「私の男」

「私の男」
2014年日本。

孤児となった少女と彼女を引き取ることになった男の禁断の関係。
いやあ、、、エグイねえ。

人間は残酷で逞しいね。そして怖い。。。
でも、これはこれで人間の生きる力を見せつけられた気がする。
二階堂ふみ熱演、、、今後とも期待です。

北の地の寒さとジム・オルークの退廃的な音楽が効いてる1本。


https://www.youtube.com/watch?v=ZNEgvxtEFBg

「チョコレートドーナツ」

「チョコレートドーナツ」
2012年アメリカ。

1970年代にニューヨークでゲイの男性が育児放棄された障害児を育てた、、
という実話に着想を得て製作された作品。

実際にダウン症の役者を起用した事は賞賛に値する。究極のリアリティ。

障害者と同性愛者への偏見、差別、、、
「泣ける映画」というお門違いの評価がある作品だけど基本は世の不条理。

ネットで垣間見える世の中の人々の感想を読むと「偏見と差別の根の深さ」に落胆しちまう。。。

この作品のように現実に向き合う為に作られる映画もあるってことです。。。
エンタメばかりが映画じゃない！！！

ディランの名曲が光る1本。

https://www.youtube.com/watch?v=QVWY5ETc11k

「App：アプリ」

「App：アプリ」
2013年オランダ。

知らないうちにスマートホンに得体のしれないアプリがダウンロードされていた
ことから主人公が様々な現象に巻き込まれていくホラー・スリラー。

実際にスマホと連動する映画で、映画の進み具合に合わせて
映画館で観てる客のスマホに文字や映像が送られてくることで話題になった作品。
うむ、、、やるねえ。。。

で、映画自体はB級の匂いがぷんぷん。。。
ラストのオチに至ってはあまりにも、、、
もうひとヒネリ欲しかったよなあ。。。

映画館にリアルタイムでデータを送るやり方はこれから増えるかもね。


https://www.youtube.com/watch?v=jW0szGW2UmY

「TOKYO TRIBE」

「TOKYO TRIBE」
2014年日本。

鬼才園子温がミュージカルに挑戦！
ミュージカルと言っても、、、なんと全編ラップ！
リズムや滑舌が悪い役者もいてリップシンクとかいろいろ大変だったろうな。笑
長回しワンカットでのラップの応酬、、、いやはやお疲れさま！

内容的には「スワロウテイル」「IWGP」「愛と誠」などの他の名監督達のオイシいとこ総取りみたいな気もするが
個人的にはこの手の思いっきりのいいイカレ作品は大好物。

原作知ってる人には大不評のようだが
原作に無い中川翔子のキャラは流石！

ラップミュージカルなのでいろいろバリエーション工夫してるとこも面白い。

個人的にはボイパとオペラの組み合わせがツボったな。

カメラさん音楽屋さん衣装さん大道具さんに拍手を！ナイスジョブ！！


https://www.youtube.com/watch?v=WVgRh_iLKrg

「ブレイキング・ゴッド」

「ブレイキング・ゴッド」
2014年オーストラリア。日本劇場未公開。

コンドームに詰めたブツを飲み込んで麻薬の運び屋をさせられる事になってしまった冴えない男のツライ数日間。
証拠、、、排便すれば警察の勝ち、排便しなかったら主人公の勝ち。
前代未聞の我慢大会。
笑っていいのかいけないのか、、、笑えない話だ。
観てるこっちまで腹が痛くなってくる。。。笑

オチは、、、まあまあすっきり、、、笑
着地がちゃんとエンタメしててホッとする1本。

https://www.youtube.com/watch?v=weI0N5TbqGk