最近、うちのお店に、能楽の先生がお見えになってます。
Mさんは、金春流、女性能楽師で、重要無形文化財保持者。
既に現役は引退され、今は後進の指導に力を注がれています。
Mさん「この間、石川遼くんのスィングをテレビで見たけど、
あれじゃダメね!」
私 「……!?」
Mさん「軸がぶれているもの」
日本の古典芸能の世界も、スポーツの世界も、「体の使い方」
の基本は、きっと変わらないのだと思います。
幽玄の美を、身体で表現するプロの目は、ほんの少しの
体軸のぶれも見逃さないようです。
最近、調子が上がらない石川遼くん、ここはひとつ発想を変えて、
別のジャンルの世界から、身体の使い方を見つめ直してみては?!
(余計なお世話デスヨネ)
近頃、膝の具合が悪いというMさん。
そこで、座った姿勢(正座or椅子)から、膝に負担をかけず
楽に立ち上がる方法を、Mさんと一緒に考えてみました。
<膝にやさしい立ち上がり方☆>(能楽師と整体師のコラボです)
① 母指を内側に包むようにして手を握り(母指を内転)、
手の平側を下にして大腿の上に置きます。
② 両脇を締めるように、肘をしっかり締めながら、同時に
ゆっくりと立ち上がります。
たったこれだけで、下肢だけに頼らず、体幹を利用して立ち上がれるから不思議。
正座の時からの方が、より違いが判るはずです。
是非、お試しください!