「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」

2019年アメリカ
原題：Booksmart

高校生活最後にパリピとしてはじけたい優等生コンビの女の子達の青春コメディ。
原題の「book smart」とは「学識があり、高い教育を受けているが常識が欠けている」ことを意味し、
日本語の「ガリ勉」に近い意味だそうな。

無名の役者ばかりで話題にも上がらない作品だったが
口コミでどんどん評判を上げていったそうな。

これは確かに面白かった！
よくある青春コメディよりずば抜けてる。
特にビーニー・フェルドスタインの貢献度は大きい！今後の活躍も愉しみ！

それにしてもアメリカの高校生はホントこうなのか？日本の高校生とのギャップにびっくり！
若い頃にもどりたい、とか全く思わないオレだけど、
久々に若いってイイよな、、、って思えた1本。

https://www.youtube.com/watch?v=xMsFAzRqB3U

「天国でまた会おう」

2017年フランス
原題：Au revoir là-haut

同名小説が原作のフランスの犯罪コメディ映画。

コメディと言っても笑えるわけではない。ユーモアはあるんだけどね。
最初は戦争映画かと思ってたらそこはきっかけであって、、、
悲惨や切ない話なのだがベタにお涙ちょうだい、でないところがいかにもフランス的。

一言で言えば「数奇な人生」。
なんとも不幸なのか幸せなのか。
まあ、これこそが「セラヴィ」なのかもね。

それにしても、、撮影直前に主役が降板して監督が主役を努めたという、、、
いやあ、スゴすぎる！！！
美術的にも楽しめる一癖も二癖もあるひと味違う1本。

https://www.youtube.com/watch?v=2RSaka8dja0

「マディソン郡の橋」

1995年アメリカ
原題：The Bridges of Madison County

片田舎の疲れた主婦が家族の留守の間によそ者と大恋愛を、、な話。

構成から何から最後までダレずに一気に観れた。
監督、主演はクリント・イーストウッド。
でもこの作品はヒロインのメリル・ストリープのお手柄。
とにかく彼女のお見事な演技があってこそ！な作品。

ストーリー的には賛否両論。
欲情にかられたヒドイ不倫浮気女と観るか、、
１人の人間あるあるとして観るか、、で視聴者の意見は割れる。
まあ、秘密を持つなら墓場まで持っていきなさいよ、、とは思うが。。。

まあ、そういう人間の業を描くのも映画の醍醐味。
アンチが出るという事はある意味この作品はパワーを持ってるとも言える。

https://www.youtube.com/watch?v=ypjLHd51uMA

「アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜」

2013年イギリス
原題：About Time

遺伝による過去にタイムトラベルができる能力を持つ主人公の物語。

失敗しても何度でもやり直して成功まで繰り返す。
それを彼女を落とす為だとか、、、なんだかな、、って。笑
この手の作品によくあるタイムパラドックスの弊害が鍵になってきて、、、
最終的には死生観、人生観の話になるよなあ。

まあ、ぎりぎりセーフな落としどころかな。
結局は親子愛な話。

過去に戻りたいですか？戻ってどうしたいですか？
まあ、そこが映画的なわけだから、、ね、、と堂々巡りな1本。

https://www.youtube.com/watch?v=l-Zzii08j_w

「下女」

1960年韓国
原題：하녀／THE HOUSEMAID

2010年の傑作「ハウスメイド」はこの作品のリメイクだったとは！！！
ここ20年間の韓国映画はけっこう観てきたが、、1960年作とは興味津々。
当然モノクロ作品。

一応「韓国映画史上最高傑作」と謳われているのだれど、、、
なるほど、良く出来てた。
濃い劇的な展開の韓国映画節はもうこの頃からあったわけだよなあ。

賛否両論のエンディングもなかなか思いっきりがイイ。
当時のハリウッドに影響ウケつつ独自のテイストを入れ込んだ作品。
これ観ちゃうとこの頃の他のも観たい気もするがあまり期待してもいけない気もするよなあ。

https://www.youtube.com/watch?v=iwYcDjUGQTo
なんと本編観れるようです。