの中に立ち、海に向かって、鎮魂の演奏。
その姿を、新聞社のカメラマンが撮り、又、その写真を見た演奏家が、コンサートへ
彼女を招待する。その記事を見て、我々もコンサートへ足を運ぶ。
そしてついに、東京オペラシティでの演奏が実現。
今後は、チャリティーの収益の一部が、新しい楽器(トランペットなど)になって、
被災地の学校の子供達へ届けられる予定。
しかし、考えてみると、おばあちゃんが買ってくれたトランペットがすべてを
紡ぎ出しているんだよね!
唯一残ったトランペットが、彼女を支え、次々と人々の心を動かし、運命を切り開く、
魔法の楽器になっている。こんな厳しい状況だからこそ、こんなメルヘンティック
な話があってもいいよね!
 復興へのいばらの道は、まだ始まったばかりだけど、数年後、街が整い、人々が
笑顔を取り戻した頃、この話を誰か、一冊の絵本にしてくれないかな?!
 今後、佐々木瑠璃さんのトランペットが、どんな曲を奏で、どんな未来を
切り拓いていくか、とても楽しみです。負けないで!
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チャリティーコンサート「故郷(ふるさと)」

2011年05月21日 | 東日本大震災
                       =朝日新聞 
5月20日(金)
今日は、店を五時で早仕舞い。
被災地出身の演奏家による、チャリティーコンサートを聴きに、初台の東京オペラシティへ
急ぎました。
 4月12日の朝日新聞の写真。それは、ガレキの山を背景に、大切な家族を失い、自宅跡に
立ちつくす、トランペットを抱えた一人の少女。海に向かって、ZARDの「負けないで」を吹い
た。場所は、陸前高田。とてもインパクトのある写真で、僕も脳裏に焼きついていました。
今回のコンサートを企画した、安藤友樹氏(東京フィル・トランペット奏者・石巻出身)は、
この写真から、悲しい音色が聞こえたそうです。
そして、今回は、写真の本人、佐々木瑠璃さん(大船渡高校・3年)を招いてのコンサート
となりました。一流の演奏家達と、一高校生の共演なんて、普通はないですよね!
でも、大人たち(共演者・観客)のやさしさと、高校生の真摯さが、あたたかく融合し、
とても感動的なコンサートとなりました。
佐々木さんは、「負けないで」を演奏し、1500人の観客から拍手喝采の嵐を浴びました。
トランペットの音色には、明日に向かって前に踏み出すんだという、意志と勇気を感じます。
今回のコンサートによる収益は、被災した学校へ、楽器を贈る費用に充てられるそうです。
 “音楽の力”を感じた一日でした。

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整体ボランティア

2011年05月12日 | 東日本大震災
 5月10日(火)、友人の整体師・三鶴くんと共に、川崎市中原区のとどろきアリーナへ、
行って来ました。目的は、整体のボランティアです。現在、アリーナは、東日本大震災
の県内最大の避難所になっていて、約80名が生活しています。そして、そのほとんどが
福島県からの方々です。ここアリーナは、様々なボランティアのイベントが日替わりで
入っており、少し先でないと予約が入れられない状況です。我々は、サブアリーナ2階の
研修室を1時~5時まで借りました。(3階が皆さんの居住スペースになっている)
2台の折りたたみベッドを広げ、いざスタート!(一人も希望者がいなかったらどうしよう、
という不安を胸に)。でも積極的に声をかけていったところ、次から次へと希望者が
現われ、結果的には4時間で11人の施療が出来ました。ヨカッタ。
 体の状態は、日々の生活や、心の状態を正直に反映するものです。みんな一見穏やかな
表情を見せていたけど、体はとにかく硬かった!コチコチに張りつめた体が、2ヶ月に及
ぶ過酷な避難所生活の身体的・精神的なストレスを物語っていました。
「みんな仲がいいですよ」「最大のストレスは、プライバシーが保てないこと。だから
出来るだけ外出するようにしています」「夜、なかなか寝付けないんです。」「とどろき
は、他の避難所に比べ、ボランティアの数も多く、とても恵まれていると思います」
「マッサージ系が、今一番喜ばれるボランティアだと思いますよ」など、皆様の声。
重症の腰痛の方や、学校に通えていない高校生などもいて、とても気になりました。
整体が、こんな時に、たとえ微力でも人の役に立つのであれば、整体師としてこんなに
うれしいことはありません。アリーナが、避難所である限り、又行きたいと思います。
川崎周辺の整体師・リフレクソロジストの皆さん、とどろきへ行きましょう!
アリーナ窓口:044-740-3361

   右側がサブアリーナです

   一人当たり20~30分、症状に合わせて施療しました
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